一般会計と特別会計の違いとは?特別予算のほうが一般予算より多い不思議
一般会計と特別会計の違いをご紹介します。特別予算のほうが一般予算より多い不思議があります。
一般会計とは
一般会計とは、国や地方公共団体が行っている会計で、特別会計に属さない会計のことです。
国の会計では、毎会計年度における国の施策を網羅して通観できるよう、単一の会計(一般会計)で一体として経理することが、財政の健全性を確保する見地からは望ましいものとされています。
これを予算単一の原則(単一会計主義)と言います。
特別会計とは
特別会計とは、国や地方公共団体が行っている会計で、一般会計と区別した特定の事業に関する会計のことです。
しかし、国の行政活動が広範になり複雑化してくると、場合によっては、単一の会計では国の各個の事業の状況や資金の運営実績等が不明確となり、その事業や資金の運営に係る適切な経理が難しくなりかねません。
このような場合には、一般会計とは別に会計を設け(特別会計)、特定の歳入と特定の歳出を一般会計と区分して経理することにより、特定の事業や資金運用の状況を明確化することが望ましいと考えられます。
「財政法」(昭22法34)の規定において、一般会計の他に、特定の歳入・歳出をもって一般会計とは経理を別にする特別会計を設置することとしています。
- 特定の事業を行なう場合
- 特定の資金を保有してその運用を行う場合
- その他、特定の歳入を以て特定の歳出に充て、一般の歳入歳出と区分して経理する必要がある場合
令和4年度においては、経過的なものも含めて、13の特別会計が設置されています。
- 交付税及び譲与税配付金特別会計
- 地震再保険特別会計
- 国債整理基金特別会計
- 外国為替資金特別会計
- 財政投融資特別会計
- エネルギー対策特別会計
- 労働保険特別会計
- 年金特別会計
- 食料安定供給特別会計
- 国有林野事業債務管理特別会計
- 特許特別会計
- 自動車安全特別会計
- 東日本大震災復興特別会計
特別会計は一般会計より多い
*令和6年度で一般会計の歳出総額は約112兆円、特別会計の歳出総額は約436兆円となっています。
(令和4年度で一般会計の歳出総額は約132兆円、特別会計の歳出総額は約467兆円)
一般会計だけが全てだと思っていましたが、特別会計にこれだけお金が隠されていたんですね。本体の会計よりも特別の会計が多いのは疑問です。
私も議員になるまで政治に無知でしたが、権力を持つ人がやりたい放題の世界なんだなと失望しました。日本はあるべき経済の姿、国の姿に戻さないと破綻しそうで怖いです。
感想
政治は複雑なものではなく、もっとシンプルなものにして、私たち国民にとってわかりやすい形にするべきです。
難しいものを難しいままにするのは、愚者がすることです。難しいものをシンプルにすることこそ、賢者の姿なのです。日本は賢者になるべき!