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見積もりが大事!家電量販店で家電をまとめ買いをしてお安くするコツ【ヤマダ電機最高】

2023年05月07日 更新2020年04月15日 公開

新居を購入するときに、冷蔵庫、洗濯機、エアコン4台、炊飯器、オーブンレンジを購入する必要があったので、家電量販店(今回はヤマダ電機)でまとめ買いをしてきました。

まとめ買いをするのは2回目なのですが、地方でも安くするコツがあったので、参考にしてください。

まとめ買いで安くするときの注意点

まず、まとめ買いで安くするときの注意点からご紹介します。

地方は都会よりも値下げしにくい気がする

東京に住んでいたときに分譲マンションに引っ越したのですが、そのときは池袋のビックカメラでまとめ買いをしました。

池袋のヤマダ電機も行こうと思っていたのですが、ビックカメラのまとめ買いがあまりに安かったので、そのままビックカメラで買った思い出があります。

ちなみに、都会や都市部では比較的まとめ買いで安くしやすいです。しかし、地方ではしっかりと戦略を練らないと、まとめ買いをしても大して安くなりにくい気がします。

特にヤマダ電機はLABIと書いている都市部の店では、安くしてもらいやすいです。しかし、テックランドのような地方店で、利益を取りたいというビジネスモデルのため、なかなか安くしてもらえないのです。

これは地方という競合性が低い場所でよく起こりがちな問題ですが、このことを知っておかないと損をしやすいので注意が必要です。

私も池袋で交渉したときよりも、愛知県の地方で交渉したときのしぶすぎる値引き額にびっくりしたからです。

価格コムの値段を出しても下がらない

最近の家電量販店では、価格コムのように最低価格を出しても、安くしてもらえないことが増えてきました。そのため、価格コムの値段を出せば安くなると、安易に考えないほうがいいです。

むしろ、価格コムよりも、競合店の実際の値下げ額を見せることが重要です。リアル店舗の金額であれば「競合店がこれくらいだから」と担当者も上司や会社に値下げ交渉しやすくなるのです。

店舗によって値引き額は違う

まとめ買いでどれだけ安くなるかは、同じ家電量販店でも店舗によって異なります。A店で値引き額が低くても、B店では値引き額が高いことはよくある話です。

同じ店舗でも店員によって値引き額は違う

よく家電量販店で決裁権を持っている人に交渉せよと言いますが、同じ店舗であっても店員によって値引き額は違います。決済権を持っている人であれば値引き交渉しやすいですし、その日の売上ノルマを達成していなければ値引き額も大きくなりやすいです。

ただし、決済権を持っている人が店舗フロアにいることはまれです。また、年配の店員だからといって安くなるわけではありません。

それに主任だから安くなるとかもありません。これはもう家電量販店によって違うし、担当する店員さんによっても違います。ここばかりは運も重要となります。

メーカー販売員に交渉しない

ヤマダ電機でよく「日立」「パナソニック」「SHARP」などメーカー名が入った店員がいますが、これは家電量販店の店員ではなく、メーカー販売員です。

メーカー販売員のほうがメーカー統一したときの値引き額は大きいかなと思い、一度メーカー販売員にいろいろと交渉してみましたが、大した値引きもされていませんでした。呼んできた社員もポンコツの若い社員で、全然値引きされずに時間の無駄でした。

実際に、メーカー販売員が価格決定権を持っているわけではないようなので、メーカー販売員に値引き交渉はしないように注意しましょう。それよりも、決済権のある社員を狙いましょう。

タイミングによって値引き額は違う

値引き交渉をするタイミングも重要です。例えば、混雑している土日よりも平日の方が暇なので、まとめ買い交渉に乗ってもらいやすいことも多いです。

繁忙期や商戦期は値引きしてもらいやすいですが、単純に店員が足りていない状況が多いので、安くなるかどうかはタイミングも重要となります。

家電量販店によって値引きしやすいメーカーや商品は違う

家電量販店によって、値引きしやすいメーカーや商品は違います。パナソニックを安くできる家電量販店もあれば、パナソニックは対して値引きできない家電量販店もあります。

極端な例では、取り扱いのないメーカーもあります。ヤマダ電機ではダイキンのエアコンはないのです。ヤマダ電機だと安いイメージがつくということで、取引をしていないと店員さんが言っていました。

また、新商品よりも型落ちモデルのほうが値引きはしやすいです。このあたりは店員さんに聞きながら、値引きしやすいメーカーや商品を教えてもらうことも重要です。

ネットは安くても保証期間が短いので危険

価格コムなど値段だけみれば家賃がかかりにくいネットのほうが商品は安いケースがあります。しかし、家電量販店にはネットには保証期間の延長などがあります。

まぁ、実際にはちゃんと見積もりを取れば、ネットよりも家電量販店のほうが安くなることが多いです。

意外と家電って壊れたりするので、保証期間が延長される家電量販店で買うのが安全だと個人的には思っています。

実際にテレビが映らなくなったときがあったのですが、ビックカメラの保証期間内だったので、無料で修理してもらったこともあります。

アフィリエイト的にはネット紹介したほうが儲かるのに、一銭の儲けにもならない家電量販店をちゃんと勧めているので、これは本当ですよ。

1日じゃ終わらないので時間を確保しておこう

まとめ買いをするときにすぐ見積もりを出してもらえればいいのですが、すぐに見積もりが出ることは少ないです。

早ければ10~20分程度で見積もりが出ますが、店舗によっては1~2時間ほど見積もりが出るまで時間がかかるケースもあります。

競合店の相見積もりが重要なので、1日ではまとめ買いは終わらないことを覚悟しましょう。私も1日で終わらせるつもりが2日かかりました。

まとめ買いで安くするコツ

それでは、家電量販店でまとめ買いをして安くするコツを見ていきましょう。

同じ商品で競合店の見積もりを取る

家電量販店でまとめ買いをして安くする一番のコツをお教えします。それは競合店の見積もりを取ることです。

そのときに「冷蔵庫と洗濯機とエアコン4台を購入しようと思っていますが、まとめ買いをすれば安くなりますか?」と聞いてください。こうすれば、通常の値段よりは必ず安くしてくれます。

そして、同じ商品で見積もりを取ってください。そうしないと、どこのお店が安いか比較できないからです。ここではデータを集めるために、競合店の見積もりは見せないほうがいいでしょう。

見積もりを見せると、それより下げればいい程度の値段しか出てこないことが多いからです。そうすれば、店舗によっては価格コムよりも安い商品が出てきます。そうやって、最低価格の商品の見積もりを集めていきます。

相見積もりした紙を見せて見積もりを取る

そして、交渉すれば安くなりそうだと思う家電量販店を2店舗ピックアップします。そして、2番目に安くなりそうなお店に、相見積もりを取っていることを伝え、見積もりの価格を見せながら、見積もりを取ります。

そうすれば、その金額より低い見積もりが出てきます。また、見積もりを見せるということで、買う本気度は高いと思わせることができるので、かなり安い金額を引き出しやすくなります。

最終的に購入したい家電量販店で見積もりを取る

そして、最終的に購入したい家電量販店で、先程もらった見積もりをもっていきます。そうすれば、先程の見積もりよりもさらに低くなります。

私はここまではしないのですが、私の知人の経営者はこのやり方で最低3回は値段を叩くとのことです。

ここまでやれば、ぐうのねも出ないほど安くなることは間違いなしです。あとは価格コムの最低値段も抑えておき、ダメ押しで値下げ交渉をしましょう。

私がまとめ買いで安くした事例

今回は私がまとめ買いで安くした事例をご紹介します。2019年8月の増税前のお盆という何ともいえない難しい時期に交渉しました。愛知県の地方の家電量販店で交渉しています。

交渉した商品は以下で、型番は陳腐化するので店舗での値引き前の大体の定価を書いておきます。値幅があるのは家電量販店によって表示価格が違うからです。

「冷蔵庫550Lサイズ:パナソニック(22~30万)」
「ドラム式洗濯機:パナソニック(22~25万)」
「エアコン4台(6畳用が3台、10畳用が1台:富士通(8~9万円が6畳用で12万円が10畳用)」
「炊飯器:パナソニック(3~5万円)」
「オーブンレンジ:パナソニック(5~6万)」

*あくまで私の一例に過ぎません。店舗や店員によって対応は良し悪しは変わるので参考までに。

1店舗目:ヤマダ電機A店は高かった

最初はヤマダ電機のA店でまとめ買いの交渉をしました。このときは日立のメーカー販売員に依頼したら安くなりそうだと思ったので、メーカー販売員に交渉してみました。

結局、メーカー販売員なのか全然安くならなかったですし、呼ばれてきた店員も主任と書いてありましたが、若くてまだまだ経験が浅いのか、商品の知識はないし、全然安くならないし、見積もりが出るまで1時間以上かかるしという状態でした。

一番合計額も高かったのですが、最後にどんでん返しが来るので楽しみにしてください。最初と最後でヤマダ電機の印象は変わります。

2店舗目:エディオンも高かった

エディオンはなんというか微妙でした。おじさんの店員に交渉したのですが、すごく変な人でした。

「まとめ買いすると安くなりますか?」というとすごく不安そうな顔で「できますよ。できますけど」みたいなかんじですごく挙動不審なのです。

そして、なぜかエアコンの工事費についてすごく聞いてきます。エアコンの工事代で昔深刻なクレームでもあったのかしらと思うくらい、脅すような感じでした。店員教育大丈夫かなと思ってしまいました。

洗濯機はそれなりに安くなりましたが、冷蔵庫やエアコンは全然安くなりませんでした。店員のサービスが不安だったので、エディオンは候補から外しました。

たまたま店員がハズレだったとは思うのですが、社員教育しっかりしたほうがいいと思います。店員の当たり外れも運ですね。

3店舗目:ジョーシンは冷蔵庫と洗濯機が安かった

ジョーシンはおじさんの店員に、まとめ買い交渉をしました。ここで冷蔵庫と洗濯機が19万円台とかなり安い金額を引き出せました。正直普通の見積もり段階では一番安かったです。

また、洗濯機と冷蔵庫をメーカーにすることで2万ポイントついて、合計4万ポイントというかなりの値引き額。最低金額をここで引き出せたので、安くならなかったらここで買おうと思うほどでした。

ただし、エアコンは全然安くなりませんでした。エアコンが安ければ買ってたんだけどなーと思うほどです。縁がなかったということで。

4店舗目:ケーズ電気は現金値引きなのに微妙だった

3店舗目でタイムオーバーとなり、翌日にまとめ買いの交渉をしました。決済権持っていそうなおじさんに交渉しました。

「新製品が安いケーズ電気」「現金値引きならケーズ電気」と聞いていたので楽しみにしていたのですが、冷蔵庫は21万、洗濯機は20万と全然安くなっていません。

エアコンも高いし、全然まとめ買いでも値引きされないじゃんとがっくりきました。見積もりが早いのは好印象でしたが、ケーズデンキでもこれじゃあ、もう地方ではまとめ買いしても安くならないと絶望的になって途方に暮れてしまいました。

5店舗目:ヤマダ電機B店が非常に安くなった

1店舗目のヤマダ電機で失敗したので、行くべきか悩みましたが、地元のヤマダ電機B店に行ってきました。日曜日でも空いていることもあって、ここで決めました。

店員が少ないので決済権持っていそうなおじさんに交渉しようとしたら、「白物」という謎の名札をつけた店員を紹介されました。

ヤマダ電機では見積もりをもらってもたいしたことがないだろうと思い、他の家電量販店でもらった見積もりを見せて、それよりは安くしてと依頼しました。

1店舗目での失敗もあるので期待しないでいましたが、やってくれましたよヤマダ電機様!ジョーシンの見積もりを見せたところ、ジョーシンよりも冷蔵庫と洗濯機が安くなりました。

まさかの冷蔵庫と洗濯機が18万円になって、さらにポイントがつくというミラクル。もう価格コムの最低金額よりも安いし、ポイントがつくってワケワカメでした。

エアコンは当初日立で検討していたのですが、富士通を紹介されました。私としてはお掃除機能がついていればOKと思っていたので、冷凍にこだわる必要もないのかなと薄々思っていました。1店舗目での日立の信頼の失墜もあったからです。

白物とついているだけあって商品知識がしっかりとある店員さんで、富士通はエアコンに強いということと、日立はカビがつかないように冷凍で、富士通はカビがつくものだと考えて、熱でカビを殺すという説明を受けました。

他の店舗ではこういう提案がなくてがっかりしていたので、かなり好印象でした。ここで日立から富士通にエアコンは変更しました。

富士通は79,800円という値段でしたが、6万円になっているし、今日つくポイントを今日使えるということで合計金額はかなりお安くなりました。

主寝室の1台だけは10畳用で1グレード高いやつを選んで、配管2mのオプションもついてたけどそれでも安かったです。

ただし、我が家はスキップフロアがあるので3、階建てのような建売となっています。4台中2台は標準工事では無理だと思ったので、別途工事見積もりをしてもらうことになりました。

でも、もうエアコン○台特典がどこいったのという、わけのわからない値引きの嵐でした。ここでこの店員さんは信頼できると思い、炊飯器とオーブンレンジについても質問しました。

炊飯器とオーブンレンジはパナソニックなので、値引き金額は表示価格の1~2割程度でしたが、しっかりとポイントもつけてもらったのでかなり安くなりました。

ヤマダ電機は販売価格が高いので、表示価格からは30万円ほど安くなり、消費税込みで合計77万円となりました。クレジットカード利用でもポイントはそのままつきました。前はクレジットカードだと、ポイント率が下がったのに激アツです。

結果として、他の家電量販店よりも15~20万円以上は安くなりました。ヤマダ電機は競合店の見積もりがあれば、圧倒的に安くなると思いました。

その後、エアコンの見積もり工事代は訪問して見積もりをもらったところ25,000円くらいとなりました。

当初は5万円超えるかもと思っていましたが、3階のエアコンも2階のバルコニーに置く形となったので、思ってたより安くすみました。

プレミアムポイントも使ったので、実質1万円程度でエアコンの工事代がすんでよかったです。工事代も追加費用がかかることはありませんでした。良かった。

ヤマダ電機は見積もりがあればまとめ買いで安くなる!

今回の経験では最初のヤマダ電機では、一番高い見積もりを提示されましたが、相見積もりでその金額を見せれば、一番安い見積もりになるという面白い結果になりました。

「ヤマダ電機 まとめ買い」「ヤマダ電機 値引き」だと渋い値引きになるとの意見が多かったですが、リアル家電量販店の見積もりを取れば安くなることがわかりました。

このあたりはエリアや店員さんによっても変わると思うので、とにかく見積もりを取ってまとめ買いの交渉をしてみるのがおすすめかと思います。

感想

今回まとめ買いで安くするコツとしてわかったのは、リアル家電量販店での見積もりをたくさん取ることです。そして、一番安い見積もりを見せて、最終的に購入したい家電量販店に値引き交渉をすることです。

価格コムなどネットの最低金額を見せても、値引きに応じる家電量販店は少なくなっているので、自分の足で見積もりを取って、まとめ買いで値引き交渉をすることが安く買うポイントです。

ただし、見積もりを取るのにかなりの時間がかかることだけは、覚悟してください。でも、それだけ時間をかける価値はあるかと思いますよ!

値切るのは悪くないこと!むしろ素晴らしいこと!値切られる前提の価格設定にしているのだから、値切ったもの勝ちだぜ!

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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