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考える技術・書く技術(バーバラミント)がロジカルシンキング本でおすすめ

2023年08月10日 更新2020年09月24日 公開

ロジカルシンキングの本はたくさんあります。本屋さんの棚を見ても、いろんな本が出版されています。しかし、いろんな本を読むとロジカルシンキングがよくわからなくなります。

ロジカルシンキングを学ぶおすすめの本は、バーバラミントの「考える技術・書く技術」1冊だけ読んどけばいいと思ってます。

ロジカルシンキングは1冊読めばOK

ロジカルシンキング系の本はたくさん読むと学びになるより、混乱する可能性が高いです。イシュー、ロジカルプレゼンテーションなどロジカルの名がつく本をいろいろと読みましたが、用語が違うので混乱しちゃうんですよね。

でも、ロジカルシンキング自体の考え方は同じです。なので、ロジカルシンキングに関しては、1冊だけ読んでおけばロジカルシンキングの本質を理解できるはずです。

しかし、1冊だけ読むとなると、バーバラミントの「考える技術・書く技術」という本がおすすめです。

コンサルタント向けなので論理的

「考える技術・書く技術」はマッキンゼー、アクセンチュアなど世界の主要コンサルタントにライティングを教えている人が書いた、コンサルファーム向けの本です。

そのため、外資系のコンサルタントがどんな考え方をしているのか理解できます。ロジカルシンキングを学ぶなら、ビジネスにも役立つ方がいいと思うので、この本をおすすめしています。

理解したいのはMECE、ピラミッド構造、因果関係

いろんなロジカルシンキングの方法が記載されていますが、主に理解したいのはMECE、ピラミッド構造、因果関係の図式です。

MECE、ピラミッド構造はWebサイト制作、SEOでも役立つ構造の問題です。これらの考え方は、資料作成、ロジカルシンキングに必須の考え方です。

また、因果関係を理解するための帰納法や演繹法の考え方も知っておくと、因果関係を説明しにくいビジネスシーンでも役立ちます。論理的っぽく納得させるためのツールになるからです。以下のページも参考にしてください。

具体例が多いので役立つ

ロジカルシンキングを初めて学ぶ人には具体例が多いと混乱状態に陥りますが、最終的にロジカルシンキングを理解するには、具体例が多い方が理解しやすいのです。

「考える技術・書く技術」は具体例や説明が多いので、最終的には一番わかりやすいように思います。わかりやすい本は具体例も簡単なので、実践だと使えないような方法だったりするわけです。

「This is a pen.」

みたいな例だったりするわけです。それで実践レベルまでロジカルシンキングを理解できたら、誰もロジカルシンキングで苦労しません。

また、答えがないコンサル案件でもそれっぽい答えを出せるようになるには、これくらいの分量と難解さは必要な気がします。逆に、この本を理解できれば大体理解できるようになる。

ただし、帰納法や演繹法はそもそも腹落ちしないものを、腹落ちできるようにするための考え方だと思っています。そのため、読んでいても「ん?」と思うことはあります。

そんなささいなことよりも、この本からはロジカルシンキングの概念を理解することが重要です。

ちなみにアマゾンのレビューは一理ありますが、アマゾンのレビューはひどいし、アマゾンレビューの信憑性自体が下がっているので、無視しておきましょう。

多くの人に読まれているので、共通言語になりやすい

「考える技術・書く技術」は多くの人に読まれている昔からの良書なので、多くの人と同じような思考をできるようになります。これも重要なんですよね。

多くの人に読まれている考え方をすれば、多くの人に考え方を合わせられるようになるわけです。共通言語を手に入れられるわけです。

何十年もロングセラーで安定のダイヤモンド社

「考える技術・書く技術」は1999年に出版されており、何十年もロングセラーしている安定の本です。ダイヤモンド社が出版しているので、安定の本でもあるわけです。

瞬発的に大ヒットする本も時流を理解するのにはいいのですが、本当におすすめの本って本屋にずっと置かれているような、何十年もロングセラーするような本なのです。そういったロングセラーの背景からも、おすすめできる本となっています。

完全に理解する必要はない

最後にとても重要なことを1つ。この本を完全に理解する必要なんてありません。ロジカルシンキングには、こういう概念があるということを知ることが重要です。

そうすれば、会話や仕事をするときにロジカルシンキングが頭に浮かんできて「今、自分は論理的か」と自問自答するようになります。

わからないことがあればまた本を読めばいいし、論理的な思考を続ける過程で、ロジカルシンキングができるようになっていきます。

別に難しい用語なんてどうでもいいのです。具体例の理解もどうでもいいのです。実際の生活や仕事の場面で、ロジカルシンキングができるようになればいいのですから。

私もこの本の2割も理解できていませんが、なんとなくロジカルシンキングできるようになったので、それでいいと思っています。頭でっかちで専門用語使いまくりコンサルタントになるつもりもないので。

感想

ロジカルシンキングを勉強しろと言われたときに、おすすめされた本が「考える技術・書く技術」です。

最初はちんぷんかんぷんでしたが、仕事を進めるうちに、ロジカルシンキングの重要性、考え方を理解できるようになりました。

この本がなければ、今頃私はロジカルシンキングができずに、コミュニケーション能力もない無能なビジネスマンのままだったでしょう。

いろんなロジカルシンキングの本がありますが、あれこれ読んでワケワカメになるよりは、1冊ちゃんとした本をしっかり理解しましょう!

ロジカルシンキングの本質は同じなので、あまり浮気せずに「考える技術・書く技術」を熟読することをおすすめします。

アスペ傾向のある私が「考える技術・書く技術」を読んで学んだことは「アスペルガー症候群もADHDもロジカルシンキングで後天的にコミュニケーション能力を身につけられる理由」を参考にしてください。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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