消極的な言葉を使ってはいけないのはなぜ?消極的な言葉なんか自分にはないと考えたい件
消極的なことばかり考えるのが習慣化してしまい、消極的な言葉ばかり使ってしまってはいませんか?消極的な言葉を使ってはいけないのはなぜでしょうか??消極的な言葉なんか自分にはないと考えたい件をお伝えします。
積極的であることが人生には大事
「これは平素人生に活きる時の言行である。即ちどんな場合にも、積極本位であること、特に一層の注意を要するのは言語である。(中村天風、真人生の探求p144)」
人生を生きるときに大切なのは「積極的かどうか」です。その中でも言葉は「積極的な言葉だけを使うこと」が大事です。
消極的な言葉を使ってはいけない理由
「言語というものには、頗る強烈な暗示力が固有されている。従って特に積極的人生の建設に志す者は、夢にも消極的な言語を、戯れにも口にしてはならないのである。何故かというと、それがすべて自他同化の暗示となるからである。(中村天風、真人生の探求p144~145)」
言語にはすごく強烈な暗示力があります。なので、積極的に生きたいと願うのであれば、消極的な言葉を口にしてはいけないのです。消極的な言葉という暗示に自分が同化してしまい、消極的になってしまうからです。
消極的な言葉を使うと、自分も消極的になってしまいますし、その消極的な言葉を聞いた他人も消極的になってしまいます。だから、消極的な言葉はダブルの意味で使ってはいけないのです。
消極的な言葉は自分にはないと考えよう
「泣言や弱音は口にしないことである。まして悲観的言語や恐怖の表現や、下らない憤怒的言辞は、自分の言葉には無いくらいに絶対に使わないことである。(中村天風、真人生の探求p145)」
泣言や弱音は口にしないのは当たり前ですが、消極的な言葉の中でも絶対に使ってはいけない言葉があります。それは怒り、怖れ、悲しみの感情を表す消極的な言葉です。
「怒れてくる」
「イライラする」
「怖いよ」
「悲しいな」
などの怒り、怖れ、悲しみを表現する言葉は、絶対に使わないようにしましょう。これは中村天風氏の「怒らず、怖れず、悲しまず」ですね。これはとても大切なことなので、怒り、怖れ、悲しみの言葉は絶対に使わない、自分にはないと思いましょう!
「私には消極的な言葉はない」という名言を自分に刻みましょう。また、自分は消極的な言葉は知らないと思うことも大切です。消極的な言葉に対して、このような考え方を持って生きることが大切です。
消極的な考えをすると、悪い結果しか生まれない
「何かの人生問題に直面すると、それが健康関係のことでも、また運命関係のことでも、その考え方までが、先ず消極的結果を自己答案の結論として思考するため、良い結果が来るものまでも、反対に不良にしてしまっている場合が尠なくない。(中村天風、真人生の探求p145)」
消極的な言葉を使うことが習慣化している人は、健康やら運命の人生問題に直面すると、考え方まで自然と消極的になってしまっています。
「どうせ今度もうまくいかないだろう」
「自分ではどうにもならないだろう」
など消極的な結果を自分の結論として考えてしまうため、本来は良い結果が来る人生問題さえも、悪い結果にしてしまっているのです。自分で自分を不幸にしてしまっているのです。
「消極的な思考でさえ、自己の人生に良くない結果を作る原因となるのに、それを更に言葉で表現すると、一層それを加重して印象することになるという事実現象を想えば、言葉には常に積極性を失わない注意こそ肝要である。(中村天風、真人生の探求p147)」
もうひとつ知っておきたいのは、消極的な考えをするだけでも、自分の人生に悪い結果を作ってしまいます。消極的な言葉を使うと、消極的なことを考える以上に悪い結果を作ってしまいます。
なので、消極的なことを考えないようにし、消極的な言葉は絶対に使わないようにしましょう!常に積極的なことだけ考えて、積極的な言葉だけを使いましょう。
人生は気分次第だから、言葉だけは積極的にしよう
「人生とは観念の世界である。気分の娑婆である。
だから、他人はどうあろうとも、自己だけは、どんな窮地に立った時でも、その心の積極性を失わないように、言語などは特に、雄々しく勇ましくあれ(中村天風、真人生の探求p146)」
これはすごい言葉です。読んだときに感動しました。人生とは観念の世界であり、自分の気分次第なのです。自分の気分次第で幸不幸を決めることができるのです。だからこそ、使う言葉だけは、積極的にするべきなのです。
「人生は気分次第!自分が使う言葉で幸せにも不幸にもなるので、積極的な言葉だけを使うべき件」も参考にしてください。
感想
消極的な言葉を使ってはいけないのは、暗示の影響を受けてしまうこと、消極的な考えや言葉が悪い結果を生み出してしまうからです。自分には消極的な言葉なんかないと考えましょう!