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会話のキャッチボールができない人の特徴と上手に会話のキャッチボールをするコツ

2020年10月23日 更新2020年10月23日 公開

私は会話のキャッチボールが長年できなかった人間です。そんなコミュ力低めの私だったからわかる会話のキャッチボールができない人の特徴と上手に会話のキャッチボールをするコツをお伝えします。

会話のキャッチボールとは?

会話のキャッチボールとは、会話はキャッチボールと同じようにしなければならないことを例えた言葉です。

会話はキャッチボールのようなもので会話というボールを相手が受け取れるように投げなければいけません。円滑な会話というものをイメージできるようにキャッチボールという例えが使われているわけです。別にバトミントンのラリーでもいいわけです。

会話のキャッチボールができない人の特徴

私は後天的に会話のキャッチボールができるように修行したタイプなので、普通に話すとまるで会話のキャッチボールというものができません。

また、私はどうもアスペルガー症候群の傾向が強いようで、そもそも円滑なコミュニケーションを取ることが苦手です。そんな私が会話のキャッチボールができないと言われる特徴をお伝えします(アスペ寄りの理由は除外)。

会話のテーマがあることに気づいていない

会話にはテーマがあります。ワイドショーのように芸能人のテーマもあれば、政治のテーマもあります。会話の流れに応じてテーマは変わっていくのです。

この会話のテーマに沿って話をするのが普通なのに、話したいことを話してしまうので、会話のテーマに関係ない話をしてしまうのです。だから相手が混乱してしまうんですよね。

また、自分では関連していることでも相手からすれば話が飛んでいると思われてしまうことが多いです。会話のテーマに沿っていないからです。

A「ここのチョコレートおいしいよね」
私「おいしいね!今日のご飯何にする?」
A(チョコの話からなぜご飯の話になる…)

みたいな感じです。これもチョコの話をしているからご飯の話をすることは関連しているんです。でも、ちょっと話が飛んでしまっていますよね。だから会話のキャッチボールというものができないと思うんです。

質問の意図を理解していない

普通の人は相手が話しているときに質問の意図を理解して、その質問の意図に合った回答をしようと考えるものです。

でも、私はそういうことは一切考えていませんでした。相手が話したら頭に浮かんでいることをそのまま話しているわけです。というか自分が話したいことだけ話しているわけです。だから、質問の意図に合った回答をできることのほうが少ないわけです。

上手に質問できない

質問の意図がわからないので上手に質問することもできないわけです。そりゃ会話のキャッチボールになりませんわ。

最後まで話を聞けない

最後まで話を聞けないのでそもそもキャッチボールできていないということもあります。相手がボールを受けようと準備する前に豪速球を投げているわけです。そりゃキャッチボールできませんわね。

会話の階層レベルを合わせられない(具体的or抽象的)

会話には会話の階層レベルなるものがあると思います。具体的に話した方がいいこともあれば、抽象的に話した方がいいこともあるわけです。

私は概要だけ話せばいいようなところでものすごく具体的なことを話してしまう傾向があります。また、具体的に話すべきところで抽象的に話してしまうこともあります。

質問の意図やら会話のテーマも理解できていないので、会話には階層レベルまであるのかと愕然としたことを覚えています。

早口でマシンガントーク

私は早口でマシンガントークの達人です。早口って常に本気の豪速球を投げているようなもので、ずっとキャッチするのは大変ですよね。相手に合わせたボールの早さにしないといけないのです。それ以外にも

「主語や目的語がなくて代名詞が多い」
「前に話したことを相手が全部覚えている前提で話す」
「自分が知っていることは相手が知っている前提で話す」」

などの理由もありますが、会話のキャッチボールができないのは主に「質問の意図」「会話のテーマ」がわからないことが大きな原因だと思っています。

会話のキャッチボールをするコツ

そんな私がある程度の精度で会話のキャッチボールをするために実践しているコツをお伝えします。

会話のテーマを考える

会話というものにはテーマがあり、テーマに沿って会話をすることが必要です。それなのに急にテーマを変えて話してしまうので会話のキャッチボールどころじゃなくなってしまうわけです。なので、会話のテーマを考えて話すことが重要なのです。

テーマは1つ!会話が飛んで何を話しているかわからないと言われる人は会話のテーマや意図を意識しよう」も参考にしてください。

質問の意図を考える

会話のキャッチボールができないのは質問の意図に合った答えをしていないからです。なので、質問の意図をきちんと考えて相手が期待する答えを返すことが重要です。

質問の意図がわからない人が質問の意図を理解して上手に答えられるようになるための考え方」も参考にしてください。

上手に質問する

会話のキャッチボールを続けていくためには、相手が答えやすいように上手に質問することも重要です。

相手が答えにくい下手な質問をしがち…質問するのが苦手な人でもある程度上手に質問するコツ」も参考にしてください。

最後まで話を聞いてから話す

日本人は最後まで話を聞かないと結論がわかりにくいという言語上の特徴があるので、最後まで話を聞かないと質問の意図や会話のテーマを正確に把握できないときもあります。

なので、会話の途中で話したくなっても我慢して、最後まで話を聞いてから話すことが大切です。

ひっかけクイズにひっかかりがち!最後まで話を聞けない人が最後まで人の話を聞けるようになる考え方」も参考にしてください。

会話の階層レベルを合わせて話す

会話の階層レベルを合わせて話すことが大切です。全体テーマの話なら全体テーマを話します。具体例の話なら具体例の話をします。そんな感じで今の会話の階層レベルはどれくらいの深さなのかを考えましょう。

話の階層レベルを合わそう!無駄な内容まで具体的に説明しすぎて逆にわかりにくい話し方を改善する考え方」も参考にしてください。

普通の速度で話す

早口だと何を言っているか相手が聞き取れないことがあります。それにずっと早口で話されると疲れてしまうので、会話のキャッチボールどころじゃなくなってしまうわけです。なので、普通の速度で話すように心がけましょう。

何話してるかわからない…早口でマシンガントークな人が話す速さを普通に近づけるコツ」も参考にしてください。

上記が会話のキャッチボールをするのに重要なことですが、それ以外にも会話のキャッチボールをするために改善するべきことがあるので、以下のページも参考にしてくださいね。

感想

社会人になってから「会話のキャッチボールができていない」と言われ、徹底的にコミュニケーション能力を鍛え直された私が最近思うことは「これまでよくこんな低い会話能力で生きてこられたな」ということです。

今思えば本当に怖いです。なので、会話のキャッチボールができるようにすることはとても重要だと思います。

私でもある程度は改善できたので誰でもある程度は上手に話せるようになるはずです!会話の仕方を変えて会話のキャッチボールができるようになっていきましょう!

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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