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泣かれたらどうする?イヤイヤ期の子供と外食をするときの対応方法

2023年05月09日 更新2020年04月21日 公開

イヤイヤ期の子供は、機嫌を損ねるとずっと泣き続けることが多いです。イヤイヤ期の子供と外食をするときの対応方法をお伝えします。本当は、小さな子供に許容ある社会が必要なんだけど。

イヤイヤ期の子供は、外食先で泣くリスクが高い

イヤイヤ期の子供にもいろいろあるとは思いますが、自我や自己主張が芽生える時期なので、何かしら機嫌を損ねると、ずっと泣き続ける子供は多いと思います。

例えば、一回泣くと機嫌が直るまでは、すごい声で泣き続ける子供もいます。耳が痛いくらいの泣き声なのです。イヤイヤ期の子供は家でも泣くので、外食先でも泣き続けるリスクは高いものなのです。

フードコートくらい?子連れOKの飲食店は少ない

毎度思うのですが、本当の意味で子連れOKの飲食店は、非常に少ないように思います。

店の人が理解ある場合でも、お客さん側が理解ない場合もあります。お客さんの雰囲気が大人だらけだと、さすがに子連れで泣かれるとすごい圧を感じることも多いです。

子連れでもOKなのはお店側に理解があって、さらにお客さんに子連れが多い場合だけのように思います。子供が泣いても気にならないほど子連れ客が多ければ、というレベルでないと子連れOKは難しいように思います。

完全防音の飲食店なんてないし、個室でも音が外に聞こえるなら子供はNGになりがちです。実際には、子供向けのフードコートくらいしか、気軽に子供を連れていけないように思います。

中途半端に子供OKにするなら、子供NGにしてほしいと思う理由

お店のホームページをチェックしたり、予約時に子供はOKですかと確認をしてから、子供を連れて行くことはあります。しかし、実際に連れて行くと、子供は連れて行くべきでなかったと思う飲食店も多いです。

そりゃ、お客さんを取りこぼしたくない気持ちはわかるけど、子供を連れて行くことで他のお客さんに迷惑をかけるくらいなら、子連れNGにしてほしいのが本音です。

子供NGって本当の優しさだと思うから

本格派の蕎麦屋は子供NGにしてることがありますが、逆に潔いなって思います。お店には雰囲気があるのです。その雰囲気に合ったかどうかは、お店に決めてほしいんです。子供を持つ親として、客としてね。

実際に東京でよく行っていた蕎麦屋さんがあったのですが、6歳までの子供はNGでした。お店の雰囲気を守るためです。しかも、そのお蕎麦屋さんは小さな子供がいて、その上で子供NGの判断をしているのです。

私は思うのですが、別に子供NGにするのは、子供に対する冷たさじゃないと思うんです。本当は優しさなんだと思う。

だって、料理は楽しむものだから。子供が楽しめない料理だってあるし、子供が楽しめないなら大人も楽しめない。

子供がいることで迷惑がかかってしまうお店なら、お店の人にも迷惑をかけるし、お客さんにも迷惑をかけてしまう。

それがわかっているなら、子供NGにするのが優しさだと思う。本当の優しさって、そこにあるんじゃないかと思うんだよね。「客に自分で察せよ」じゃなくて、お店が明確にルールを決めれば誰も悲しまないんです。

それに子供NGというのは裏を返せば「大きくなったら食べに来てね」ってことなんです。お酒は20歳以上と同じことなんです。と思えばそんな悪いことじゃないよね。

親も行けないと諦めがつく

子連れNGの方が、外食をしたい親も諦めがつくものです。親だってたまには外食にいきたいし、ご飯も手抜きしたいときだってあります。でも、子連れNGだったら、最初から行くこともないし、諦めもつくからです。

親も子供も嫌な気持ちにならなくて済む

子供OKとか言いながら、明らかにお店の人が嫌な顔をすることもあります。それに客層が悪い店だと子供が少しでも騒いだり泣いたりすると嫌な顔をしたり、いやーな雰囲気を醸し出してきます。これが一番嫌なパターンですね。そんな店やめちまえと思う。

親も周囲の目が気になるし迷惑をかけたくない、子供にだって泣くからという理由で怒りたくない、そんな嫌な気持ちにならなくて済みますからね。

おいしい料理もまずくなるし、そのお店に行きたくなくなる

これは飲食店側にもデメリットだと思うのですが、子供が泣くとおいしい料理もまずくなるし、料理をゆっくり食べる時間もありません。

本当に苦行のようにささっと料理を食べて、すぐに帰ることになります。なんかもう、そのお店も嫌になるし、おいしくても嫌な思い出になって、もう行きたくなくなるのが本音です。

これはお互いに最悪の結果を生むだけなんですよね。これが食べロガーならもう最悪のレビューを書くことになってしまいます。だからこそ、中途半端に子供OKにするのはあかんのです。

子供OKにするなら飲食店側が取るべき配慮

子供OKにするなら、飲食店側は覚悟を持って取るべき配慮があると思います。

お店側の人全員が子供OKの雰囲気を出す

お店側の人全員が子供OKの雰囲気を出すことが重要です。家族経営でおばあちゃんがやっているようなお店だと、もう子供が大好きという雰囲気が伝わるので、子供も連れて行きやすくなるものです。

でも、アルバイトの人が1人でも子供に理解がないと、子供連れてくるべきじゃなかったと思えてしまうので、お店側の人全員で徹底が必要です。正直家族経営でないと難しいかも。

完全防音のキッズルームを作る

これは予算的に厳しいと思いますが、完全防音のキッズルームを作ることです。これなら、イヤイヤ期の子供がどれだけ泣いても、親は気になりません。周りのお客さんにもお店にも迷惑をかけません。

さすがに完全防音は難しいとしても、2階の個室は子連れ客向けにするとかで、ある程度子供が泣いても迷惑になりにくい配慮はいると思います。あとは予算の問題ですね。

子連れ客が多数派のお店にする

子連れ客が多数派のお店になれば、そこかしこで子供がいるし、泣く子もいるでしょう。そんな雰囲気が当たり前になれば、子供を連れて行きやすくなります。フードコートやファストフードやファミレスなんて最たる例ですよね。

ただし、その代わり子供がいるのが嫌だと思うお客さんは、来なくなるリスクはあるんですがね。でも、そんな客が本当にいい客なのかなと思いますが。

イヤイヤ期の子供と外食をするときの対応方法

飲食店側に都合を押し付けてみましたが、実際にはイヤイヤ期の子供と外食をするときの対応方法があると思います。

外食を我慢する

一番簡単な選択肢は、外食を我慢することです。イヤイヤ期もいつまでも続くわけではありません。年少か年中さんになれば、さすがに泣き続けるということはなくなると思います。

それまでの間は、外食を我慢するのが一番いい選択肢です。パパとママが嫌な気持ちを感じることもないし、子供に嫌な気持ちにさせることもありません。

現状の日本では、これくらいしか選択肢はないと思います。家でご飯食べなさいよってことなのかもね。

本当に子供OKの飲食店に行く(主にフードコートやファミレス)

あとは、本当に子供OKの飲食店に行くことです。主に、イオン、ショッピングセンターのフードコート、ファミレスなどになるかと思います。東京であれば、キッズカフェとかも選択肢になるかと思います。

他のお客さんが少ない時間帯に行く

他のお客さんが少ない時間帯に出かけるのもおすすめです。例えば、夕方の開店時間のタイミングなんかは、他のお客さんがいないことが多いので、ある程度は許容されることが多いです。17時開店で17時に行くのなら、あんまり他のお客さんもいないですしね。

ただし、人気店だと開店と同時に混雑してしまうことが多いので、それほど人気店じゃないところでした利用できないテクニックではあります。このあたりも親が取れる配慮なのかなと思います。

子供が泣き止む準備をする

子供が泣き止む準備をすることも、親ができる配慮です。子供が外食先で泣いたときに、すぐ泣きやむようなお菓子などを持っていくとか、すぐ泣き止む動画をいつでも見せるようにするとかです。

でも、動画を見せて泣き止まないこともあります。こうなったら、しばらくは子供を外食に連れて行くことはやめたほうがいいでしょう。親の都合で、子供は動いてくれませんからね。

親のエゴじゃない?子供が本当に外食に行きたいのかを考える

子供が本当に外食に行きたいかどうかを考えることも、大切だと思ってしまいました。もしかして、外食に行きたいのは親が行きたいだけのケースもあるからです。

さすがに、保育園にもなると子供も外食に行きたがるのですが、まだまだ小さい子供は本当に外食に行きたいと思っているのでしょうか?子供の気持ちを考えてみることも大切です。忘れていたな…子供の気持ちを。

子供が泣いても許容できる日本になるのが一番

あれこれ対応策を考えてみましたが、子供が泣いても許容できる日本になるのが一番だと思います。

なんかね、今の日本は心に余裕がない人が増えすぎて、子供に許容ない社会となってしまっているように思います。

電車やバスで子供が泣いたらイライラしたり、外食先で子供が来るだけで嫌な顔をしたり、そんなのいけないよ。

あなただって、子供のときは泣いたでしょ?子供は泣くものなんだよ。それなのに泣かないのが当たり前で、泣いたら駄目なんで心に余裕がなさすぎるでしょ。

子供を持つ親にならないとわからないかもしれないけど、子供は泣くものだから、最近では他の子供が泣いても「大変だよね」と思うようになりました。そんな思いやりのある日本になれば、とっても素敵なのにと思います。

自分の利害だけを考えるような日本になってしまっているので、自分だけではなく、世のため人のために考える人が増えることが、一番大切だと思いました。

感想

結論としては「子供がNGならお店は子供NGを明示すること」が必要だと思います。子供をOKにするならば、「防音ルームや個室を作ったり、子供が多数派となるような本当に子連れOKの環境を作ること」です。

一番最悪なのは、「中途半端に子供OKにして、実際は子供が来たら迷惑みたいな雰囲気を出すこと」です。これはお店にもお客にも何のメリットがありません。

なので、子連れの外食はオール・オア・ナッシングでいいと思うのです。そっちのほうが、子供を持つ親も楽だよ。あれこれ気を遣わなくて済むからね。

別に子供NGにすることは冷たさじゃないんだよ。ある種本当の優しさであるように思います。気取った蕎麦屋さんほど子供NGだけど、やっぱりそれなりの理由はあるよ。

お店側の気持ちもわかるし、お客さんの気持ちもわかるし、子供を連れていきたい親の気持ちもわかるし、子供の気持ちもわかる。

お店の人にだって子供はいるだろうし、そのうえで子供NGのサインを出していることもあります。うちは子供が来ると嫌な気持ちをさせてしまう可能性が高いから、大きくなったら食べに来てねって伝えているだけなんです。

とまああれこれ述べましたが、子連れの外食問題は結構重たいです。親としては気軽に子供を連れて外食に行きたいなとは思うのが、正直なところです。日本が子供にもっと寛容的な社会になるのが一番ですね!

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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