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5W1Hは直感的にわかりにくい&日常会話では具体的過ぎるので主語と目的語を明確にし代名詞を減らすべし

2020年10月16日 更新2020年10月16日 公開

5W1Hはわかりやすく情報を伝えるために重要とはよく言われますが、5W1Hをうまく使いこなせない人は多いと思います。

5W1Hは直感的にわかりにくい&日常会話では具体的なので主語と目的語を明確にして代名詞を減らすくらいでいい件をお伝えします。

5W1Hとは?

5W1H(ごだぶりゅーいちえいち)とは、

When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)
What(何を)
Why(なぜ)
How(どのように)

の頭文字を取った言葉です。ビジネスではよく「5W1Hを意識して資料を作成してくれ」などのように使われます。

情報を伝える際に5W1Hを意識することで情報の抜け漏れが減るため、ロジカルシンキングやフレームワークなどで利用されます。仕事においては誤解を防ぐためにとても役立つフレームワークです。

日本人に5W1Hは直感的にわかりにくい

5W1Hは便利なフレームワークですが、英語圏の考え方なので日本人には直感的にわかりにくい気がしています。私なんかは毎度

「5W1Hって何だっけ?When、Who、Whereとあとなんだっけ?5Wがいつも思い出せないんだよな…」

となってしまうので、非常に使いにくいわけです。日本語化して「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」と覚えるほうが楽なくらいです。

まあ、日本語にしても直感的にわかりにくいけどね。「いつ、どこで、誰が、あと何だっけ?」となりそうだし、どの順番で使えばいいのかなとか悩みそうですねw

5W1Hは日常会話では具体的過ぎてやり過ぎ感がある

5W1Hはビジネスにおける資料作成や商談などの認識ズレをなくすためには役立ちます。しかしね、日常会話だと具体的過ぎてやり過ぎ感があるように感じています。だって、日常会話にて毎度5W1Hで話していたら具体的すぎてうっとうしくない?

A「昨日は何をしていたの?」
B「昨日の19時から(When)池袋のレストランで(Where)私は田中くんと(Who)ステーキを食べていたよ(What)。なぜならお腹が空いていたからね(Why)。もちろんステーキはナイフとフォークで切って食べたけど肉汁ドバーでおいしかったな(How)。」
A(具体的過ぎてうっとうしい~w)

実際に5W1Hを毎度全部使おうとするとこれくらい具体的になるので、会話の内容に不明点は出てこないですが、毎回こんな情報量の会話をされたら具体的過ぎて鬱陶しいと思いませんか?私は正直うっとうしいので適切に情報を省略してほしいもん。

もちろん、実際の会話では必要となる5W1Hをピックアップして使いますが、何でもかんでも5W1Hのフレームワークで会話するのは大変だなと思います。毎回6個のファクターも考えられないし!

5W1Hより主語と目的語を明確にする

5W1Hが直感的にわからないし使いこなせない人は、5W1Hよりも主語と目的語を明確にするのがおすすめかもと思っています。大体私のように5W1Hが使いこなせない人は主語と目的語がないんですよね。

<主語がないパターン>

私「そろそろ来るんじゃない?」
A「誰が来るの?」
私「Aさんが今日来るって言ってたから、Aさんのことに決まってるじゃん。」

<目的語がないパターン>

私「取ってよ。」
Q「何を取るの?」
私「メニューに決まってるんじゃん!」

なので、少なくとも主語と目的語を明確にするだけでかなりわかりやすくなりますよ。WhoとWhatを説明することになることが多いので、それだけでも具体性がマシマシですよね。

代名詞を多用せずに具体的な名称で伝える

代名詞を多用しないことも重要です。私みたいに5W1Hが使いこなせない人って代名詞を多用しがちなんですよね。というか具体的な名称が頭に浮かんでこないという末期症状なの。

私「あれ知ってる?あれだよあれ、名前が出てこないw」
A「あれって何?わかるわけがないよw」

私「あそこに行かない?」
A「あそこってどこのこと?」

などのように代名詞を多用したわけのわからない会話をしがちなのです。でも、これじゃいくら代名詞がWhatやWhoなどを示しているとしても、何のことかわからないので、会話がスムーズに進まなくなりますよね。

なので、代名詞は多用しないようにする&具体的な名称で伝えるようにしましょう。代名詞が減るだけでもかなりわかりにくい会話になりますよ。

感想

5W1Hが上手に使いこなせる人は5W1Hを使えばいいと思います。ただ、私のように5W1Hが直感的にわかりにくく、上手に使いこなせない人もいるかと思います。

そんな人は、主語と目的語を明確にして代名詞を多用しないようにしましょう。それだけでWhatやWhoなどを明確にできるのである程度情報を伝えやすくなりますよ。

日常会話は5W1Hではなく、この程度でいいような気もする今日このごろなのです。何でもロジカルに行こうとすると、逆に自分でも自分がうっとうしいと思うときがあるので、人や状況に合わせて加減するのが重要だなと思いましたとさ。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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