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片親、家庭環境が複雑だから不幸になると、決めつけるのはおかしい件

2023年06月14日 更新2020年06月18日 公開

「あの人は片親だから不幸だよね」
「あの人は家庭環境が複雑だから、幸せになるのは難しい」

と発言する人が多いなと感じます。しかし、片親、家庭環境が複雑な人でも、成功者はたくさんいます。片親、家庭環境が複雑だから不幸になると、決めつけるのはおかしい件をお伝えします。

片親、家庭環境が複雑だと不幸になるって本当?

世間一般では、片親、家庭環境が複雑だと不幸になりやすいと言われています。確かに、片親だと両親がいる場合に比べて、お金や子育ての時間的な問題が生まれやすくはなるのは、否定できない事実です。

でも、別にお金がないから、必ず不幸になるわけでもないです。また、子育ての時間が十分に取れないとしても、必ず不幸になるわけでもないです。

この論理が正しくなると、お金がない人は全員不幸になるし、共働き夫婦で子育ての時間が全然取れない子供も、全員不幸ということになります。

そんなことはないですよね?幸せと感じる人もいれば、不幸だと感じる人もいるというのが実情です。これは間違った断定なんです。

不幸だと決めつけるから、不幸になりやすい暗示

最近よく思うのですが、世間一般が、

「片親だと不幸」
「家庭環境が複雑だと不幸」

って決めつけるから、不幸になりやすいと思うのです。これは不幸の暗示をかけられているのです。

「あなたは不幸だ」

と何度も暗示を受けるので不幸じゃないのに、

「私って片親だから不幸なのかな?→私は不幸だ」

と思ってしまうのです。現代社会が片親、家庭環境が複雑な人に偏見を持ちすぎていて、それが結果として片親や家庭環境が複雑な人が、不幸になりやすいだけなのです。でも、世間一般やマスコミが

「片親は成功しやすい!」
「家庭環境が複雑だと大成功できる!」

と何度も暗示をかければ、

「私は片親だからだから成功しやすい?→私は成功できる力があるので幸せだ!」

とも思えるのです。面白い暗示例があります。マイナスの暗示例ですが、地方の田舎だと団地に住んでいる人はグレやすい傾向にあります。経済や家庭的事情があって、団地に住む人が多い傾向にあるからだそうです。

すると、同じような親や境遇からお互いがお互いを不幸の暗示をかけていくので、一般の住宅エリアよりもグレる率が高くなるそうです。「団地スパイラル」なのです。

一方、プラスの暗示例もあります。幕末に薩摩(現在の鹿児島県)の加治屋町という小さなエリアから、多くの偉人が生まれました。西郷隆盛、大久保利通、東郷平八郎など多くの偉人が生まれました。

一体なぜでしょうか?それはお互いがお互いを共鳴しあい、お互い高めあっていったからです。良い暗示をかけるから、大いなる成功や幸福を手にしたのです。

このように、人は周囲の影響を受けやすいのです。つまり、暗示にかけられているということです。

自分も生活しているときに、積極的な人と一緒にいると楽しくなりますし、もっと頑張ろうと思えます。しかし、消極的な人と一緒にいると、疲れてしまってやる気もなくなってしまうものです。それだけ、私達は暗示の世界に生きているのです。

暗示とは?人は暗示の世界に生きているので、悪い暗示に操られないようにしたい件」も参考にしてください。

自分が不幸だと思うから不幸になりやすい

幸せだとか不幸というのは自分が決めることです。自分が不幸だと思えば不幸になりやすいし、幸せだと思えば幸せになりやすいのが真理です。だから、周囲から

「あなたは片親で可愛そう」
「あなたは家庭環境が複雑だから大変ね」

など言われることもあるでしょうが、そこで「私は不幸だ」と思ったら、幸せでも不幸になってしまいます。どんな状況でも、「私は幸せだ」と思えば幸せになるのです。これは他人から、不幸の暗示をかけられてしまっているのです。

この世は心の置きどころ1つで幸不幸が決まります。絶対に自分で自分を不幸にしてはいけません。あと、他人に幸せだとか不幸だとか決められる必要もないですし、暗示の影響を受ける必要もないのです。

片親、家庭環境が複雑でも成功者は多い

片親、家庭環境が複雑で悩んでいる人に、知っておいてほしいことがあります。それは片親、家庭環境が複雑でも、大成功をしている人は多いことです。

経営の神様と呼ばれる松下幸之助も、小さい頃から丁稚奉公に出されています。それなのに、あの天下のパナソニックを作ることができました。むしろ、丁稚奉公に出されるような家庭環境だったからこそ、成功したとも言えます。

江戸幕府を開いた徳川家康も片親だし、家庭環境は今では考えられないくらい複雑です。お父さんは殺されるし、お母さんとは幼少期以降は全然会えません。織田家や今川家の人質だったし、現代で考えるともうありえないくらいの家庭環境です。

それなのに、天下を手中に収めることができました。幼いころから過酷な環境にいたからこそ、天下を取る事ができたとも言えるのです。

一般的には大変と言われる状況だからこそ、成功しやすくなる真理

上記の例から考えても、片親、家庭環境が複雑でも大成功をしている人は、たくさんいることがわかってもらえたかと思います。

だから、誰だって成功できるのですよ。片親や家庭環境が複雑だということで、自分を不幸と決めつけ、人生をあきらめることをしなければいいだけなのです。あきらめたら試合は終了なんです。

むしろ、他の人にはない貴重な尊い経験ができているので、成功の度合いもでかくなるとも考えることもできます!「貴重な尊い経験ができてラッキー」って思えばいいのです。全ては考え方次第です。

一般的には大変だと言われる状況だからこそ、成功しやすくなるのもまた真理なのです。大変かどうかと言われると、大変じゃないと思えば大変じゃないというのも真理ですしね。だって、人生は心の置きどころ1つで決まるから。

片親、家庭環境が複雑だから不幸になる理由なんてない

あれこれ述べましたが、やっぱりあれこれ考えても、片親、家庭環境が複雑だから不幸になる理由なんてどこにもないですね。

不幸になってしまっているとしたら、それは不幸の暗示を受けて、自分が不幸だと思ってしまっているだけです。別に両親がいなくたって幸せにはなれるし、両親がいなければ不幸に必ずなるわけでもないのです。

たまたま人間だから、親に育ててもらえるけど、魚は生まれたときから1人で生きていかないといけません。自然界を見れば、片親、家庭環境が複雑だからということが、不幸になる理由にはならないと思うのです。

「魚は生まれたときから1人だけど、不幸なのでしょうか?」

世間一般は片親、家庭環境が複雑だと不幸にしたがることが大きな原因なんです。誰かを不幸にすることで、自分が幸せだと思いたい優越感、選抜民的な心理もあるのだと思います。

人に幸不幸を決められる人になるな

最後に、あなたは人に幸せ不幸を決められるような人になりたいですか?人に幸せや不幸を決められる人間になるより、自分で自分を幸せだと思える気高い人間になりましょうよ。

それに人に幸せか不幸を決められるなんて、幸せや不幸が周囲次第ということになってしまいますぜ?

私だったら気高いプライドが許しません。幸せ、不幸は自分が決めるんです。そして、自分が決めるんだったら、幸せしか選ばないことです。一般的にどんな不運なときだったとしても、自分だけは幸せだと思いましょう!

他人に幸せ、不幸を左右されない考え方」も参考にしてください。

感想

片親だから不幸だとか、家庭環境が複雑だから不幸だとか、決めつけてはいけません。また、決めつけられてもいけません。

一般的には不幸だと思われやすい状況ではありますが、幸せや不幸を決めるのは自分の心です。だから、片親でも、家庭環境が複雑でも、自分を不幸だと思って、人生投げやりにならないでくださいというのが私の願いです。

私の周りにも、片親、家庭環境が複雑でも素晴らしい人はたくさんいます。親がいなくたって、幸せに生きている子供だっています。生い立ちなんかで絶対に不幸になんてさせません!誰もがどんな境遇であれ幸せになる権利はあるのだ!

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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