奨学金を延滞した理由ランキング【年収300万円以下は返済が厳しい】
2024年01月05日 更新2024年01月05日 公開
日本学生支援機構の奨学金を延滞した理由ランキングをご紹介します。年収300万円以下は返済が厳しいんです。
14位
本人が学生(留学を含む)
0.4%
13位
奨学金は返還するものだとは思っていない
1.2%
12位
忙しい(金融機関に行けない等)
5.5%
11位
本人の配偶者の経済困難
7.0%
10位
その他
10.1%
9位
家族の病気・介護
12.4%
8位
本人親の経済困難(本人の親が返還する約束をしている)
15.4%
7位
本人の病気・けが
16.0%
6位
返済割賦額(月額)が高い
18.4%
5位
本人親の経済困難(経済援助により支出が多い)
19.1%
4位
本人が失業中(無職)
26.0%
3位
本人の借入金(機構以外)への返済
30.0%
2位
奨学金延滞額の増加
36.7%
1位
本人の低所得
63.8%
「本人の低所得」と回答をした人の年収状況は以下です。
年収 | 比率 |
---|---|
0円 | 7.2% |
100万円以下 | 20.5% |
100万円超~200万円以下 | 25.3% |
200万円超~300万円以下 | 26.7% |
300万円超~400万円以下 | 12.0% |
400万円超~500万円以下 | 3.5% |
500万円超~600万円以下 | 1.6% |
600万円超~700万円以下 | 0.3% |
700万円超~800万円以下 | 0.3% |
800万円超~900万円以下 | 0.0% |
900万円超 | 0.2% |
わからない | 2.4% |
年収300万円以下の割合が79.7%となっており、年収300万円未満だと奨学金返済は経済的にきびしいことがわかります。
感想
奨学金を延滞する理由の上位を見ると、奨学金返済に追われる生活になっていることがわかります。
奨学金を借りるまではいいですが、卒業後の労働環境によって返済できない可能性があります。一定の基準を満たした大学に対しては、返済不要の奨学金制度にするべきだと感じます。
そうすれば、親の経済状況に関係なく、行きたい大学に行けます。また、親も大学のお金を気にせずに子どもを産みやすくなります。少子化対策として、教育費用がかからない日本を作ることが重要です。