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人を発達障害だと疑う前に、自分が発達障害かもしれないと考えてもいいかも

2023年07月05日 更新2020年09月04日 公開

私の周りには発達障害の人が多いなと感じます。そして、自分も発達障害だろうなと思っています。でも、診断されたくないから、病院には行っていませんが。

人を発達障害だと疑う前に、自分が発達障害かもしれないと考えてもいいかもと思った件をお伝えします。

相手じゃなくて、自分が発達障害かもよ?

「人を疑う前に自分を疑え」

という言葉がありますが、何でもかんでも人のせいにするのはよくないです。なので、

「この人発達障害かも?」

と疑う前に、

「自分が発達障害ではないか?」

と疑うことも大切かもと思いました。そもそも、人を発達障害だと疑うことは、ある意味失礼なことです。相手が発達障害のケースもあるでしょう。

しかし、本当は自分が発達障害で、相手が普通というケースだってあります。それに、2人とも発達障害というケースもあるでしょう。なので、自分が発達障害だった場合は、

「自分が発達障害である」

と認めて、発達障害の治療をするか、一般生活を円滑に過ごすための自己改善が必要となります。ちなみに、私がこう考えるようになったのは、

「この人絶対にアスペルガー症候群だよな」

と思っていたのですが、よくよく自分を振り返ってみると、

「あれ?自分もアスペルガー症候群かも?」

と思ったからです。自分がアスペルガー症候群だと思った人と、同じような思考法をするし、会話の仕方も同じです。というか、ロジカルシンキングを学ぶ前の、昔の自分と同じだと思ったからです。

相手に思うことは、自分がすべて通ってきた道だったわけです。私はビジネス社会で後天的に学んで、ある程度コミュニケーションをまともに取れるようになっただけで、会話のリミッターをはずしてしまえば、意味不明な会話をするわけです。

そして、自分も簡易診断してみたら、アスペルガー症候群の可能性が非常に高いと診断されたわけです。相手をアスペだと疑う前に、自分をアスペと疑ったほうが理にかなっていたわけです。

自分が発達障害と気づかないと、変わるのは難しい

発達障害の悲劇って、発達障害だと指摘されたとしても、発達障害だと診断されるまでは、自分を発達障害だと認めない傾向にあることです。

また、被害者意識が強い傾向にあるので、自分が発達障害だなんて思わずに、相手が発達障害だと決めつけがちです。そりゃ、自分が発達障害だなんて思いもしないですしね。自分が変よりも、世間が変だと思いがちなわけです。

だから、まずは自分が発達障害だと疑い、発達障害の有無を知るべきです。そうすれば、少しずつだけど状況は改善していけるはずです。

あと、発達障害だから劣っているとか、そういうこと言いたいわけではなくて、発達障害って単なる割合の問題なのが真実です。人間社会では、

「多数派=普通」

となるので

「少数派=変な人」

として扱われます。発達障害の割合は多くても10%くらいなので、どうしても少数派となってしまうだけです。むしろ、発達障害の人が多ければ、それが普通になるわけです。

なので、発達障害というよりは、今の社会では少数派であると考えればいいのです。その上で、多数派に合わせるところは合わせていくと、前よりもスムーズに生きられるはずです。迎合できるところは、迎合すればいいと思ってます。

常識とは多数派の意見で正しいとは限らないので、少数派は空気を読んでもいいし、あえて空気を読まないも手」も参考にしてください。

自分にも発達障害の性質が、少しはあると思うのも手

自分や相手が発達障害であろうとなかろうと、

「自分にも発達障害の性質が少なからずあるのだから、相手の発言や意図を理解できないのではないか?」

と考えると、何でも相手のせいにすることがなくなるので、気楽に生きられるような気もしています。何でも人のせいにするよりは、自分の責任にしたほうが人生について積極的な気がするのです。

自分にも発達障害の性質があるのだと思って、自分を良い方向に変えていく方がいい気がしているのです。他責より自責ですね。

なので、人を発達障害の宇宙人だと疑う前に、自分も発達障害の宇宙人だと思ってみてはということです。そうすりゃ、全部自分事さ。仮に人が発達障害だとしても、自分が発達障害だと思えばいいのさ。

相手が発達障害だろうと、自分が発達障害だろうと、対応することは同じなんだから、別にどっちが発達障害でもいいわけです。自分が優れていたいとか、そんなプライドなんていらないと思う。

ちなみに、すごく個人的な感覚ですが、重度の発達障害の人は宇宙人みたいな感じです。もうそれくらい、根本から考え方や行動が違うからです。常人と同じだと考えると、

「もうやってられるか!」

ってなります。なので、これくらい割り切って考えないと、うまく付き合えません。考え方を変えていきましょう。

感想

相手を発達障害だと思っていたら、自分が発達障害という可能性はあると思います。なので、相手を疑う前にまず自分を疑ってみましょう。

また、人が発達障害で自分が発達障害でなくても、自分にも発達障害の性質が少なからずあると考えて、自分を良い方向へ変えていくことも大切です。

最後に、違いを受け入れることが大切です。自分と全部同じ考えの人なんていません。自分と違うからダメとかではなく、違いがあって当たり前で、当たり前に違いを受けいればいいのです。哲学的にあきらめることも大切ですw

発達障害だと決めつけるのは良くないけど、発達障害かもと考えれば違いを許せることが多い」も参考にしてください。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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