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ふるさと納税額を伸ばすポイント

2023年12月22日 更新2023年12月22日 公開

ふるさと納税額を伸ばすポイントをご紹介します。主に地方自治体向けの内容となります。

人気の返礼品を調査する

ふるさと納税で人気の返礼品を調査することも大切です。ふるさと納税額上位の地方自治体を中心に、お礼の品ランキングなどを調査しましょう。

その中で自分の地方自治体でも取り扱いができそうな返礼品を、どんどん開拓していくことが大切です。

私はSEOコンサルをしていたので、どうしても検索数が多いキーワードを調査してしまいますね。人気の商材なんて決まっているものです。

ふるさと納税サイトは、楽天ショッピング化しているなと感じるときがよくありますw特にタイトルにKW詰め込んでいる返礼品を見るとw

ふるさと納税ルールを伝える

ふるさと納税の地場産ルールは本当にわかりにくいです。また、総務省が改悪をしたので基準を満たすことが、さらに難しくなります。

地方自治体の担当者でもわかりにくいルールを、事業者が理解することはなかなか難しいです。そもそも、正解も総務省次第なところがありますし…

そのため、どんな返礼品なら可能であるかということを、地方自治体の担当者が事業者に対して伝えることが重要です。官民連携をしなければ、ふるさと納税の拡大は難しいです。

事業者の手間を減らす

ふるさと納税は事業者からすると、手続きがとっても面倒くさそうです。特に配送が面倒だなと感じることが多そうに感じます。共同配送でもいいですし、集荷を楽にする仕組みが必要です。

補助金で支援する

ふるさと納税の返礼品事業者になるために、中小事業者であると包装・保存などの設備投資が必要となります。真空パックとか、冷凍設備ってかなり高いんですよね…

しかし、まだ儲かるかわからないふるさと納税事業に、ぽんと投資できる会社は少ないです。これまで、ネットショッピングをやっていない会社ならなおさらです。

そこで、包装・保存などの設備投資に対する補助金での支援も必要です。

また、個人的には商工会などで包装・保存などの共同設備を使えるようにし、テストで使えるようにすることも、返礼品事業者となるハードルを下げられるのではと考えています。

なんでも民間事業者に任せていては、ふるさと納税で苦戦している地方自治体は、返礼品も増えずに赤字額が増えていくだけです。

そして、こういった設備投資をすれば、ふるさと納税以外にもその事業者のネット販売などの売上拡大にもつながりやすくなります。いろんな意味で税収アップです。

人気の返礼品の工場を誘致する

愛知県だと幸田町、大府市にエアウィーヴの工場があります。こういった人気の返礼品の工場を誘致できたら、ふるさと納税額も高くなるとわかりました。

武豊町にもエアウィーヴとかリファとかの工場出しませんか?ふるさと納税においても誘致は大事なんです。これまでがんばってきた結果がふるさと納税の結果なんだと、地方自治体の職員は思ったほうがいいです。

感想

地方自治体がふるさと納税額を伸ばすポイントは、基本的なことをやれば伸びると思います。ただ、産業・観光に力を入れてこなかった地方自治体は苦戦する一方です。

ふるさと納税は今後さらに重要性を増していくと思いますので、早めの対策が重要です。そして、簡単に産業は育たないので、工場誘致とかも含めて地場産業を育てていくことが重要です。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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