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朝起きたら「断定暗示法」で自分を断定し、なりたい自分になったと思うべき理由

2020年09月04日 更新2020年09月04日 公開

命令暗示法」でなりたい自分になれるようにする自己暗示の方法があります。断定暗示法を利用すると、命令暗示法の効果をより確実にすることができます。

朝起きたら「断定暗示法」で自分を断定し、なりたい自分になったと思うべき理由をお伝えします。

断定暗示法とは

「朝目が醒めたら、なるべく生活行事に携わらないうち、理想からいえば目覚めた直後程なおよい、前夜命令した事項を、既に具体化された状況で、断定した言葉で表現するのである。(中村天風、真人生の探求p142)」

断定暗示法とは、朝目覚めたらすぐに前夜に「命令暗示法」で命令した項目を断定する暗示法のことです。

「前夜「信念が強くなる!」と命令したら、それを「今日は信念が強い」とか「私は信念が強くなった」というように、その時の自己の状態にかかわりなく、仮想的断定を言語で我と吾が耳に聞こえるように断定するのである。(中村天風、真人生の探求p143)」

昨日の夜に「積極的になれ!」と命令をしたら、朝目が覚めたら「自分は積極になった!」というように、自分が積極であろうがどうだろうが、自分が積極的になったと自分の耳に聞こえるように断定するだけです。

命令暗示法とセットで行う

「この方法は前記の命令暗示法と併立して実行すべきもので、命令暗示法の可能性を的確にする補助法(中村天風、真人生の探求p142)」

断定暗示法も「自己暗示誘導法」の1つであり、命令暗示法とセットで行う暗示法です。夜眠る前に命令暗示法を行い、朝に断定暗示法を行うことで、命令をより現実化しやすくなる補助法となっています。

断定暗示法を行う目的

「この方法の目的はどこにあるかというと、命令暗示法に依って潜在意識に暗示づけられたものを、実際的に人生に役立たせるために、実在意識領に引戻すという意味なのである。(中村天風、真人生の探求p143)」

断定暗示法を行う目的は、命令暗示法で潜在意識に暗示をかけたものを、実際の人生で役立たせるために、実在意識に戻すということにあります。命令暗示は潜在意識に、断定暗示は実在意識に暗示をかけるのです。

鏡はなくてもOK

「これには格別鏡面を必要としないが、用いればなおよい。しかしこの場合の鏡は、命令暗示法の際ほど絶対的に必要としない。即ち鏡なしでよいのである。(中村天風、真人生の探求p142)」

命令暗示法のときは鏡が必須でしたが、断定暗示法では鏡が必須ではありません。もちろん鏡があったほうが効果的ですが、鏡がなければ、鏡がない状態で断定暗示法をしても効果があります。

日中もたくさん自分を断定してあげよう

「断定暗示は、命令暗示法と反対に、一日の中、何度でも折ある毎に行ってよいのである。寧ろ回数多く行う方が効果が多い。(中村天風、真人生の探求p143)」

命令暗示法は夜眠る前に1回というのが基本的なやり方でしたが、断定暗示法は朝だけでなく、日中何度も行ってもOKとされています。むしろ、日中もたくさん断定してあげることを、中村天風氏もおすすめしております。

ちなみに私は最近、命令暗示法と断定暗示法で自分にかけたい命令暗示をスクショして、スマホの壁紙にすることで潜在意識に刷り込んでいます。気づいたときに断定暗示法をかけられますしね。

感想

断定暗示法は「命令暗示法」とセットで行う「自己暗示誘導法」の1つです。夜眠る前にかけた命令暗示をより現実化させるためにも、朝目が覚めたらすぐに断定暗示をしてあげましょう。これも非常に簡単な方法ですが、気楽に生きるためのおすすめの方法です。

真人生の探求」の第二章が中村天風氏の真髄を体系的に、一番わかりやすく説明していると思えるので、完全理解するためにもぜひお読みください。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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