MENU

ひっかけクイズにひっかかりがち!最後まで話を聞けない人が最後まで人の話を聞けるようになる考え方

2020年10月02日 更新2020年10月02日 公開

私は最後まで人の話を聞くことが苦手なタイプです。会話の冒頭で返答内容が思いついてしまうので、会話を遮ってしまうことも多かったです。私のように最後まで話を聞けない人が最後まで人の話を聞けるようになる考え方をお伝えします。

自分が最後まで人の話を聞けない人だと気づこう

私はベンチャー企業に転職してロジカルシンキングや会話のキャッチボールというものを徹底的に指導されるまでの私は最後まで話を聞くことが出来なかったので会話も失敗していたことが多いです。

ただ、恐ろしいことに当時は自分の会話に問題があるんだなんて思ってもいなかったので、無意識のうちにいろんな人を会話で困らせていたことが想定されます。今思うとまじで怖いですね…

なので、「最後まで人の話を聞いて」とか言われたら、自分は最後まで人の話を聞けない人なんだと気づいて、自分の会話パターンを変えることが重要です。

会話を途中で遮るのはマナー違反だと知ろう

最後まで話を聞けない人は会話の冒頭ですぐに答えが浮かんでしまうので、会話を途中で遮ってしまうことが多いように思います。

でもね、そもそも論ですが会話を途中で遮って自分が話すのはマナー違反です。会話を途中で遮ってはいけないというルールを知ることが大切です。私はこのマナーを知っているようで知らなかったですw

最後まで話を聞かないとひっかけクイズにひっかかってしまうと考えよう

クイズ番組はいつの時代も人気ですが、最後まで話を聞けない人はひっかけクイズにいつもひっかかってしまう人と同じです。

例えば、「きゅうりの色は緑色ですが、トマトの色は何色でしょうか?」というひっかけクイズってよくありますよね。

私のように最後まで話を聞けない人はこの最初のひっかけ部分にいつもひっかかってしまう人なんです。

「きゅうりの色は」→「緑色」とすぐに答えてしまうんですよね。「きゅう」の時点で「緑色」とか「イボイボ」とか答えてしまっているかもしれません。でも、このひっかけクイズは最後まで聞けば「赤色」が答えであることがわかりますよね。

クイズの場合は早押し要素もあるので見切り発車で回答することも必要ですが、日常の会話は早押しクイズではないのですぐに答える必要はないわけです。

それなのに、日常の会話でも冒頭部分の会話だけで頭に思い浮かんだことを即答するので、会話が噛み合わなくなるわけです。

そもそも、相手が話したいことは冒頭部分とは別のことかもしれません。冒頭の会話はただの導入文かもしれませんし、時候の挨拶的なものかもしれません。なので、最後まで話を聞くことが重要なわけです。

特に日本人は結論ファーストではない会話をする文化なので、最後まで話を聞かないと会話の本質が理解できないのでことさらに注意が必要です。

会話以外となりますが、この前自分でも面白いなと思った実例があります。私の車は黒い大きめの車でナンバーが「1800」だとします。真夏でとても暑かったので下を向きながら自分の車の場所を探しつつ駐車場に向かっていきました。

駐車場で「そろそろ自分の車を停めた場所だな」と思い、私は黒い大きめの車でナンバーが「18」まで認識した瞬間で「これが私の車だ」と判断して、車に向かいました。

でもね、よくよく見ると車種も違うしナンバーも「1837」で自分のナンバーとは違いました。全然違う車だったんです。この早とちりにはさすがに自分で自分にびっくりしてしまいましたw

ちなみに、私の会話は割と常時こんな感じです。冒頭で答えを決めつけて会話してしまうので、トンチンカンな会話になってしまうんですよねw

最後まで話を聞いてから答えを考える

私のように冒頭で答えが浮かんでしまう人は、最後まで話を聞けないというよりは答えを考えることに集中してしまっていると言えます。

厄介なのが最初に答えを決めつけてしまうと、その答えのことだけを考えてしまっているので、途中から会話が頭に入ってきていないんですよね。

しかも、会話が頭に入ってきていないだけでなく、自分の頭の中で勝手に答えを進化させてしまっているので、「えっ?」とか「何の話をしているの?」って言われることが多いです。それだけ斜め上過ぎる答えを返してしまっているんですね。

答えを頭の中で考えてしまうと思考が会話から切り離されてしまっていて、自分の頭と会話している感じになってしまうのです。これじゃ会話がうまくいくわけないですよね。

なので、最近の私は最後まで話を聞いてから答えを考えることを意識しています。これだけ意識しても勝手に答えが浮かんでしまうことが多いので

「最後まで話を聞くことに集中しよう!」
「ひっかけクイズにひっかからないようにしよう!」
「会話を途中でさえぎるのはマナー違反だよ?」

などと自分に言い聞かせています。ここまでやってようやく最後まで人の話を聞けるわけです。それでも会話が全部頭に入ってきていないんですがねw

相手の会話スピードに思考スピードに合わせよう

相手の会話スピードに思考スピードを合わせることも大切だと最近思っています。40kmの安全運転タイプの会話の人に、100kmで飛ばすタイプの会話の人が100kmで会話をしても噛み合うことなんてないわけです。

ちなみに、私は普段ものすごく早口なので会話スピードも早いです。頭の中も音声思考なので思考スピードも早いです。

なので、同じような会話スピードの人だとすごく話しやすいです。一方、ゆっくりの会話スピードの人と会話をしても噛み合わないことが多いです。

そのため、最近では相手の会話スピードを意識して、自分の思考スピードを合わせるようにしています。相手のスピードに合わせることって大事ですよ。何はともあれ人はみな違うのですから、違いを認識して会話を合わせていきましょう。

頭の中で早口で会話してる!自分の思考パターンを知ると人の思考パターンも理解できて相互理解しやすい件」も参考にしてください。

感想

最後まで人の話を聞けない人は、まず人の会話を途中で遮ることがマナー違反であることを知りましょう。

また、会話の冒頭で答えが浮かんできてしまっても、会話を最後まで聞くと求められている答えは違うこともよくあるお話です。ひっかけクイズにひっかかるような会話パターンをやめましょう。

そして、なるべく最後まで話を聞いてから答えを考えるようにしましょう。これくらいやるとさすがに最後まで話を聞けるようになります。

最後まで話を聞けない人だと思われてしまうと「会話のキャッチボールが出来ない人」だと思われてしまうので損をしてしまいます。とにかく人の話は最後まで聞くように努力しましょう!

アスペルガー症候群もADHDもロジカルシンキングで後天的にコミュニケーション能力を身につけられる理由」も参考にしてください。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

メインカテゴリ