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ミュージシャンや美容師は年を取ることを恐れるな!お客さんと一緒に歳を取ればいい

2023年01月25日 更新2020年03月19日 公開

好きなミュージシャンのライブに行くと、ミュージシャンもお客さんも年を取ったなと思うことがあります。ミュージシャンにとって、若さだけがいることが全てじゃないと思うんです。

これは美容師も同じだと思っています。ミュージシャンや美容師は、お客さんと一緒に歳を取ればいいと思ったのです。年を取ることを恐れすぎてはいけないのです。

歳を取るのは自然なこと

人は誰でも歳を取ります。ミュージシャン、美容師、アイドルさえも歳を取ります。だから、そのミュージシャンを好きなファンも、歳を取っていきます。これは自然の摂理です。

お客さんと一緒に歳を取ればいい

美容室を経営している友人と久しぶりに会ったときに

「美容師は若いうちしかできない。経営者として多店舗展開できないと将来辛い」

という相談を受けました。確かに若い人は、若い美容師さんがいいと思います。でも、これまでのお客さんからすると、ずっとその美容師さんに髪を切ってもらいたいというのもあります。

40歳を過ぎたら、20歳の美容師に髪を切ってもらいたくはないんですよね。スイッチングコストの問題もあります。だから、私も20代後半からはずっと同じ人に切ってもらっています。

音楽だって同じです。私の好きなミュージシャンも今40歳くらいです。私も30代だし、ファンも30~40代が多いです。若い人もいますが、ミドルのお客さんのほうが多いです。

大御所で言えば、矢沢永吉のファンって矢沢永吉と親しい年齢の方が多いです。矢沢永吉もファンも昔は若かったはずです。みんなで一緒に年を取ればいいんです。

郷ひろみだってそうですよね。昔からの熱狂的なファンがファンクラブに入り、ディナーショーでしっかりと稼いでいます。

昔からのファンと一緒に年を取ったって、郷ひろみはかっこいいですよね。ここまでやりきる郷ひろみはすごいなと思いますもん。

新規の客が少なくても、既存客が減らなければいい

ある一定の既存客の母数が必要となる前提ですが、新規の客が少なくても既存客を減らさなければ、ビジネスは成り立ちます。

ミュージシャンだってライブに来てくれるファンが減らなければ、音楽で生活を維持することができます。美容師だって新規の客が少なくなっても、既存客を減らさなければ毎月売上を安定させることができます。

だから、年を取ることで新規の客が少なくなるとしても、既存客を減らさなければマーケティング的には問題ないと思います。

もちろん、既存客が減っていったおしまいなので、怖い施策ではあるのは承知のうえです。でも、年を取ったからこそできる、新規客を獲得する施策もあると思ってます。

既存客が戻りやすくすることも重要

既存客が戻りやすくする環境づくりも大切だと思います。

ミュージシャンだと、結婚したり、子供が生まれたり、子育てに集中していると、ライブに行くことが難しくなります。時間ができたら、気軽にライブに行けるようにするのです。

SNSでいつでもライブに来てくださいとつぶやいたり、往年のファン向けの曲を演奏したりなど、いろんな施策が取れます。

美容師だって、お金がないと気軽に行けなくなるときだってあります。他の美容師に浮気をすることだってあります。それでも、気軽に戻ってこれるような施策を取ればよいのです。ファンが復活しやすい仕組み作りは重要です。

感想

ミュージシャンや美容師も若さにとらわれることなく、お客さんと一緒に年を取っていけばいいと思うんです。客側の立場からしても、そっちの方が行きやすかったりします。

年を取るからミュージシャンを続けられない、40過ぎると美容師としてきついわけではないと思うのです。もちろん、若さは重要な要素です。

それでも、ビジネスを成り立たせている人がいるので、きっとできるはず。他人にできていることで、自分にできないことはないはず。

年を取ることがプラスになるようなビジネスにしましょう。みんなで一緒に年を取っていきましょう。私もがんばっていきます。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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