議会とは何?委員会との違い
議会とは何でしょうか?委員会との違いなどをご紹介します。
議会とは
自治体をよくするためには、自治体に住んでいる住民で話し合い、結論を出すのが理想です。
しかし、私が議員をする武豊町では約43,000人もいるため、全員で話し合うのは非常に難しいです。そこで、選挙で首長と議員を選び、地域住民の意志を自治体に反映させています。
議会とは、選挙で選ばれた議員で構成されており、地方自治体の予算、条例などの議案を細かく審議し、決定するための機関となっています(議会が議決機関、首長が執行機関)。
首長と議会は対等な立場であり、首長と議会が協力とけん制をすることで、良い自治体をつくることができます。
*現在の地方自治体では、議会よりも首長の権限が圧倒的に強い傾向にあります。
本会議とは
本会議とは、全議員が議場に集まって行う会議のことで、議会の意思決定を行います。
本会議では、議案の説明があり、議員は質疑を行い、意見を述べ、賛成・反対を多数決で行います。
武豊町では、1定例会でおおむね5日間開催されます。また、一般質問も本会議で行われます。
定例会とは
定例会とは、本会議で定期的に開催される会のことです。武豊町の定例会は、3月、6月、9月、12月の4回となっており、3~4週間程度の会期となっています。
臨時会とは
臨時会とは、臨時の必要がある場合に、特定の事件に限って審査する会議のことです。武豊町だと年間で5~6回開催されることが多いです。
委員会とは
委員会とは、行政の範囲が非常に広いので、効率的、専門的に審査、調査を行うために設置された会のことです。
議員全員で全議案を審議するのが理想的ではありますが、全員で審議すると質疑だけでも膨大な時間がかかることになります。
そのため、少人数で専門的に審査を行ったほうが効率的に、深く議論できるため委員会が設置されています。委員会にはいくつかの種類があります。
常任委員会
常任委員会とは、議会に常にある委員会のことです。武豊町だと、総務企画委員会、文教厚生委員会、建設経済委員会があります。
議会運営委員会
議会運営委員会とは、議会の運営を円滑に行うために、議会の運営方法を協議する委員会のことです。会期の決定、発言の取り扱いなどを決めます。
特別委員会
特別委員会とは、議会の議決によって、特定の審査や調査を行うために設置される委員会です。その目的が達成された時点で、審査や調査の権限はなくなります。
武豊町の特別委員会は、議会だより委員会となっています。