2070年の日本の人口は?未来の人口問題で知っておきたいこと
2070年の日本の人口はどれくらいでしょうか?どんな高齢化社会が待っているのでしょうか?未来の人口問題で知っておきたいことをお伝えします。
2070年の人口
高齢化の現状と将来像(内閣府)では、2070年の日本の人口は約8,700万人になると予想されています。
2022年は約1億2,500万人の人口なので、約4,000万人もの日本人が減ってしまったことになります。
高齢化社会が進む
2070年には、65歳以上の高齢化率が38.7%となり、2.6人に1人が65歳以上となります。また、75歳以上の人口割合が25.1%となり、4人に1人が75歳以上となると予想されています。
0~14歳 | 15~64歳 | 65~74歳 | 75歳以上 | 総数 |
---|---|---|---|---|
797 | 4,535 | 1,187 | 2,180 | 8,700 |
*単位は万人
65歳以上の人口
65歳以上の人口は、2043年に3,953万人でピークとなり、その後は減少に転じると予想されています。2037年には、国民の3人に1人が65歳以上となると予想されています。
75歳以上の人口
75歳以上人口は、2055年に2,479万人でピークとなり、その後は減少に転じると予想されています。
高齢者をおんぶする時代
1人の高齢者を支える現役世代は、1.3人となります。1950年は12.1人で1人の高齢者を支えていたのに、高齢者をおんぶする時代となります。
「1人の高齢者を支える現役世代は何人?社会保険料の仕組みは破綻している」も参考にしてください。
出生数も下がる
*高齢化の現状と将来像(内閣府)の図を参照
2070年の出生数は50万人になることが予想されています。2021年の81万人で少子化が叫ばれていたのに、もっと出生数が下がります。日本の人口はものすごい勢いで減っていくことになります。
働く人も減る
出生数が下がるので、働く人(生産労働人口)も減っていきます。2032年には7,000万人以下となり、2070年には4,535万人になると予想されています。GDPもどんどん下がっていくでしょう。
感想
2070年の日本は人口も9,000万人以下となり、2.6人に1人が65歳以上、4人に1人が70歳以上という高齢化社会となっています。
少子化対策を今すぐにでも取り組まなければ、日本は取り返しの付かない状況になってしまいます。政治を変えて、少子化対策にかじを切ることが必要です。
「日本人口の推移と未来予測【2070年には人口8,700万人まで減少】」も参考にしてください。