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団地育ちは不良が多くてグレやすいのはなぜ?団地スパイラルについて考えたい件

2020年06月19日 更新2020年06月19日 公開

団地育ちは不良が多くて、グレやすいと言われるのはなぜでしょうか?団地スパイラルについて考えたい件をお伝えします。

団地の定義

団地とは、共同住宅の建物群のことを意味します。最大4階立てのエレベーター無しの、古いマンションがこの記事における団地のイメージです。老朽化が進んで、スラム化しているような団地も増えて問題になっていますね…

イメージに近い団地

この記事における団地とは、主に市区町村など地方自治が運営している団地を意味します。経済的や家庭的な事情でその団地にしか住めない、もしくは、住まざるを得ないような人が主に住んでいます。

URも団地ではあるのですが、東京のURなんか家賃高いし、そこまで民度も低くないので、今回の団地の定義からは外れるかなと思います。あと社宅のような団地も除外します。団地の運営にもいろいろあるので、一概にまとめているわけではありません。

団地に住むとグレやすい理由

団地にもいい団地と悪い団地があります。団地に住んでいる人によって、いい団地にもなれば、悪い団地にもなります。

「団地ともお」とかはいい団地ですよね。いい団地ならグレる可能性も減りますし、悪い団地ならグレやすいのです。

では、なぜ悪い団地だとグレやすいのでしょうか?団地スパイラルを生んでしまう、共通点があるように思います。

親がグレている

親がグレていると、子供もグレやすい傾向にあります。父親がヤ○ザという子供が、中学生にもってグレたという話を聞いたことがあります。

親がグレていると、グレることは普通だし、親が肯定する傾向にあるので、グレやすいのは致し方ないかなと思います。

家庭環境が複雑である

団地には片親、シングルマザーといった、家庭環境が複雑な人が多く住んでいる傾向にあります。補助で安く住めるからです。

でも、家庭環境が複雑であると周囲から「片親だから不幸だ」と暗示をかけられやすくなります。すると「自分は不幸だ」と思ってしまいます。

さらに、団地だと周囲にも片親という子が多いので、通常よりも悪い方に進んでしまいグレてしまうケースが多いように思います。

片親、家庭環境が複雑だから不幸になると、決めつけるのはおかしい件」も参考にしてください。

夜でも親がいない

団地に住んでいる子供で、夜に親がいないというケースがあります。

夜遅くまで働いている、夜の仕事をしている、夜勤をしているなど仕事の理由で、夜に家にいられないのは、経済的な事情なので仕方ありません。ネグレクト状態で、家に親がいないという深刻なケースもあります。

ただ、どんな理由にせよ、夜に親がいないと夜遊びをしやすい環境にあります。夜遊びを通じて、グレやすいのは仕方ないかなと思います。

それに、夜の家に親がいないのは寂しいものです。誰かにかまってほしいという寂しさも、グレてしまう原因なのかもしれません。

グレている人が周囲に多い

上記の理由などからグレている人が周囲に多いと、グレルことが当たり前になってしまいます。中学生にもなるとグレルことが当たり前なので、自然とグレてしまうのです。

別にいいも悪いもないのです。それが当たり前なのですから。団地に住む友達や先輩がみんなグレていれば、自然とグレてしまうものなのです。

人間とは周囲に影響を受けやすいのです。でも、プラスの影響を受けた面白い例も知っておいてほしいのです。

幕末に薩摩(現在の鹿児島県)の加治屋町という小さなエリアから多くの偉人が生まれました。西郷隆盛、大久保利通、東郷平八郎など多くの偉人が生まれました。

薩摩藩には郷中教育というものがあり、その地域で教育を行います。小さなころから一緒に、西郷や大久保は勉学に励みました。

そして、お互い高みを目指すことで、周囲の者達もどんどん高められていったのです。結果として、薩摩は幕府に勝利し、大きな成功を手にすることができました。

住んでいる環境にプラスの気があれば、プラスになっていきます。しかし、マイナスの気しかなければ、マイナスに引きずられやすくなってしまいます。「同気相求める」という言葉があるほどです。

団地だから全て悪いわけではないのですが、悪い団地だと負の空気が強い傾向にあります。なので、負の方向に進んでしまいグレてしまうのも、ある程度自然なことだとも言えるのです。

団地に対する偏見による暗示

団地に対する偏見による暗示があることも、グレやすい理由だと考えています。

「団地の子供と遊んではいけない」

と注意する人がいるのもまた事実です。偏見というのは負の暗示です。人間は暗示をかけ続けられると、その暗示に影響されやすいものです。すると、

「団地には不良が多い」
「団地はグレやすい」

というような負の暗示をかけ続けられているので、普通に生活するよりもグレやすいのは、致し方ないかなと思います。

暗示とは?人は暗示の世界に生きているので、悪い暗示に操られないようにしたい件」も参考にしてください。

団地でグレないコツ

団地に住んだら、グレないといけないなんて思わないでください。団地に住んでもグレないコツがあります。

家庭環境や周囲のせいにしない

親による家庭環境や周囲の住環境というのは、どうすることもできないことが多いです。なので、「家庭環境が複雑だから」とか「団地に住んでいてみんな不良だから」とかいう理由でグレやすいです。

グレることを家庭や周りのせいにしているようではいけません。グレて良いことがあるなら、グレてもらっても構いませんが、悪の道にグレても悪い結果が自分に返ってくるだけです。

人生は全て自己責任の世界です。悪い人生結果になってもいいのなら、いくらでもグレてもらっても構いません。でも、人生の結果が悪くなるのに、グレたいですか?

そりゃ、家庭環境や周囲の住環境を子供が変えるのは、とても難しいことです。でも、だからってグレるなんて、自分で不幸の道を選んでいるだけです。むしろ、

「団地に生まれて良かった!普通にはない経験が出来てラッキー!」

くらいに思えばいいのです。

そうすれば団地生活もいい人生経験になって、将来に絶対に活かすことができますよ!この世に不幸なことなんて何一つないのです。何でもハッピーに出来るのです。

団地だからグレるという暗示の影響を受けない

「あの子は団地に住んでいるからグレる」
「あの子は団地に住んでいるからかわいそう」

などの暗示の影響を受けないようにしましょう。世の中、心無い言葉を投げかける人がいるのは事実です。でも、そんな悪意ある言葉を真に受ける必要などないのです。そんな悪の暗示の影響は受けないようにしましょう!

周りがグレていても、当たり前だと思わずグレない

周りの友達や先輩がみんなグレていると、グレていることが当たり前だと思えてしまいます。なので、グレることに抵抗感がなくなってしまいます。

でも、グレルことは当たり前のことではありません。むしろ、普通ではないことだと思えば、グレにくくなるのではないでしょうか。

悪いことをしない

悪いことをしない正義の不良になるのであればいいですが、悪いことをするような不良になって周りに迷惑をかけるだけでは、世のため人のためになりません。ダメなことは、何であろうとやっちゃダメなんです。真理は誰にでも平等なのです。

複雑な家庭環境、不幸な生い立ちなら悪いことをしてもいいのか」も参考にしてください。

感想

人間は生まれたときから、与えられた環境は違います。「団地スパイラル」にはまらないように注意しましょう。人生はすべて心の置きどころ1つです。

でも、今は団地だからグレるというのは、減っているように思います。時代はどんどん変わっていくのだなと思いました。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
詳細プロフィール

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