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学校給食の提供方法は?自校方式、給食センター、デリバリー方式、親子方式の違い

2023年12月26日 更新2023年12月26日 公開

学校給食の提供方法を知っていますか?自校方式、給食センター、デリバリー方式、親子方式の違いをご紹介します。

自校方式

自校方式とは、学校の敷地内の調理場で調理する方式のことです。

できたての給食を適温で提供でき、アレルギー対応など細やかな対応ができるメリットがあります。給食を配送する必要もありませんし、食育もしやすいです。

一方、学校ごとに調理場を設置するコスト、人件費など一番コストがかかるというデメリットがあります。

理想的な調理方式ではありますが、自治体の財政を圧迫するので、必ずしも最適な方式とはなりません。

給食センター方式

センター方式(給食センター方式)は、給食センターで複数の学校の給食をまとめて調理する方式のことです。

食缶方式を採用することで、ある程度温度を保って給食を提供することができます。また、自校方式よりも人件費、大量調達により食材費などのコストを安くできるメリットがあります。

一方、細やかな調理ができない、建設費などの初期投資額が高いといったデメリットもあります。

ただし、多くの自治体で給食センター方式が採用されており、継続的な経費を抑えるためには最適な方法と言えます。

都道府県別の学校給食の自校調理、給食センターの割合」も参考にしてください。

デリバリー方式

デリバリー方式とは、民間の調理施設を利用して、学校給食を届ける方式のことです。食缶方式もありますが、弁当箱方式のケースが増えています。

初期費用、維持費用などのコストを抑えられるメリットがあります。一方、提供事業者によって味や品質にバラつきがあり、残食率が高い自治体もあります。

親子方式

親子方式とは、近くの小学校、中学校の調理場で作った給食を調理場のない小学校、中学校に届ける方式のことです。調理場がある学校が「親」で、調理場がない学校が「子」となります。

自校方式よりは費用を抑えられるメリットがあります。

感想

給食にはいろんな方式があります。自校方式にはさまざまなメリットがありますが、コストがかかりやすいので、全部の自治体が対応できるわけではありません。

また、給食費の無償化も見据えると、広域での給食センター方式が良いのかととばは考えています。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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