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自治体DX推進計画の外部人材の受入れ準備チェックリストが面白かった件

2023年08月20日 更新2023年08月20日 公開

自治体DX推進計画では、どんな外部人材を登用すればいいかわからない自治体のために、「外部人材の受入れ準備チェックリスト」があります。

「外部人材に過剰な期待をしない」というのは、思う以上に本質をついていると思いました。

外部人材に過剰な期待をしない

「デジタル人材には、それぞれ専門や得意とする分野がある。DXのことなら何でもできるというような過剰な期待は禁物である。」

これって本当にそうなんですよね。デジタル分野って範囲が広いので、全部できる人なんて非常に少ないのです。

私も起業したときにエンジニアを採用するときに、CTOになるエンジニアならWeb開発、アプリ開発、デザイン、サーバ構築とかも全部できるって思ってました。

なんなら、SEO、Webマーケティングとかも全部できるでしょと思ってたくらいです。でもね、複数のスキルをあわせ持つ人材なんて、なかなかいません。1つ1つが専門性の高いスキルだからです。

1つでもちゃんとしたスキルを持っているならば、とても優秀な人材になるのです。なので、このチェックは良いチェックだなと思いました。この意識がないと、採用は失敗する可能性が高いと思います。

首長や職員が、外部人材の受入れ意義や狙い、外部人材に期待する役割や業務について、十分整理・共有できているか

「外部人材の受入れ意義や狙い、外部人材に期待する役割や業務を整理するとことは勿論、一部の職員だけでなく、広く共有されていることが必要。」

これがなかなかできないから困っているのが、自治体DX推進計画です。正直IT系の人間じゃないと、なかなか理解できない計画だと思います。あと、やることが多すぎるので、全体像を理解するのが大変です。

職員の主体性はあるか。外部人材に丸投げしない

「外部人材に要望を伝えてDXを進めた気になってはいけない。外部人材の力を借りて主体性を持ってDXを推進することが必要。」

いろんな会社のWebコンサルをしてきましたが、担当者に主体性がないとうまくいかないことが多いです。丸投げされるなら、それ相応の予算がないと動けないです。

あと、丸投げしている会社でうまくいっているのは、莫大な予算で丸投げできる大企業だけです。

一般的な市町村レベルで丸投げするだけでは、中途半端な結果になるか、開発業者に毎年お布施をして現状と変わらない開発費用になる可能性が高いです。

外部人材のサポート体制を構築できているか

「外部人材は、慣れない環境で孤立するおそれもある。外部人材が力を発揮するためには、受入れ部門や人事担当部門のサポートが必要。また、自治体の意思決定の仕組みや予算立案・執行のルールやスケジュールなどについて、十分に説明することが重要。」

これも重要だと思います。民間と行政のやり方は全然違うと、議員になってから実感しています。

「外部人材がこんなやり方じゃやってられない!

となってしまわないようなサポート体制が重要です。行政と民間の仕事のやり方の違いをうまく埋め合わせるような、行政側のサポートが必要です。

企業に属する外部人材を受け入れる場合、十分に企業と調整できているか

「企業に属する外部人材を受け入れる場合、任用形態、勤務条件などについて、十分に調整しておくことが必要。」

優秀な外部人材であれば、それ相応の報酬は必要です。ただし、優秀じゃない人材も間違えて採用してしまうリスクもあるので、払いすぎない対策も必要です。

それくらい、DX人材は玉石混交ですし、IT企業でも採用はよく失敗するものなのです。

外部人材の活動内容は、当初の想定どおりとなっているか

「募集時に想定した外部人材の活動イメージと実際の活動が一致しないことも想定される。その場合、自治体にとっても外部人材にとっても納得できる活動内容となるよう、外部人材との間で十分に対話を行うことが重要である。」

自治体側の期待値は高くなりがちな気がするので、現実的な期待値で活動内容を考えておくことが重要です。

あと外部人材がそこまでスキルがなくても、自分にはものすごいスキルがあると自己PRしてしまうことは多いです。なので、ちゃんと実際のスキルの見極めも必要です。

他人の期待値のハードルを下げよう!他人への期待値を0にすると、仕事や人間関係がうまくいく理由」も参考にしてください。

感想

DX人材の採用は本当に難しいです。そもそも、スキルが目に見えにくいものなので、実績や面接で判断するしかないからです。

自治体DX推進計画の外部人材の受入れ準備チェックリストは、かなり理にかなっているなと思いました。「外部人材に過剰な期待をしない」というのは大事です!以下のページも参考にしてください。

参考ページ

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
詳細プロフィール

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