野田洋次郎は天才!RADWIMPSはアルバムの3と4がおすすめ!
個人的にRADWIMPSというか野田洋次郎が好きです。アルバムだとRADWIMPS3と4が大好きです。RADWIMPSの曲や歌詞は、3と4がピークだったと思ってるほどです。RADWIMPSアルバムは3と4がおすすめなのです。
目次
RADWIMPSとは
RADWIMPS(ラッドウィンプス)とは、野田洋次郎を中心とした4人組のバンドのことです。中高生や一部メンヘラから熱狂的な人気がありましたが、「君の名は」の主題歌で一般層にも有名となりました(最近では米津玄師が持っていった感ある)。
RADWIMPSの魅力
個人的に感じるRADWIMPSの魅力をお伝えします。
野田洋次郎の歌詞
個人的に考えるRADWIMPSの魅力は「野田洋次郎の歌詞」でしょう。バンプっぽいとよく揶揄されますが、全然バンプとは違うのが歌詞です。唯一無二の歌詞だと思います。特に若い頃の野田洋次郎は天才だと思う。
RADっぽいと思わせるギター
RADWIMPSの魅力はギターでもあります。RADWIMPSのギターって、RADらしさが全開なんです。コードだけ弾くのではなく、結構リフで暴れまくっているかんじです。
繰り返し系のリフも多いですが、歌を邪魔しないんですよね。JUDY AND MARYのTAKUYAのギターとか好きな人も、好きなギターだと思ってます。
私は歌より楽器を聞くタイプではありますが、今どきのバンドにしてはここまで暴れるギターは珍しいと思います。
リズム隊もうまい
RADWIMPSはリズム隊もうまいです。5弦ベースにツインペダルだし、若いときからずば抜けてうまいです。RADWIMPS4のときには、これ若者のバンドかよって思う完成度です。
RADWIMPS3のときにたまたまライブを見たことあるのですが、このときはまだ4のときほど上手ではなかったですが、ものすごく成長度が早いんですよね。
野田洋次郎がイケメンではない
野田洋次郎が一般的なイケメンではないというのもポイントです(笑)でもイケメンだったら歌詞が入ってこないっす(ベースは結構イケメン)。
RADWIMPS3は1人の彼女に向けた究極のラブソング
RADWIMPS3は青臭い名盤だと思っています。今の野田洋次郎には書きたくても書けない、若さゆえにかける天才的な歌詞が満載だからです。
そこに、野田洋次郎のワードセンスと普遍的なポップさが混じっているので、いまだによく聞いているほどです。アルバムの捨て曲も少なくて、私のお気に入りの音楽リストには10曲も入っているほどです。
- 4645
- セプテンバーさん
- イーディピーー
- 閉じた光
- 25コ目の染色体
- 螢
- おとぎ
- 最大公約数
- トレモロ
- 最後の歌
ちょっと女々しくて、中二病的な恋愛状態のような歌詞ではあります。また、当時の彼女(マキさん?)と関係は良好だったようで、当時の彼女のためのラブソングがほとんどです。歌詞の内容もまだそこまで重くはありません。
また、RADWIMPS3は楽器隊もシンプルで、聞きやすいというのもあります。ギターもリフの繰り返しなので、キャッチーで聞きやすいです。
私は鹿児島のSRホールでRADWIMPS3のときのライブを見たときがあるのですが、このときの演奏技術もまだまだ荒削りという感じで、若さゆえのアレンジがあって聞きやすいのだと思います。
ちなみにRADWIMPS1は、荒削りすぎて聞けたものではありません。RADWIMPS2はなんちって、愛し、ララバイとか名曲もあるのですが、演奏技術がまだまだ荒削り過ぎます。リマスターしてほしい。
25コ目の染色体は歌詞が天才過ぎる
「25コ目の染色体」の歌詞は、天才過ぎるだろうと思います。あんな歌詞を二十歳そこそこの若者が書けるのかと思いますよ。
「あなた死ぬそのまさに一日前に僕の息を止めてください~中略~あなたが生きるその最後の日に僕はソラからこの世が何色に染まるか当てたいんだ」
「次の世の僕らはどうしよう生まれ変わってまためぐり合ってとかはもうめんどいからなしにしよう一つの命として生まれよう」
「彼女が死ぬ前の日に死にたい」
「1つの命として生まれよう」
なんて発想はしたことがありませんでした。遺伝子とか染色体とかサブカルが好きそうなキーワードも散りばめられているので、ゾクゾクしますね。
最大公約数は女々しさが素敵過ぎる
最大公約数の歌詞なんて、「絶対に別れたくない女性かよ!」と思えるくらいの女々しさが炸裂した歌詞となっています。
「別れる理由3つあるなら 別れない理由100探すから」
とかもう絶対に別れたくないオーラが伝わってきます。でも、これだけ言えるって素敵ですよね。青臭さの真骨頂に、野田洋次郎の天才的歌詞センスが加わってズキューンときます。
「僕の二歩は君の三歩 僕の四歩は君の六歩」
なんて最大公約数がそういう意味かと伝わる歌詞も素敵です。凡人には書けない歌詞です。
RADWIMPS4は青臭い失恋ソングの名盤
RADWIMPS4は当時の彼女と別れが近づいているのか、別れているのかという時期だったので、失恋ソングが多くなっています。当時の彼女が死んだという噂もありますが、そのへんは野田洋次郎しかわからないです。
ふたりごと、me me she、有心論、夢番地など悲しい歌詞が多いです。プレイリストにも以下の曲を入れています。
- ふたりごと
- 05410
- me me she
- 有神論
- ます。
- 夢番地
野田洋次郎は結構なこじらせ男子だと思いますが、当時の彼女も相当こじらせていると思います。悪く言ってしまえば、二人ともメンヘラの類だよなと曲を聞くほどに思います(音楽家には素晴らしい才能だけど)。
また、RADWIMPS4では楽器隊のレベルがかなり上がっていて、RADWIMPSってかんじです。個人的にはRADWIMPSはギターが好きなのですが、現在ほどくどくないアレンジなのもいいですよね。
ベースとドラムは若いのにうますぎ。また、メロディアスな早口ラップの先駆けとも言えるんじゃないでしょうか。YUIのCHERRYみたいな。
ふたりごとはメンヘラ一歩手前の彼女を引き止めている
「ふたりごと」では、両親が離婚しそうでメンタル崩壊しそうなメンヘラ一歩手前の彼女を支える、野田洋次郎の姿が浮かび上がってきます。
「私の命は二人の愛の証 そこには一つだって嘘はないそうでしょう」
と両親が離婚するんだろうなって風景が浮かび上がってきます(離婚しているかどうかはわかりません)。でも
「六星占術だろうと大殺界だろうと」
「君と僕とが出会えた奇跡を信じてみたいんだ」
などその彼女となんとか別れないように努力している、野田洋次郎ならではの歌詞が炸裂しているのが魅力です。
me me she は究極の失恋ソング
me me sheは、個人的に究極の失恋ソングだと思っています。別れていると思われるのに、もう女々しさ満載だし、自分が失恋したときに聞くと泣けます。
「約束したよね100歳までよろしくね 101年目がこんなに早くくるとは思わなかったよ」
「僕が例えば他の人と結ばれたとして 二人の間に命が宿ったとして その中にもきっと 君の遺伝子もそっとまぎれこんでいるだろう」
ここにも「遺伝子」というキーワードが入っていますね。メンヘラ女子にはゾクゾクってくるんじゃないでしょうか。
ちなみに振られたときに「me me she」を聞くと、とっても悲しい思いに浸れます。メンヘラ気質だった若かりし私も、当時はよく聞いていましたw聞くと悲しい思いになるので、最近はあえて聞かないほどです。
「有神論の神=マキ」論
「有神論」は前から好きでしたが、桐谷美玲のビールのCMで野田洋次郎がアコギだけで歌っているのを聞いて、鳥肌が立ちました。
やっぱり、このときの野田洋次郎の歌詞は、ギリギリの繊細さがあった天才だと思います。多分、当時の彼女と別れている状態です。
「白血球、赤血球、その他諸々の愛を僕に送る」
とか普通書けないですもん。今聞いても素敵な曲。CMバージョンも素敵でしたが、KIRINの公式アカウントにはなかったので、リンクできずに残念。
夢番地は他者の希望に気づかせてくれる曲
個人的に就活をしていたときに聞いていたのですが、夢番地は他者の希望を気づかせてくれる歌です。
例えば、今付き合っている人がいるけど、その人は別の誰かにとっては絶対に叶わない恋の相手だったりします。
一方、自分が好きなあの人は自分から見たら「なんでこんな人と付き合っているんだろう」とか思ったりします。そんなふうに、他者の希望を気づかせてくれるいい歌詞だと思います。
「僕はきっと今いつかの夢の上に立っているんだね」
「僕はきっと今誰かの夢の上に立っている」
アルトコロニーの定理から野田洋次郎が大人になってきた
個人的な感想ではありますが、アルトコロニーの定理からRADWIMPSは微妙になってきたなと思っています。アルトコロニーの定理は「オーダーメイド」「七ノ歌」などまだ好きな曲はありますが、それ以降の曲はあんまりリアリティが感じられないんですよ。
もちろん、当時の彼女と別れた後は芸能人(臼田あさ美とか吉高由里子とか)とお付き合いをしているらしいですが、青臭い野田洋次郎ではないんですよね。
若者から大人になったという感じです。現実的というか、昔のような青臭さや熱狂さが感じられず、世の中に冷めてきているかんじです。
アルバムを買う気持ちにはなれずにとりあえずレンタルした程度ですが、アルトコロニーの定理からCDをあまり聞かなくなりました。この頃から個人的にもRAD離れが始まっていきました。
「五月の蠅」は久々に野田洋次郎らしい曲
ただ、それでも「五月の蠅」は久々に野田洋次郎らしい曲となっています。もう聞いてて鬱になりそうな歌詞です。冒頭からすごいもの。
「僕は君を許さないよ何があっても許さないよ 君が襲われ身ぐるみ剥がされレイプされポイってされ途方に暮れたとて その横を満面の笑みでスキップでもしながら鼻歌口ずさむんだ」
一体そのときの彼女(吉高由里子?)と何があったんでしょうか?もうそれくらい、愛情が憎悪に変わったんでしょうか?
誰しも失恋したときにこのような気持ちを持つことはあるでしょう。しかし、その気持ちを歌詞に昇華して、作品として出せてしまうのは野田洋次郎のメンヘラマジックとも言えるでしょう(けなしているわけではなく最大の褒め言葉です)。
これくらいの変態さがないと、野田洋次郎の魅力は出てこないです。そういう意味で、3とか4でも1人の女性のために歌を作るって変態ですよね。
君の名はの「前前前世」からはヒット狙い感が強い
これも個人的な感想ではありますが、「君の名は」主題歌の「前前前世」からはヒット狙い感があります。もちろん、売れる曲を作るのは大切なことで、それは悪いことではありません。曲のクオリティも高くなっていますし。
ただ、曲のクオリティが上がって野田洋次郎らしさは残っているけど、昔のような青臭さは最近の曲からは感じられないのです。
昔のような中毒性は感じられないのです。ラーメンで言えば二郎のような、まるで麻薬のような化学調味料強めの中毒性がないのです。あれは、野田洋次郎のセンスと若さがあったからこそできたのですよね。
野田洋次郎の才能と若さとメンヘラっぽさが名曲を作った
私見とはなりますが、RADWIMPSに名曲が多かったのは、野田洋次郎の才能と若さとメンヘラっぽさ(恋愛気質な男子)があったのだと思います。
少なくとも当時の彼女(マキさん?)に向けた曲はどれも素敵です。そこにはリアルさがあります。天才過ぎるセンスがあります。
きっと普通のメンヘラ男子が書けば陳腐でしょうもない内容になるけど、野田洋次郎の天才的ワードセンスがあるから名曲に昇華されたのです。
ロックンロールバンドでも若いときの歌詞と年を重ねたときでは、歌詞の内容は変わっていきますよね。忌野清志郎やブランキージェットシティでも、同じような感覚があります。
もちろん、若いときの考えが大人になると若かったなーと思うことは多いですが、そのときしかない若さでしか書けない歌詞もあるのだと思います。
RADWIMPSの好きな曲ランキング
最後に、独断と偏見によるRADWIMPSの好きな曲ランキングをご紹介します。苦情は一切受け付けません。
1位:有心論
最近異常に好きです。桐谷美玲のCM効果だと思います。メロディーと歌詞が素敵。そんな君はもういないいないいないいないけど。
2位:25コ目の染色体
歌詞が秀逸過ぎます。こんな歌詞書いてみたい。才能の塊と呼ばれてみたい。こんなふうに愛されてみたい。
3位:最大公約数
歌詞が好きな歌。この歌詞も天才だよな。カランコロンカランコロンがいつも頭から離れません。
4位:4645
これは単純にメロディーが好き。英語の歌詞の部分の意味は全くわからないけど好き。
5位:セプテンバーさん
これはメロディーが好き。ポップながらもジャジーなコード。そしてセプテンバーと叫ぶ意味深な素敵な歌詞。天才。実は最後らへんのサビでのベースも気持ちいいのでそこから(4:45くらい)再生させています。
6位:夢番地
聞くと切なくなるのであまり聞かないけど歌詞が好き。今の自分もきっと誰かにとっては、理想の自分なのかもしれないと勇気づけてもらえる曲。
7位:なんちって
歌詞はとても青臭くて好きだけど、アルバムだとまだまだ演奏面の課題が残るのが低ランキングの理由。ライブ版はとっても素敵。
8位:ふたりごと
歌詞とメロディーの完成度が非常に高いし、メンヘラ度合いや女々しさマックスで好き。
9位:最後の歌
歌詞が好き。シンプルな楽器構成だけど刺さるー
10位:イーディピーとトレモロ
サビのメロディーからの突き抜ける感じが好き。
11位:閉じた光と螢
歌詞とサビのメロディーが好き。
それ以外にも「me me she」「ます。」「05410」「オーダーメイド」「謎々」あたりは好きですが、ほとんど3と4の曲がランキングとなっています。「RADWIMPSの公式You Tubeチャンネル」があるので気になる曲があれば聞いてみてください。
感想
RADWIPMSの曲や歌詞は、RADWIMPS3と4がやっぱり名盤だと思います。そのときの彼女(マキさん?)に向けたリアルな気持ちと、野田洋次郎の変態的な天才さがあるからこそ名曲が多いと思っています。今でもヘビロテして聞くほどです。
それに、自分がバンドをしていたときは、RADWIMPSの天才野田洋次郎みたいになりたいとか思っていました。あんなキャッチーなのに独特な歌詞書きたいとか。まぁ私には他の役目があったみたいで、バンドの才能はありませんでしたがw
もちろん、最近の曲のほうが歌詞以外のクオリティは高いと思いますし、今のRADWIMPSのほうが好きだという人も多いと思います。
でも、こういう意見があってもいいのかなと思うので記事にしました。いわゆる昔のRADWIMPS好きの一つの意見だと思って、気軽に読んでください。
ちょっと悪口っぽい文言を利用してしまったかも知れませんが、RADWIMPSと野田洋次郎が好きなファン故の表現であることご理解くださいませ。若さ故の音楽的才能を、歳を重ねてもそのまま活かすというのはできるのだろうか。