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テーマは1つ!会話が飛んで何を話しているかわからないと言われる人は会話のテーマや意図を意識しよう

2020年10月02日 更新2020年10月02日 公開

友達や知人と会話をしていて「何の話?」とか「話が飛んでる!」とか指摘されたことはありませんか?私はよくありますw

話が飛ぶので何を話しているかわからないと言われる人は会話にはテーマや意図があることを意識して話すべき理由をお伝えします。

私の話があちこちに飛んでしまう理由

私の話はあちこちに飛んでしまいます。何も意識せずに会話していると以下のような会話になりがちです。

例えば、私は茹でダコにハマっていたときがありました。そんなときにタコをどこで買っているかという話題になりこんな会話をしました。

友達「茹でダコ用のタコはどこで買っているの?」
私「地元のスーパーで買ってるよ。下の方に行くと夕市もやっていてたまにそこでタコを買うこともあるよ。魚市場でもタコが売っていることはあるんだけど観光価格で高いんだよね。大体100g128円くらいだったら地元のスーパーでタコを買うかなー」

おそらく友達は「地元のスーパーで買っているよ」ということだけを知りたかったんだと思います。

だけど、私の頭はもう「地元でタコが売っている場所」まで話が飛び、さらに自分の興味が強い「タコの価格」にまで話が飛んでいます。

この会話例では「タコ」のテーマで話せているだけマシな方ですが、頭のリミッターを外して会話するともっとひどいです。私の会話のテーマがあちこち飛んでしまうのには以下の理由があると思っています。

会話のテーマがわかっていない

普通の人であれば会話にはテーマがあることはなんとなく察することができると思います。しかし、私はあまりこの会話のテーマというものを読むことが得意ではありません。

「今何の話をしているんだろう」と思うこともよくありますし、何も考えずに話をしていると「元は何の話をしていたんだっけ?」と思うこともよくありますw

ITベンチャー企業でロジカルシンキングを教えてもらうまでは、会話にはテーマがあるということすら理解していなかったくらいです。

私のように話が飛んでしまう人は「自分の話=会話のテーマ」になってしまっているので、そりゃ会話のテーマがあることを意識することないよなと思います。

会話のテーマの裏にある会話の意図(狙い)もわかっていない

質問には意図があることはご存知だと思いますが、実は会話にも意図(狙い)なるものがあります。

とはいえ、会話にはテーマがあることもわからないので、会話のテーマの裏に会話の意図があることなんて知らずに会話をしているので話が飛ぶのはわかりきったことですねw

勝手に会話のテーマを決めつけてしまう

私は決めつけが早いタイプです。会話でも冒頭部分だけ聞いて勝手に話のテーマを決めつけてしまうことがよくあります。

ひっかけクイズの最初のひっかけにいつもひっかかる感じです。最後まで話を聞けば決めつけが間違っていることがわかるのに、冒頭部分だけで判断してしまうから話のテーマも噛み合わずトンチンカンになるわけです。

複数のテーマを同時に話してしまう

複数のテーマを行ったり来たりしながら同時に話してしまうのも会話が飛ぶと言われる理由だと思っています。

タコのことを話していたのに、急に地元の話をしたり、急に海の話になったり、そしてやっぱりタコの話に戻ったりといろんなテーマが出てしまうのでわけわからなくなるわけですな。

質問の意図がわかっていない

質問の意図がわかっていないので見当外れの回答をしてしまうことがよくあります。ロジカルシンキングを学ぶまでは質問には意図があることも知らなかったし、今でも質問の意図を読むことは苦手です。

質問の意図がわからない人は会話のテーマもわからないし、会話のテーマから離れた会話をしがちなので、質問のタイミングで大きく話が飛ぶのも至極当たり前だと思います。

自分の頭が勝手に早口で会話して思考が飛ぶ

私は会話をするときは、自分の頭の中で会話していることをそのまま話すようなイメージです。人と会話をするときは、人と会話をしながらも、自分の脳内が勝手に会話をしている感じです。

また、私はとても早口なのですが、自分の脳内の会話がめちゃくちゃ早口でどんどん会話が進んでいるんですよね。

だから、人との会話スピードよりも自分の脳内会話スピードが圧倒的に早いわけです。人が10話しているときに、自分の脳内では100話していることもあるわけですから、人からすると話が飛ぶとかテーマが飛ぶ可能性も高いわけです。

こんな考え方の特性もあるので私の思考はビュンビュンと飛びます。頭の中がエヴァンゲリオンの暴走モードのようになっているのが通常の思考なわけです。自分ではとても制御なんてできません。

そして、とても厄介なことに自分の中ではちゃんと会話が成立しているから、自分の中では話が飛んでいないわけです。自分の中ではちゃんと関連した話なんです。

でも、自分を自分の会話を分析してみると、人からすれば会話のテーマがつながらないのも当たり前だなと思います。

他にもいろいろと理由はあるように思いますが、私の場合はこんな理由で会話が飛んでしまうように思います。そりゃ会話のテーマも気づかないわと思います。

話が飛ばないようにするコツ

そんなこんなで会話が飛んで苦労してきた私だからこそ編み出せる話が飛ばないようにするコツをお伝えします。

会話にはテーマがあることを知る

会話にはテーマがあることを知らないと会話が飛ぶのは当たり前です。会話には常にテーマがあることをまず知りましょう。ここから全ては始まるのです。

会話のテーマ範囲から外れない

会話のテーマには範囲というものがあります。このテーマ範囲から出てしまうと会話のテーマから外れてしまうわけです。

私は会話のテーマ範囲から外れないようにするために、会話のテーマは丸いバリアだとイメージするようにしています。

「会話のテーマ範囲から外れる=丸いバリアから出たら死ぬ」と思えば、丸いバリア内にとどまろうとイメージできるわけです。こんな感じで会話のテーマ範囲から外れないことが大切だと知ることが重要です。

会話のテーマを常に意識する

私は思考が暴走することが多いので会話のテーマが飛んでしまい、自分でも何の話をしていたのか忘れてしまうほどです。なので、

「会話のテーマは何だろう?」

といつも考えるようにしています。「今はタコの話だな」「夕食の話に変わったぞ」と会話のテーマをいつも考えていれば、そこまで会話のテーマから外れることはなくなります。

会話のテーマの裏にある会話の意図(狙い)も考える

質問と同じように会話には意図(狙い)があることが多いです。なので、会話のテーマを考えるだけでなく会話の意図(狙い)まで考えることが重要です。

「この会話の意図は何だろう?」
「会話の狙いは何だろう?」

と考えていきましょう。これは私みたいに会話のテーマを察する事ができない人はすげーむずい!会話のテーマの裏に会話の意図(狙い)があるんですぜ!

会話のテーマは1つにする

会話のテーマを常に意識すれば自然とできるようになりますが、会話のテーマは基本的に1つです。同時に複数のテーマを話さないように気をつけましょう。これ簡単そうですが大事なことですよ。

会話のテーマを変えたいときに会話のテーマを飛躍させない

話が飛ぶ人に一番難しいのは会話のテーマを変えるときです。縦横無尽に会話のテーマを変える天才であり、どんなテーマでも自分の中では関連性があるだけに厄介なのです。

私は会話のテーマを変えたいときは論理的に関連性を考えて、なるべく会話のテーマが飛躍しないように努力しています。

因果関係やら演繹法やら帰納法やらをロジカルシンキングすることで、一般的な因果関係が導けるようにするわけです。

この因果関係の論理が飛躍すると会話のテーマが飛んでしまうわけです。自分の中の因果関係ではなく論理的な因果関係を常に意識しましょう。こればかりはロジカルシンキングを勉強してください。

考える技術・書く技術(バーバラミント)がロジカルシンキング本でおすすめ」も参考にしてください。

質問するときは会話のテーマ範囲で

質問というものは会話のテーマ範囲に存在することが多いです。それなのに、会話のテーマ範囲外の質問をすれば会話のテーマから外れてしまいます。なので、会話のテーマ範囲の質問をするように心がけましょう。

また、別の会話のテーマの質問をしたいときは今の会話のテーマに関連した質問をするように心がけて自然な関連テーマを心がけましょう。

相手が答えにくい下手な質問をしがち…質問するのが苦手な人でもある程度上手に質問するコツ」も参考にしてください。

質問に答えるときは質問の意図と会話のテーマを考えよう

質問者が質問するのは答えてもらいたい質問の意図があります。なので、質問されたら質問の意図を考えて回答することが必要です。

そして、重要なことは質問の意図だけでなく会話のテーマも考えて答えるということです。なぜなら、質問は会話のテーマ内に存在するからです。

質問者もこれまでの会話のテーマに沿った回答を期待する質問が多いです。それなのに、会話のテーマ外の回答をすれば会話のテーマから外れてしまうので、的外れな回答になってしまうわけです。

そのため、質問に答えるときは質問の意図だけでなく、会話のテーマを考えて質問に回答することが重要です。また、相手は何を知りたくて質問をしているのかという質問の意図を考えることも重要です。

ただし、会話のテーマを変えたい場合の質問もあるので、会話のテーマと質問の意図を考えて回答することも必要です(難しいw)。

質問の意図がわからない人が質問の意図を理解して上手に答えられるようになるための考え方」も参考にしてください。

会話をしながら思考を飛ばさないようにする

会話をしながら思考を飛ばさないようにすることが大切です。私は会話中に回答内容を考えて思考が飛ぶこともあれば、話を聞いているときに気になったテーマを勝手に脳内が考えてしまうこともあります。

しかし、会話をしながら思考を飛ばしてしまえば、その後の会話が頭に入ってこなくなるので話が飛ぶのは当たり前です。話を聞いていた会話前半ではタコの話をしていても、会話後半では料理の話になっているかもしれないからです。なので、

「思考を飛ばさないようにしよう!」
「会話に集中しよう!」

と常に考えて、会話に集中しましょう。あれこれ考えないようにして思考を飛ばさないようにすることも大事です。思考は少しスピードダウンさせるくらいがちょうどいいです。

頭の中で早口で会話してる!自分の思考パターンを知ると人の思考パターンも理解できて相互理解しやすい件」も参考にしてください。

最後まで話を聞く

最後まで話を聞けない人は会話をちゃんと聞いていないので、会話のテーマが飛びやすいです。だって、途中までの会話で勝手に会話のテーマを決めつけてしまうからです。質問もちゃんと聞いていないです。最後まで話を聞くのは会話のマナー!

ひっかけクイズにひっかかりがち!最後まで話を聞けない人が最後まで人の話を聞けるようになる考え方」も参考にしてください。

話が飛ぶ人は天才か?

余談ですが、話が飛ぶ人は天才だとよく言われます。確かに思考が早すぎて話が飛ぶ天才も知っています。

ちなみに、私も自分のことなので自分は天才だと思いたいですが、私の場合はそういうわけでもないと思います。一浪して地方の国立大学だし、就活では大企業全滅だったしね。

多分、単純に相手のことを考えられないし、誰もが自分と同じ思考だと思って違いがあることがわからないから話が飛ぶだけだと思います。

でも、話が飛ぶ自分は天才だと思うことで「相手に合わせなきゃ」と思えるなら、それはそれでいいと思うんだよね。

まあ、本当のところ人は誰しも天才だから天才だと思っても間違いではない!みんな才能は同じで発揮しているかどうかだしね。

感想

よく話が飛ぶと言われることがあり、自己分析してみましたが、そりゃ話が飛ぶのも当たり前だなと実感しましたw

会話のテーマがあることを知り、会話のテーマから外れないようにするだけでも、大分話が飛ばなくなりますよ。日々の会話で練習していきましょう!

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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