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発達障害だと決めつけるのは良くないけど、発達障害かもと考えれば違いを許せることが多い

2020年09月04日 更新2020年09月04日 公開

発達障害の認知度が高まっており、発達障害への理解も以前より進んできております。

何かあればすぐに、発達障害だと決めつけるのは良くないけど、発達障害かもと考えれば違いを許せることが多いなと感じています。

発達障害の割合は多い

発達障害の人って少ないように思いますが、アスペルガー障害でも1%ほど、ADHDでも10%ほどの割合という統計データがあります(データによってまちまちですが、数%はある)。

このように発達障害というのは珍しいことではないのです。私の周りにも発達障害だと思える人がいますし、自分もおそらく発達障害は持っているなと感じています。

誰もが発達障害的要素を持っている

人間とは面白いもので、発達障害の人によくある特徴や症状をチェックすれば、何かしらの特徴や症状に自分と合致するものがあるものです。

つまり、誰もが発達障害的要素を持っていると考えることができます。要は、発達障害の症状が軽度なのか、重度なのかという違いだけなのです。

もちろん、すべての人が発達障害というわけではありませんが、誰しも発達障害的要素を持っていると考えると、違いを許せるような気がするのです。

私にもアスペルガー障害の特徴があるし、ちゃんと診断受けてないけど簡易のアスペルガー診断テストを受けたら「あなたはアスペルガーの確率が高いです」と見事に指摘されました。

ただ、それが一般生活で困るレベルか、困らないレベルかという違いだけのような気がするのです。ちなみに、私は割と困らせたタイプなので、社会人になってからロジカルシンキングや、後天的に周囲から叩き直してもらった後天的修正タイプです。

それでも、いまだに質問の意図がわからないことあるし、会話していると「何の話だったけ?」と話のテーマがわからなくなること多いですがw

違いを許せるようになる

最初に述べておきますが、何でも誰でも発達障害だと決めつけるのは、良くないことだとわかっています。でも、単純に自分がこれまで、

「この人何でこんなこと言えるんだろう?性格悪いのかな?」
「何でこの人は当たり前のことができないんだろう?」
「何でこの人質問した回答が返ってこないんだろう?回答が斜め上を行き過ぎている…」

など思ってイライラすることがありました。でも、上記のようなことがあっても

「この人がこんなこと言えるのは、アスペルガー障害だからかもしれない」
「当たり前のことができないのは発達障害で、その人にとって当たり前じゃないかもしれない」
「上手にコミュニケーションするのが、苦手なタイプの発達障害かもしれない」

などと考えることで、違いを許せるようになった経験があるからです。別に病院で診断されたわけでもないのですが、重度のアスペルガー障害の人が近くにいますし、アスペルガー障害とADHDをミックスした人も身近にいます。

本当は脳の構造による考え方が違うので、その違いを認めてあげないと、一緒にいるのはとてもしんどいです。普通の定義が違うのです。

なので、「発達障害=考え方が自分と違う」という式が正しいように思います。そもそも、発達障害であろうがなかろうが、自分と考え方が全て同じ人なんて存在しません。違いを許せるようになることは、発達障害であろうがなかろうが大事なことです。

だからこそ、極端ですが「この人発達障害かも?」と思うことで、違いを許せるようになるという考え方もありかなと思った次第です。

自分にも発達障害の傾向あると考えるのも手

何でも相手のせいにするのはよくありません。もしかしたら、相手ではなく自分が発達障害の可能性もあるし、発達障害の性質を持っていることもあります。

人を発達障害だと疑う前に、自分が発達障害かもしれないと考えてもいいかも」も参考にしてください。

感想

「この人発達障害かも?」

と思うことで自分が重度の発達障害だと思っている人に、以前ほどイライラせずに付き合えるようになった経験があったので記事化してみました。

人と自分との違いを容認することは、とても大切なことです。自分と同じ人なんていないからです。今回の記事は極端な考え方かもしれませんが、発達障害の割合の統計データを見ると、こういった考え方を持っておくと人間関係がうまくいくように思います。みんな違って、みんないいんです。

アスペルガー症候群もADHDもロジカルシンキングで後天的にコミュニケーション能力を身につけられる理由」も参考にしてください。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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