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年代によって響く歌詞は違う!すべての歌詞に意味なんかなくてもいいと思えるようになってきた件

2022年07月01日 更新2022年07月01日 公開

10代、20代の頃は歌詞にメッセージ性を求める傾向にありました。しかし、30代後半になると昔あんなに共感していた歌詞にも、共感できなくなることが増えてきました。

年代によって響く歌詞は違うんです。すべての歌詞に意味なんかなくてもいいやと思えるようになってきた件をお伝えします。

大前提

この説を唱える前に、私の音楽嗜好をお伝えしておきます。偏った音楽嗜好を持っていると思われます。

大衆に向けたメッセージ性のある歌は苦手

大前提として、私はもともと大衆に向けたメッセージ性のある歌はあまり好きではありません。いい曲だなと思って2~3回聞くとやっぱり飽きちゃうんですよね。

漠然としたラブソング系の歌詞は、あまり入ってこない模様です。3とか4くらいのアルバムのRADWIMPSみたいに個人的なメッセージ性のある歌は好きだったりします。いきものがかりの人が

「大衆に向けて歌詞作っているのに、RADWIMPSは個人のために歌詞を作って売れたのでびっくりした」

的なことを聞いて妙に納得したものです。

野田洋次郎は天才!RADWIMPSはアルバムの3と4がおすすめ!」も参考にしてください。

意味のない歌詞の歌はなくていいと思っていた

若いころは意味のない歌詞の歌はないほうがいいと思っていました。でも、今は響かないしょうもない歌詞を書かれるくらいなら、意味のない歌詞の歌が良かったりします。人って変わりますね。

大衆受けする歌詞の狙いに気づいてしまう

人間とは不思議なもので、若いころは自分の境遇にかぶるような歌詞を聞くと

「この歌は自分のことを歌っているみたい」

とか思うものです。でも、年齢を取るとそういう歌詞にも共感できなくなります。だって、大衆的な歌詞手法で、多くの人に刺さるような歌詞を狙っているとわかるようになるからです。

大衆マーケティング的な歌詞の存在に気づいてしまうと、まるで歌詞に共感できなくなっていくのです。

世代によって響く歌詞が違うとわかる

年を取ると自分の価値観も固まってきます。自分の価値観に合わない歌詞は、自然と受け付けなくなりました。歌詞に共感できなくなってくるのです。

そりゃ、若いときは恋愛系の歌詞のほうが共感できます。しかし、結婚をして家族を持てば、恋愛ソングよりファミリーソングのほうが共感できるようになります。

もはや、日々の生活に対する悟り系の歌詞のほうが好きになってくるものです。「愛燦燦」とか好きになったりしてくるわけですw

正直おっさんになって若者の曲を聞かなくなるのは、若者向けの歌詞だから響かないことも大きいと思います。曲は好きでも、歌詞が嫌いとかよくある話です。

というか、結婚もして子供もいる40手前のいい年したおっさんが、10代のキュンキュンするような恋愛の歌詞に共感していたら、それはそれでやばくないですか?

年齢とともに、好きな歌詞が変わっていけばいいだけなのです。10代向けの歌詞もあれば、30代向けの歌詞があるのです。

すべての年齢の人を一緒にして、歌詞が響くかどうかを考えることがいけないだけな気がしてきました。

ただし、懐メロだけは別です。懐メロだけはあの頃の若かりし感情が蘇るので「懐かしいな」とか思ってしまいます。不思議なものですね。

すべての歌詞に意味がなくてもいいと思えるようになってきた

そんなこんなで最近は、すべての歌詞に意味がなくてもいいと思えるようになってきました。響かない歌詞があるくらいなら、意味がない歌詞のほうが聞けたりします。

私はブランキー好きですが、「不良の森」とか「悪い人たち」のようなメッセージ性の強い曲のほうが、高校生のときは刺さりました。逆に、そういうメッセージ性が強い曲は、おっさんになるとあまり聞かなくなってきました。

最近だと、ブランキーらしい単語が並ぶ曲のほうが好きだったりします。意味はあるのだろうけど、意味はないととらえても構わないような曲のタイプです。プディングとかパイナップルサンドとか。でも、それでいいのです。かっこいいから。

それにブランキーの醍醐味は歌詞よりも演奏です。ライブごとの演奏状況を楽しむという、まさにジャズ的な楽しみ方となってきました。

そんなこんなで、すべての歌詞に意味なんかなくたっていいのです。何でもかんでも意味を求めるなってことですね。意味を求めすぎな時代なような気もします。

感想

歌詞の共感は人それぞれです。年代によっても響く歌詞は変わります。だから、すべての歌詞に意味なんかなくてもいいし、意味がありたい歌詞だけ意味があればいいと思います。

そんなこんなで、ブランキーはいつまでたっても最強だなと思いましたとさ。若いころはメッセージ性を求め、最近では音楽性を求めるとは。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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