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パプリカが大ヒットした理由は?大ヒットソングを作るコツ

2023年01月23日 更新2020年03月03日 公開

米津玄師さんが作詞作曲したパプリカという歌が、大ヒットをしています。なぜ、パプリカは大ヒットになったのでしょうか?大ヒットソングを作るコツをお伝えします。

パプリカは米津玄師らしい曲

パプリカは米津玄師っぽさを残した曲です。ポップな歌になりすぎず、それでもちゃんと売れるメロディーになっています。とてもうまいラインを突いた曲だと思っています。

また、パプリカはちゃんと良い曲です。売れる要素がちゃんと詰まっています。ただ、米津玄師ファンからしたら、一番の名曲になるのでしょうか?

私はRADWIMPSが好きなので、米津玄師のメロディーラインはわかるタイプです。米津玄師がRADWIMPS好きということもあるのですが、RADWIMPSっぽい歌なんですよね。

ただ、RADWIMPSをよりキャッチーにしたにした歌詞やメロディーだと思っています。RADWIMPSはどれだけ売れても、野田洋次郎の変態さが垣間見えるので。

パプリカが大ヒットした理由

毎日NHKで流れている

パプリカが大ヒットした理由は簡単です。毎日あれだけNHKの子供番組で、パプリカばっかり流れたらヒットするに決まっています。パプリカが流れ出したときから1年くらいは、毎日パプリカが流れているレベルでした。

みんなのうた、おかあさんといっしょ、シャキーン、ムジカピッコリーノなどNHKのいろんな子供番組でもコラボしているので、しょっちゅうパプリカが流れてくるわけです。

「パプリカ流れすぎ…」

って正直思うレベルでした、どんな曲であっても、1年以上毎日のように聞かされていれば、自然と口ずさめるようになります。

なので、ある程度いい曲であれば、どんな曲でもヒットするんじゃないかと思ったほどです。ちなみに、パプリカが流れ出した当初は

「なんでパプリカなんだろう?レモンのヒット狙いで米津玄師に頼んだの?」
「子供の曲にしては暗めの曲だな?流行るのかな?」

とか思っていました。それが今やみんな歌うような大ヒット曲ですもんね。これは視聴率とか関係なく、毎日パプリカを流しても問題ないNHKならではのやり方だなと思いました。

米津玄師が「パプリカ」を普通にリリースしても、オリコンランキングには入ると思います。そこそこヒットすると思います。

だけど、子供にまで大人気となるような、国民的ソングにはならないと思うのです。それくらい、毎日同じ曲が流れるというのは、強烈なマーケティング力があるのだと思いました。

子供が歌えば、大人は人気だと思う

NHKの子供番組では、毎日のようにパプリカが流れているので、子供はパプリカを自然と歌えるようになります。

子供が歌うようになれば、大人も子供の間でパプリカが人気なんだと思うようになります。パプリカのCDを買ったり、発表会などでの課題曲にもなったりするでしょう。

子供を起点にして、大人にまで波及させるというのはとてもうまいマーケティングです。だんご3兄弟をなぜか思い出しました。

子供が踊れば、大人は大人気だと思う

パプリカのダンスバージョンもあるので、パプリカのダンスを踊れる子供も多いです。最近では、ダンスを習っている子供も多いので、ダンスが一般的になってきているのもあります。

さすがにパプリカのダンスまで踊れるようになると、大人は子供の間でパプリカが大人気だと思うようになります。だって、子供が踊っているんですもの。踊るくらい好きな曲だと思います。

こんなかんじで、歌だけでなくダンスまで浸透させれば、大ヒットを超えて国民的に人気ソングになるわけで。

実際、パプリカがダンスの課題曲にもなったりします。歌だけでなく、ダンスまでマーケティング戦略に入れているとすれば、NHKすごいなと思いました。

米津玄師人気もある

2018年1月期に石原さとみのドラマ「アンナチュラル」が大ヒットして、主題歌でもあった米津玄師「Lemon」も大ヒットしました。私もドラマを見ていたので、Lemonは口ずさみやすいなと思っていました。

パプリカは米津玄師が「レモンで」大ヒットした後の曲でした。なので、NHK狙ってるなーと思いました。「Lemon」の大ヒット後の二番煎じ狙い感がありました。「レモン」は果物だったけど、パプリカは野菜なのも、なんか既視感ありますよねw

大ヒットソングを作るコツ

パプリカが国民的大人気ヒット曲になった経緯から、それなりにいい曲を毎日流せば大ヒットソングになりやすいということがわかりました。毎日流すって、すごいヒットの法則なんですね。

だから、大ヒットソングを作りたかったら、毎日その人の耳に残るように流すことが大切なんだと思いました。

ラジオ、テレビ、街頭、店舗でのBGMなど毎日同じ曲を聞かすことができれば、ヒットしやすいということです。

連続ドラマのオープニングやエンディング曲が、昔は売れやすかったのはこの効果があったからこそだと思います。

毎日同じ曲を流せば、自然と歌が気になるようになります。また、毎日流れるくらいのヒットソングだと思わせやすいです。

もちろん、ヒットする要素を満たした良い曲であることが前提です。ダメな曲だと毎日流しても売れないと思います。行列マーケティングにも似ていますね

「あの店前も並んでたな。今度行ってみようかな」

っていう感じです。五感に染み込ませるというイメージなのかも。洗脳に近いと思いました。

最近は大ヒットソングが生まれにくい

CD全盛期自体は、大ヒットソングが生まれやすい環境でした。音楽番組も豊富ですし、オリコンランキングにみんな興味を持っていました。

売れる曲はテレビ、ラジオ、外で流れっぱなしというような感じでした。ですが、最近はそういう環境ではありません。

SNSで局地的にバズって売れることはありますが、持続性がないのが最近の特徴です。バズを生み続けないと、若者には売れにくい環境です。

SNSの多様性は継続的に大ヒットさせることが、以前より難しくなっているように思います。SNSでいかに長く、バズらせるかが有効なように思います。

ただ、最近の若者は流行に飛びつくのも早ければ、飽きるのも早いなと思います。子供たちの流行を教えてもらうと、おじさんはついていけませんw

感想

米津玄師のパプリカは良い曲で、NHKの子供番組で1年以上流し続けたことが、最大のヒット要因だと思っています。

いろんな子供番組でパプリカを聞きますし、歌だけでなくダンスまで子供に踊らせるのは、すごい戦略だと思いました。

なので、大ヒットソングを作りたかったら、毎日曲を流してもらえるように努力するべしだと思いましたとさ。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
詳細プロフィール

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