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ヒスブルとジュディマリの共通点と違い!春~spring~が名曲過ぎてヒスブルのが好きなときもある

2023年06月12日 更新2020年06月09日 公開

最近なぜか、ヒスブル(Hysteric Blue)の「春~spring~」にハマっています。歌に罪はないので、名曲だなと思います。最近ヒスブルだけを聞いて1ヶ月以上w

また、私はジュディマリ(JUDY AND MARY)も好きなのですが、ヒスブルとジュディマリの共通点と違いも考えてみました。

Hysteric BlueとJUDY AND MARYの共通点

Hysteric Blue(ヒスブル)とJUDY AND MARY(ジュディマリ)の共通点からお伝えします。

プロデューサーが佐久間正英

ヒスブルもジュディマリも、プロデューサーが佐久間正英さんです。なので、曲のクオリティが全体的に高いなと思います。

個人的に佐久間さんのジュディマリが好きなので、ジュディマリが好きだとヒスブルも好きになりやすいのかなと思います。どちらかというと、前半時代のジュディマリに近いですよね。私はTAKUYA派だから、ジュディマリの後期が好きなタイプです。

ベースがほぼ佐久間さん(後半は黒夢の人時)というのも豪華です。3人組で逆に良かったですよね。リズム隊がしっかりしたプロ体制。ライブのサポートメンバーに、佐久間差さんや人時とか豪華すぎるんです。

そして、ヒスブルは佐久間さんのベースがかっこいいんだよな。あと、佐久間さんのプロデュース曲が好きなのもあります。「佐久間正英プロデュース作品にハマっている件【ジュディマリ、ヒスブル、すかんち、CURIO】」も参考にしてください。

ボーカルの声質が似てる

ヒスブルのTamaとジュディマリのYUKIの声質は、すごい似ていると思います。佐久間さんがプロデューサーなだけあって、ヒスブルの曲を聞いているとジュディマリと勘違いしてしまうこともあります。

「RUSH」「Little Trip」は「これジュディマリじゃね?」って思うくらい似ていますよね。自分と似ている人は世間にいると言われますが、これだけ声が似ているのはすごいことですよね。そして、歌もうまいわけです。

佐久間さんもポストジュディマリ(しかも前半時代の)を作りたかったのか、こういう声質とか曲調が好きなのかなとか、そんな意図があったのかなとも思います。だから、佐久間さんがヒスブルのデモテープを聞いて、声をかけたんだろうな。

Hysteric BlueとJUDY AND MARYの違い

ヒスブルとジュディマリの違いを個人的に考えてみました。最終的に全て「ギターが違う」という結論に落ち着いてしまう。本当にいろんな意味でね。

ギター

私はジュディマリのTAKUYAのギターが好きです。なので、ギタープレイがまるで違うと思います。ヒスブルのギターはちゃんとコード優先してるし、歌を邪魔していません。

ヒスブルのギターが下手とかいうわけでもなく、単純にTAKUYAのギターが圧倒的に独創的で、うまいだけです。TAKUYAのギターはすごすぎるので、単純比較するのが間違ってます。TAKUYAのギターは万人が真似できるプレイではないのです。

そして、ジュディマリってリズム隊がうまいので、TAKUYAのギターが変態的に動いていても、奇跡的に曲として成り立つからすごいんですよね。

「そばかす」とか大ヒット曲なのに、ちゃんとギター聞くとすごいよねwコードのパートの方が少ないというwCDだとギターの音小さいので気づきにくいので、ライブ版とかめっちゃギター動いてるw

それでもYUKIもちゃんと歌ってるし、ギターも歌っている珍しいバンドなのです。最近ジュディマリを聞くと、TAKUYAのギターしか聞いてないレベルですwTAKUYAは賛否両論ある人だけど私は好きです。

最近Youtubeでギター弾いてくれる動画が、すごくいいのです。もうギターを聞いているだけで仕事がはかどるレベルです。BATHROOMの貼っとく。変態ギターが最高やで!

作曲体制とヒットメーカー

ジュディマリは作曲体制とヒットメーカーが、圧倒的に強かったように思います。初期は恩田快人さんメインで、後期はTAKUYAメインでした。

そして、ジュディマリがすごかったのは、恩田さんもTAYKUYAのどちらもヒットメーカーということです。恩田さんがキャッチーなポップスで、TAKUYAは攻めてるポップスと言う感じがします。

TAKUYAの「オーバードライブ」は初期のジュディマリっぽいですが、後期の「motto」とか攻めてますよね。やりたい放題でアグレッシブなのが好きですwそれが解散の原因にもつながるのですがw

また、ドラムの五十嵐公太さんも作曲できるし、「散歩道」という名曲を作ったりしているのです。曲を作れる人が多いと、アルバム制作でも行き詰まりにくい気がします。

ヒスブルもドラムとギターが作曲(ボーカルや佐久間さんも数曲作曲してる)できますが、ドラムが作曲メインでヒットメーカーの傾向が強いです。有名なヒット曲は、ドラム作曲がほとんどです。キャッチーなんですよね。

最近は聞けば聞くほど、ギターも才能があったのになと思います。ジュディマリ感はすごいですが、「Little Trip」もいい曲ですし、「直感パラダイス」もいい曲です。

でも、ヒスブルに関してはギターにプレッシャーを与えないことで、事件を回避する可能性もあったのかもと思ったりします。そのためにも、ドラムメインの作曲体制のほうが良かったのかなと思います。

タラレバですが、事件起こすことがわかっているくらいなら、ギタリストに専念させて事件回避できていたら、ヒスブルは継続しているのかなぁ。継続しても休止か解散しそうだけど…

歌詞の世界観に統一性がなかった

ジュディマリはYUKIちゃんが基本的に歌詞を書いていたので、世界観は統一されていました。ただ、ヒスブルに関してはTamaちゃんと、ドラムのたくやの書いている歌詞の世界観が全然違うんですよね。

私の中でTHEヒスブルの歌詞って「春~spring~」です。でもこれ、ドラムのたくやが書いてるんだぜw

「なぜ」「RUSH」もたくや作詞ですw「RUSH」がたくや作詞ってわかったときに、ちょっと引いたレベルwそれくらい乙女な歌詞w

たくやが書く歌詞の方が、不思議とTamaちゃんっぽいんだよね。男なのに女らしい素敵な歌詞なんですよね。「ふたりぼっち」はTamaちゃんと共作だけど、たくやメインだと思ってる(印税問題で共作だったのかな?付き合ってたのかな?)。

一方、「Little Trip」「直感パラダイス」「ベイサイドベイビー」とかはTamaちゃん歌詞です。最近はTamaちゃんぽい歌詞だなと、聞いてればわかるようになってきた。

Tamaちゃんの歌詞って絶妙なんですよね。「直感パラダイス」がTamaちゃんワールドというか、Tamaちゃんワード全開だと思うんですけど、絶妙に歌詞が不思議なんですよねwそれはTamaちゃん派からすれば、魅力でもあるんだろうけど。

でも、結果として歌詞に統一性がなかったというのが、ジュディマリとの違いなのかなと思います。たくやならたくやに、TamaちゃんならTamaちゃんに作詞は統一するべきだったのかなと思ったりします。

時代が少しだけ遅かった

ジュディマリが人気だったときって、CDが一番売れている時代だったんですよね。テレビの主題歌になれば、ヒットする時代でした。そばかすもるろけんのオープニングで売れたもんな。ハローオレンジサンシャインもめちゃイケで売れたし。

でも、ヒスブルはそのピークを少し過ぎてからデビューしたので、時代が少し遅かったとも言えます。CD売れまくりの黄金時代にデビューしたかどうかって、結構重要なんですよね。

あと、ポップスのあり方が少しずつ変わってたときなのもあります。Mの浜崎あゆみとか出てくるときかな?バンドポップスという時代じゃなくなってたのかも。Mの影響受けすぎですねw

CDの販売枚数で音楽は語られることも多いので、販売実績における伝説も作りにくいですしね。時代ってタイミングが大事ですよね。早くても遅くてもいけないのです。

今でこそCDは、握手券とかないと売れないのでオワコンとか言われますが、徐々にCDのセールスが下がっていく時代だったので、販売枚数であれこれ一番言われていた時代だったのです。

ここまでは一般的に分析した違いとなります。実際は以下の2つが一番の違いだと思います。特に最後が一番の違いです。

「春~spring~」が名曲過ぎた

ヒスブルと言えば「春~spring~」が有名ですが、この曲が名曲過ぎるんですよね。今聞いてもやっぱりいい歌だなと思います。あの事件があったあとでも、聞きたくなるほどです。歌に罪はありません。

しかし、ヒスブルの悲劇は「春~spring~」が名曲過ぎて、その後の曲が「春~spring~」を超えられなかったことにあると感じています。

「ふたりぼっち」はヒスブルっぽい名曲ですし、「RUSH」「グロウアップ」など他にもたくさんいい曲はあります。

しかし、「春~spring~」が圧倒的に名曲過ぎるんですよね。でも、そんな名曲を作れること自体、すごいことですが。

一方、ジュディマリはヒット曲も多く、前半時代の曲が好きな人もいれば、後半時代の曲が好きな人もいます。後半は後半で、TAKUYAがやりたい放題に攻めた曲が多かったので、今聞いても楽しめます。

そういう意味で、春が名曲過ぎて一発屋みたいな状態になってしまったのも、ヒスブルの悲劇なのかなと思います。あまりに特定の曲が名曲すぎると、他の曲がどうしてもかすんでしまうんですよね。

しかも「春~spring~」は高校時代に作った曲だから、大人になったら作れないような曲なんですよね。

RADWIMPSも3と4あたりが、個人的にはベストだったのと同じような理由に思います。若いからこそ響く曲もあるんですよね。大人になると、そういう曲は作れないのよ。

野田洋次郎は天才!RADWIMPSはアルバムの3と4がおすすめ!」も参考にしてください。

ギターが起こした事件が凶悪過ぎた

ヒスブルの活動休止中にギターが強制わいせつ事件を起こしました。その結果、ヒスブルは解散となってしまいました。

ヒスブルに関しては、この事件が強烈、かつ、凶悪過ぎました。ヒスブルの曲を聞くと、この事件のことが頭によぎってしまうほどインパクトが強かったです。

「曲に罪はない」

というのはわかっていますが、やっぱりヒスブルの曲を聞くとモヤモヤするんですよね。この事件のせいでヒスブルとして、表舞台に立つのは難しくなってしまったし、ヒスブルの再結成もないでしょう。というか、被害者のことを考えると絶対にするべきではないよね。

ギターの人もちゃんと罪を償って反省して、世のため人のために生きてほしいです。せっかく、才能もチャンスもあったのにもったいないですよね。でも同じ罪を繰り返してしまう…

罪を犯したとしても、更生する機会を与える日本になってほしいとは思います。でも、これもヒスブルとしての運命(さだめ)だったのかなとも思います。何の役目か、何が因果だったのかとあれこれ考えてもしまいますが。

モヤモヤせずにヒスブルを聞くコツ

あの事件があった後でも「春~spring~」は今聞いてもやっぱり名曲です。ただ、ヒスブルを聞くと、あの事件を思い出してしまうのが辛いところです。

「曲に罪はない」ということはわかっているので、ヒスブルを聞いてもあの事件を思い出さないようにしたい今日このごろ。

最近わかったのは、PVを見るとギターの顔が見えてしまって事件を思い出しやすいので、PVじゃなくて音源だけを聞けば、事件のことは頭によぎりにくいということがわかりました。

最近はジュディマリよりヒスブルの方が好き

ここ1ヶ月以上ずっとヒスブルを聞いてるのですが、聞けば聞くほどヒスブルが好きになってきました。最近はジュディマリより、ヒスブルの方が好きです。

てか、ジュディマリって完成度高すぎて何回か聞くと飽きてくるけど、ヒスブルはなんか飽きにくいのです。佐久間さんのアレンジも面白いです。たまにはヒスブルも聞いてあげてください。

感想

ジュディマリとヒスブルって共通点もあるけど、違いは大きいなと思います。そして、佐久間さんプロデュースの偉大さを感じます。

そんなこんなで、これからもヒスブルを聞いていきます。いい歌はいいし、歌に罪はないのです。やっぱり好きなものは好きなのです。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
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