ふるさと納税を募集するときにかかる費用はどれくらい【ふるさと納税の原価】
ふるさと納税を募集するときにかかる費用は、どれくらいか知っていますか?2022年度のデータをご紹介します。ふるさと納税の原価がわかりますよ。
費用の内訳
金額の単位は億円です。
区分 | 金額 | 受入額に占める割合 | 2021年度 |
---|---|---|---|
返礼品の調達に係る費用 | 2,687 | 27.8% | 27.3% |
返礼品の送付に係る費用 | 732 | 7.6% | 7.7% |
広報に係る費用 | 67 | 0.7% | 0.6% |
決済等に係る費用 | 197 | 2% | 2.2% |
事務に係る費用等 | 834 | 8.6% | 8.6% |
合計 | 4,517 | 46.8% | 46.4% |
返礼品等の調達に係る費用
返礼品等の調達費用、公共施設等の入場を返礼品等とする場合における公共施設等の入場料等
返礼品等の送付に係る費用
返礼品等の運送料、梱包費用等
広報に係る費用
新聞広告の掲載に要する費用、インターネット広告の掲載に要する費用等
決済等に係る費用
インターネット上のクレジットカード決済の手数料、金融機関の取扱い手数料等
事務に係る費用
ふるさと納税の専任職員及び兼任職員(ふるさと納税の業務に従事する部分)の人件費、返礼品等に係る情報をポータルサイトに掲載するための運営事業者に対する委託料、ワンストップ特例に関する事務や寄附金受領証に関する事務に要する費用
*ふるさと納税に係る指定制度の運用について3p(総務省)を参照
ポイント
ふるさと納税は返礼品の調達費用は3割以内、募集にかかる費用は5割以内というルールがあります。
ふるさと納税ポータルサイトの手数料が正確に何%か見えてきませんが、おそらく5~10%はかかります。
今後返礼品のコストを下げる地方自治体も出てくるかと思うので、ふるさと納税ポータルサイトの手数料をいかに下げるかが勝負となります。
というか、国か都道府県がSEO業者はちゃんとコンサル入ってもらって、手数料1%のふるさと納税ポータルサイトを作成して、それ以外のふるさと納税ポータルサイトの掲載を禁止すればいいと思うんだけどね。
SEO屋からすると、簡単に手数料を削減できるのになと思っています。マージンだけ取るポータルサイト業社が儲かるのは、ちょっとどうなんだろうと思います。総務省もそこをなんとか制御しろよと思います。
返礼品の調達に係る費用は30%支払えるようにして、地方自治体の返礼品事業者の利益を優先できるような仕組みにしてほしいです。
「ふるさと納税ポータルサイトの手数料を下げる簡単な方法」も参考にしてください。
感想
費用内訳はもう少し厳密に出して、ふるさと納税ポータルサイトの手数料を下げることが今後重要だと考えます。