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給食費は無料じゃない?給食費の無償化がなかなか進まない理由

2023年12月26日 更新2023年12月26日 公開

学校給食を食べるのには給食費が必要です。無料じゃないんです。しかし、経済的な理由で給食費を払えない家庭もいます。給食費の無償化がなかなか進まない理由をご紹介します。

学校給食法→食材は保護者負担

学校給食法の第十一条で、食材は保護者負担になっています。

「学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費のうち政令で定めるものは、義務教育諸学校の設置者の負担とする。」

「前項に規定する経費以外の学校給食に要する経費(以下「学校給食費」という。)は、学校給食を受ける児童又は生徒の学校教育法第十六条に規定する保護者の負担とする。」

学校給食法で定められていることを理由に、国や自治体は給食費の無償化を積極的に行おうとはしません。でも、義務教育の給食費を親が負担するのは何でだろう?

給食費が無償の地域→自治体が独自負担

子育て支援に力を入れている自治体は、給食費の無償化を独自に負担しています。ただし、食材費用を自治体が負担しなければいけないので、税収が低い自治体だと実現しづらい現実的な問題もあります。

国が給食費を負担するべき

自治体独自の対応にさせずに、国が給食費の無償化をするべきだと思っています。少子高齢化がここまで問題になっているのに、なぜ給食費を無償化しないのでしょうか?

毎月の負担を減らし、子どもが産まれても教育費がかからない社会にすれば、子どもはもっと増えていくでしょう。

そして、親の経済状況に関わらず、子どもは給食を食べることができます。給食があれば、お昼だけでも食事を確保することができます。

学校は家庭の経済状況に関係なく、等しく子どもを守れる場所であってほしいです。だからこそ、給食費の無償化が重要なのです。

小学校、中学校の給食費はどれくらい?給食費が一番高い県はどこ?」も参考にしてください。

感想

時代のニーズで、給食費は完全無償化されていくと思います。しかし、今の政府を見ていると、まだまだ時間がかかりそうです。

当面は自治体の負担となり、全国一律で進まなそうだなと感じます。武豊町でも給食費の無償化を実現したいです。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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