話の階層レベルを合わそう!無駄な内容まで具体的に説明しすぎて逆にわかりにくい話し方を改善する考え方
私は昔から会話が苦手で無駄な内容まで具体的に説明しすぎて逆にわかりにくい話し方をすることが多々あるそうです(本人はわかってない)。
この無駄に具体的過ぎる話し方を改善する考え方をお伝えします。話の階層レベルを合わせることが大切ですよ。
*ちなみに隠れアスペルガー症候群的な会話方法らしい(私はアスペルガーの傾向が高いらしい)ので改善の参考になるかも。
無駄な内容まで具体的に説明してしまう理由
無駄な内容まで具体的に説明してしまうのには理由があります。
自分が具体的に説明されないと理解できないから
無駄な内容まで具体的に説明してしまうのは、自分が理解するまでの過程を説明してあげないと相手が理解できないと思ってしまうことが多いです。
私は1から10まで理解できないと物事を理解するのがとても苦手なタイプです。数学の公式は証明が完全に理解できないと問題を解くことに抵抗が出るタイプです。なので、理系でしたが数学は苦手で数学のテストがない大学を受験したほどです。
ほら!もうすでに話が脱線したことからわかるように、相手に自分の背景状況まで伝えないとわからないと思ってしまうから、無駄な内容まで具体的に説明してしまうのです。
自分の興味が強いことは具体的に説明してしまう
これは誰しも経験があるとは思いますが、自分の興味が強いことはついつい具体的に説明してしまうものです。
相手に興味があろうがなかろうが、自分は興味があって詳しいことまで知っているから、ついつい話してしまいたくなるんですよね。
無駄な内容まで具体的に説明してしまう会話例
そもそも論ですが、相手にわかりやすく説明しようと思って具体的に説明しているわけではありません。
自分だったらそこまで具体的に説明されないと理解できないから、具体的に話しているだけです。例えば、私は値段についてものすごい具体的に説明してしまうことが多いです。
友達「あなたが住んでいる場所だとタコっていくらなの?」
私「よく行くスーパーだと2kgサイズで3~4千円くらいのを買うかな。安いときだと100g100円くらいのときもあるけど100g128円くらいまでなら買うかな。でも、安そうに思える港近くの魚市場の方が高くて100g200円くらいすることもあるかな。あと、他のスーパーだと小さいタコでも100g198円くらいするんだよね。でもお店で食べると5,000円はいくと思うんだよね。」
いかがでしたか?具体的過ぎる説明だと感じましたか?きっと友達は大体の値段がわかればいいのに、事細かに値段を伝えてしまうんですよね。
逆に私はここまで説明しないと相手も値段(の幅)がわからないと思ってしまい、詳しくいろんな場所での値段比較まで説明してしまうわけです。
また、私と違うタイプで無駄な内容まで具体的に説明してしまう会話例もお伝えしておきますね。主に年齢や家族構成や出身学校の情報が具体的になりすぎてしまう人のお話です。
A「(家の近くをたまたま車で通り過ぎて)B子の弟の家がもうすぐ建つね」
私「そうだねー」
A「B子の弟のC君の子供はもう小学6年生で、子供が出来たときにC君はまだ19歳でね、スポーツ推薦で大学に入ったから結婚するべきかどうか悩んだんだって。それでねC君は最初にB子に相談してね、それから両親に伝えたんだって」
私「そうなんだね(なんで大学とか年齢まで説明するんだろう…)」
自分だとここまで具体的に説明されないと相手もわからないだろうと、そこまで話さなくてもいいような具体的過ぎる情報まで説明してしまうのです。
ちなみに私もこの人も自分が無駄な内容まで具体的に説明しているとは気づいていないのが厄介なところです。具体的過ぎる説明をしていることには自分ではなかなか気づけないからです。
相手も話半分くらいで「話が長いな」と思うくらいで聞き流されることも多いですし、相手とモメる覚悟でそんなことまで指摘してくれる人なんていないから、最近まで私も気づかなかったくらいです。
無駄な内容まで具体的に説明しないようにする考え方
無駄な内容まで具体的に説明しないようにする考え方をお伝えしますね。無駄な内容まで具体的に話し過ぎて「何話しているの?」と言われる私が考えたのである程度参考になるはずです。
質問の意図を考える
質問の意図を考えていないから相手が求める答え以外の情報までベラベラ話してしまうわけです。相手が何を知りたいのか考えて回答するとかなり具体的な説明を省けるようになりますよ。
「質問の意図がわからない人が質問の意図を理解して上手に答えられるようになるための考え方」も参考にしてください。
会話のテーマに沿った話だけをする
会話にテーマがあるなんて考えていないので、頭に思いついたことや会話のテーマに関係のない説明までしてしまうわけです。会話のテーマに沿った話だけをするように心がけると、かなりピンポイントで会話できるようになりますよ。
「テーマは1つ!会話が飛んで何を話しているかわからないと言われる人は会話のテーマや意図を意識しよう」も参考にしてください。
話の階層レベルを考えて階層に合わせた説明をする
ロジカルシンキングには「ピラミッド構造」なる考え方があり、第1階層、第2階層、第3階層など話の階層レベルによって話すべき具体性は変わってきます。平面に見えるような会話でも会話を構造化すると以下のようなピラミッド構造になることは多いのです。
主テーマである第1階層の会話をしているときに、具体的な理由の第3階層の話をしては会話が噛み合わなくなるわけです。
漠然としたテーマの会話をしているときに具体的な根拠や理由の話をするのは筋違いなわけです。会話の階層レベルを合わせて説明するように心がけましょう。
感想
無駄な内容まで具体的に説明してしまっている人は、私も含め隠れアスペルガー症候群の傾向が高いように思っています。自分がそこまで説明しないとわからないから具体的に説明してしまうんですよね。
でも、この具体的過ぎる説明は相手を混乱させてしまうだけなので、質問の意図を考える、会話のテーマに沿って話す、話の階層レベルを合わせて説明するなど、上手に話せる人になっていきましょう。