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満腹まで食べるデメリットは?食事量は腹八分目にするべき理由

2023年05月11日 更新2020年05月11日 公開

満腹まで食べるとデメリットがたくさんあります。食事量は腹八分目にするべき理由をお伝えします。

食事量は腹八分目

「「腹八分目病なし」というのが、最も正当な解答(中村天風、真人生の探求p255)」

「腹八分目」が正しい食事の量となります。腹八分目にすることで、病気もなくなります。

たくさん食べるデメリット

たくさん食べるデメリットを知れば、腹八分目が正解であることがわかります。

胃拡張で必要以上に食べてしまう

「大食過食をすると、特に習癖になると、結局胃拡張となり、その結果いつも肉体が真に要求する食物の分量以上を摂取しないと、満腹感を感じないという不経済な体になるだけでなく、何かの疾病に犯された時、どうしてもその回復が遅い(中村天風、真人生の探求p256)」

大食いしたり、過食したりすると胃が広くなってしまいます。いわゆる胃拡張という状態です。

胃拡張してしまうと、本来の体が必要とする食事量よりもたくさん食べないと、満腹にならない、太りやすい体になってしまいます。病気も治りにくくなってしまいます。

消化、排泄エネルギーが増える

「平素必要以上に食物を摂取するため、消化器はその消化のために余計な力を費し、その上その何割かは肉体が要求していないものであるから、自然それが栄養分として吸収されず排泄されるため、排泄機能もまた余計な力をこれに費やさねばならぬといういわゆる二重負担を常に遂行せねばならない関係上、目に見えない体内作業の無駄仕事のために、活力が小食者よりも余分に失われている(中村天風、真人生の探求p256~257)」

必要以上にたくさん食べていると、消化器は余分な消化エネルギーを使うことになります。

また、食べたうちの何割かは体が必要としていないものなので、栄養分として吸収されずに排泄されることになります。排泄するにも排泄エネルギーが必要なので、余計なエネルギーを使わないといけなくなります。

たくさん食べる人は腹八分目の人よりも、目に見えない無駄な消化、排泄作業を行っているわけです。そのため、腹八分目の人よりも、多くのエネルギーが失われているわけです。

頭が冴えなくなる

「常に頭脳の明晰度が低く、また少しでも空腹になると、すっかり力の抜けたような疲れを早く感ずるという体になるのである。そして、感冒やその他の疾病に犯され易くなるのである。(中村天風、真人生の探求p257)」

たくさん食べると、頭が冴えなくなります。また、少しでもお腹が減ると、力が抜けて疲れやすくなります。

実際に私も1日3食だったころは、空腹になると力が入らなくなってすごいだるかったです。1日2食にすると、そんなことなくてすごい快適なんですよね。空腹を感じてもだるくはならないです。

また、大食いや過食をすると、病気にもなりやすくなります。もうろくなことがないですね。まるで割に合わないですw

しかし、腹八分目にすると、いつも頭は冴えます。毎日さわやかな気分で生きられるようになりますよ。

それ以外にも、便秘になりやすくなり、体調も悪くなりやすくなり、疲れるわ、太るわ、とろくなことはありません。たくさん食べるなということです。

腹八分目を習慣化する方法

「(一)出来る限り咀嚼を完全にすること。
(ニ)二食主義励行のこと。(中村天風、真人生の探求p258)」

腹八分目を習慣化する方法は、とてもシンプルです。「完全咀嚼」「1日2食」だけです。

完全咀嚼を心がける

たくさん食べる人は、早食いの人が多いです。私も早食いなので、たくさん食べてしまうことが多いです。しかし、完全咀嚼をすればゆっくりと食べることになるので、少ない量で満腹感を得やすくなります。

満腹感が出るまでにタイムラグがあるので、コース料理みたいに完全咀嚼でゆっくり食べることが大切なのです。

完全咀嚼のメリット、デメリット」も参考にしてください。

1日2食を心がける

1日2食を心がけることもたくさん食べることを防ぐことになります。1食減らすことで、腹八分目の食事量にしやすくもなります。

昼食抜きの1日2食にするメリット、デメリット」も参考にしてください。

その日に食べる量だけを買う

その日に食べる量だけを買うという「当座買いの精神」も腹八分目のコツです。たくさん買うと単価は下がりやすいので、家計としてはお得になります。

しかし、たくさん買っても食べきれない場合は多いです。また、お腹いっぱいでも「もったいない」精神で、たくさん食べてしまいがちです。

そのため、その日に食べる量だけを買うという、「当座買いの精神」を持つことがおすすめです。健康であるほうが、結果的にコスパがいいですしね。

感想

たくさん食べないといけないように思いがちな現代ですが、たくさん食べることで多くのデメリットが発生してしまいます。

食事量の正解は「腹八分目」なのです。シンプルな食事習慣ですが、まじで健康になるのでぜひお試しあれ!

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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