大学生の生活費用はどれくらい?国立・私立、自宅・下宿で変わる必要なお金
大学生の生活費用はどれくらい必要でしょうか?国立・私立、自宅・下宿で変わる必要なお金をご紹介します。2020年度の統計データとなります。
国立大学の場合
自宅から通う場合
学費 :632,900円
生活費:354,200円
合計 :987,100円
学費の支出
支出 | 金額(円) |
---|---|
授業料 | 490,000 |
その他の学校納付金 | 10,300 |
修学費 | 50,100 |
課外活動費 | 20,700 |
通学費 | 61,800 |
合計 | 632,900 |
*その他の学校納付金:授業料以外に学校に納めなければいけないお金で、施設整備費、実験実習費、後援会費など。
*修学費:授業料、その他の学校納付金以外に学習のために、本人が支出した経費。教科書、参考図書、実習材料、文房具、実習旅行費など。
課外活動費:サークルや自治会活動費用など。
生活費の支出
支出 | 金額(円) |
---|---|
食費 | 80,300 |
住居・光熱費 | 0 |
保健衛生費 | 36,600 |
娯楽・し好費 | 113,500 |
その他の日常費 | 123,800 |
合計 | 354,200 |
*保健衛生費:診療代、薬代、理髪美容代、化粧品代、銭湯代など。
*娯楽・し好費:趣味、レクリエーション、酒、タバコ、間食代など。
*その他の日常費:通信費(電話など)、被服・帰省のための交通費など上記の項目に含まれない日常的な経費。
収入
収入 | 金額(円) |
---|---|
家庭からの給付 | 589,000 |
奨学金 | 181,400 |
アルバイト | 354,000 |
定職収入・その他 | 29,600 |
合計 | 1,154,000 |
*定職収入:社会的に一定の職業を持ち、その収入によって本人、もしくは、家族の生活の全部、または、大部分を継続的に賄っている場合です。本人の定職収入額(税込)のこと。
下宿する場合
学費 :579,000円
生活費:1,142,800円
合計 :1,721,800円
学費の支出
支出 | 金額(円) |
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授業料 | 487,700 |
その他の学校納付金 | 8,900 |
修学費 | 47,000 |
課外活動費 | 26,900 |
通学費 | 8,500 |
合計 | 579,000 |
生活費の支出
支出 | 金額(円) |
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食費 | 288,400 |
住居・光熱費 | 530,400 |
保健衛生費 | 40,200 |
娯楽・し好費 | 136,900 |
その他の日常費 | 146,900 |
合計 | 1,142,800 |
収入
収入 | 金額 |
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家庭からの給付 | 1,164,800 |
奨学金 | 317,400 |
アルバイト | 320,800 |
定職収入・その他 | 50,000 |
合計 | 1,853,000 |
私立大学の場合
自宅から通う場合
学費 :1,312,800円
生活費:392,000円
合計 :1,704,800円
学費の支出
支出 | 金額(円) |
---|---|
授業料 | 1,033,200 |
その他の学校納付金 | 151,300 |
修学費 | 45,900 |
課外活動費 | 16,200 |
通学費 | 66,200 |
合計 | 1,312,800 |
生活費の支出
支出 | 金額(円) |
---|---|
食費 | 86,700 |
住居・光熱費 | 0 |
保健衛生費 | 41,400 |
娯楽・し好費 | 131,100 |
その他の日常費 | 132,800 |
合計 | 392,000 |
支出の合計金額は1,704,800円となります。
収入
収入 | 金額 |
---|---|
家庭からの給付 | 1,020,400 |
奨学金 | 356,800 |
アルバイト | 415,900 |
定職収入・その他 | 36,100 |
合計 | 1,829,200 |
下宿する場合
学費 :1,322,700円
生活費:1,091,600円
合計 :2,414,300円
学費の支出
支出 | 金額(円) |
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授業料 | 1,073,500 |
その他の学校納付金 | 162,500 |
修学費 | 45,700 |
課外活動費 | 23,300 |
通学費 | 17,700 |
合計 | 1,322,700 |
生活費の支出
支出 | 金額(円) |
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食費 | 267,400 |
住居・光熱費 | 483,000 |
保健衛生費 | 43,100 |
娯楽・し好費 | 135,700 |
その他の日常費 | 162,400 |
合計 | 1,091,600 |
収入
収入 | 金額 |
---|---|
家庭からの給付 | 1,637,100 |
奨学金 | 464,900 |
アルバイト | 334,600 |
定職収入・その他 | 60,400 |
合計 | 2,497,000 |
大学のポイント
国立大学4年間の教育費用→約549万円
私立大学4年間の教育費用→約771万円
私立大学の教育費用は国立大学の1.3倍
国立大学は下宿をすると高い傾向
私立大学は授業料が高く、下宿をするとより高くなる傾向
家から通えるかどうかで、大学の教育費は大きく変わる
感想
大学に通うと学費、生活費といった支出が増えます。そして、自宅から通えばある程度お金を安くすることができますが、下宿するとなるとかなりの費用となります。
家族の仕送りだけで厳しい場合は、奨学金制度などをうまく活用していくことが必要です。理想は一定の基準を満たす大学の場合、給付型奨学金が支給されるといいと考えています。
そうすれば、親の経済状況に関係なく、行きたい大学に行けます。また、親も大学のお金を気にせずに子どもを産みやすくなります。少子化対策として、教育費用がかからない日本を作ることが重要です。
「大学、短期大学、大学院、専門学校で必要な学費、生活費」も参考にしてください。
利用データ
令和2年度学生生活調査・高等専門学校生生活調査・専修学校生生活調査(JASSO)を参照。信頼できるデータとなっています。