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男性が子育てと仕事を両立させようとすると、イライラしやすい理由

2023年02月28日 更新2020年04月16日 公開

男性が子育てと仕事を両立させようとすると、イライラしやすい理由を実体験から考えてみました。

休日がなかった

2ヶ月ほど子育てを優先する生活をしていたのですが、2019年4月にストレスが爆発してしまいました。

平日は仕事をしながら子育てをサポートし、土日祝日は子供を公園やショッピングに連れて行くなどをしていると、実質的な自分の休日が2ヶ月間ありませんでした。

自分に対する休日の定義とは、寝たいだけ寝て、自分の好きなようにゆっくり過ごすことです。

最近は、休日には子供を遊びに連れていくものだ、という良いパパ像に縛られてしまったのかなとも思います。自分の休日を持つことも、イライラせずに子育てをするのには大事ですね。

睡眠時間が足りなかった

保育園の送り迎えがあるので、ロングスリーパーの私には朝が早すぎます。かといって、夜にすぐ寝れるわけでもありません。東京に住んでいたときは幼稚園のバスの時刻が遅かったので、そこまで眠いということもありませんでした。

また、子供は朝早いので7時くらいには起きてしまいますし、二度寝もなかなかできません。土日祝日も子供と遊んだりすると、ゆっくり眠ることはできません。本当は連続して8時間くらい寝たいけど、途中で起こされるのでそうもいきませんでした。

自由な時間が少なかった

保育園の送り迎えの合間に仕事をしているので、自由な時間が少ないと感じるのも、大きな要因かなと思っています。

私は自分の会社でWebのしごとをしているので、パソコンがあればどこでも仕事ができます。それでも、保育園の送り迎えの9時~15時くらいまでしか仕事することはできません。

私はお昼を食べないので、お昼時間も仕事をしています。それでも、時間は足りないなと感じます。

時間が読めないのでスケジュールが組みにくかった

子育てをしていて思うのは、子供は自分の思い通りにならないということです。21時までには寝てほしいと思っても、寝てくれるわけではありませんよね。時間が読めないので、スケジュールが立てれないのはイライラする大きな原因となります。

また、保育園や幼稚園などでもイベントがあると

「いつまでに登園すればいいの?」
「いつまでにお迎えにいけばいいの?」
「保護者会は何時まであるの?」

など時間が読めないこともイライラする原因かなと思います。仕事もしなきゃいけないけど、保護者としての責任も果たさないといけない。真面目な人ほど、しっかりとやらなきゃとストレスを感じやすいように思います。

中途半端な自分にふがいなさを感じていた

子育てを優先するために実家に帰ったはずなのですが、仕事をしなければお金は稼げません。仕事の時間は減らしているので、その分不安を感じます。

だからといって、限られた時間で仕事を集中するほどの心の余裕もありません。これが世間でのワーキングマザーの辛さなのかなと思います。ワーキングマザーってすごいなと思いました。

実際は自分の両親に子育てをかなり支援してもらっているにも関わらず、自分はイライラしてしまい、ふがいなさを感じてしまいました。

男性が子育てを優先したいと思っても、それを許してくれる社会構造ではありません。私は会社経営者なので、仕事がなくなっても誰も助けてはくれません。

どうしても、子育てと仕事が中途半端になってしまい、それにジレンマを感じてストレスがたまる男性は多いように感じました。

女性が子育てをする古い考え方から抜け出せていなかった

私は非常にレガシーな人間なので、女性が子育てするものだと考えていたタイプです。妻は専業主婦で家事をしっかりやり、男性は外で稼ぐという古い考え方を持っていました。

今でこそ、そういった考えは間違っていると思うようになりましたが、その考え方がまだ完全に捨てきれていませんでした。

でも、子育てに男性も女性も関係ないですからね。子育てはみんなでやるべしなのです。

感想

子育てをしていてイライラする理由をまとめましたが、これは女性も同じだよなぁと思いました。

子供は本当にかわいいけど、子育ては本当に大変だなぁとつくづく感じます。最近は子育てをしているママに対して、本当にリスペクトをするようになりました。核家族でワンオペ育児をするのは、そりゃ限界があるよといつも感じます。

そんなこんなで、子育ての旅は続く。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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