武豊中央公園整備工事(土木・道路)に関する議案質疑(議案35号)
「武豊中央公園整備工事(土木・道路)」に関する議案質疑を行いました。
武豊町議会令和5年第2回定例会、議案第35号「武豊中央公園整備工事(土木・道路)請負契約の締結について」に関する議案質疑となります。
議案の詳細
工事内容
工事名:武豊中央公園整備工事(土木・道路)
路線等の名称:武豊中央公園
工事場所:知多郡武豊町字中根二丁目地内
工事請負金額:168,789,500円
請負契約者:岩部建設株式会社
契約方法:制限付き一般競争入札
武豊中央公園の東側未整備エリアの土木工事、東側駐車場及び園路のアスファルト舗装、駐輪場及び防草対策のコンクリート舗装、多目的広場の土壌改良としての土系舗装、隣地との目隠しフェンス及び法面の転落防止柵を整備する。
└舗装工一式(アスファルト舗装4,206平方メートル)
(コンクリート舗装862平方メートル)
(土系舗装3,398平方メートル)
└管理施設整備工一式(柵工525m)
└植栽工一式(張芝3,309平方メートル)
└雨水排水設備工一式(側溝工893.5m)
入札状況
入札参加業者及び入札結果(税抜)
岩部建設株式会社:153,445,000円
入札執行日:令和5年5月24日午前9時00分
予定価格(税抜):168,281,000円
最低制限価格(税抜):153,445,000円
入札回数:1回(予定価格を事前公表したため)
以上の結果、下記のとおり決定
最低入札者:岩部建設株式会社
請負金額:168,789,500円(うち、消費税及び地方消費税額15,344,500円)
工期:契約締結の翌日から令和6年3月15日まで
この内容がどうなっているのか、議案質疑を行いました。
予定価格の事前公表について
予定価格を事前公表したのはなぜか?
回答
本町では、武豊町建設工事等予定価格事前公表実施要領を定め、予定価格の入札執行前の公表を行っております。
これは、町が発注する一定の要件を満たす建設工事等に係る契約手続について、その透明性の確保、及び、公正な競争の促進を図るためであります。
予定価格の算出方法について
予定価格の算出方法はどうなっているのか?詳細な見積書はあるのか?
回答
工事価格の算出にあたっては、公益財団法人愛知県都市整備協会が発行する「積算基準及び歩掛表」に基づく積算基準と、愛知県建設局の定める設計単価表による設計単価等に基づき、人・機械・材料にかかる金額を積み上げた工事費に、諸経費を合算しております。その工事価格を予定価格としております。
なお、設計単価表に記載のない場合は、物価資料や複数者からの見積りにより、設計単価を決定しております。
工事の価格内訳について
詳細な価格内訳はどうなっているのか?
回答
本工事の価格の内訳につきましては、舗装工一式工事のうち、
アスファルト舗装:約1,100万円
コンクリート舗装:約300万円
土系舗装:約1,500万円
管理施設整備工一式のうち、柵工:約1,100万円
植栽工一式のうち、張芝が約800万円
雨水排水設備工一式のうち、側溝工が約1,500万円
例えば、舗装工一式工事のうち、アスファルト舗装工の積算内容を申し上げますと、利用用途に応じた材料・厚みから4つの工種に分け、工種ごとに積算基準や単価表を使用して金額を算出しております。
工種ごとの金額を合算しますと、約1,100万円となります。同様に、コンクリート舗装は4工種、土系舗装は1工種、柵工は4工種、張芝は2工種、側溝工は19工種の積み上げにより算出しております。
一次請けなどの流れについて
一次請け、二次請けといった流れはあるのか?また、その場合はどの会社に外注をしているのか?
回答
工事における下請負の状況につきましては、現時点においては把握できません。なお、元請業者が下請負を行う場合には、作業内容の種類ごとに専門業者が、下請負者となることが多いものと認識しております。
入札方法について
入札方法はどうやって決めているのでしょうか?
回答
入札方式は、地方自治法第234条、および、武豊町建設工事等請負業者選定要領に基づき決定しております。
要領に基づき、設計金額が1億5千万円未満のものは事後審査型一般競争入札、設計金額が1億5千万円を超えるものは、制限付き一般競争入札にて入札を行います。
感想
公共工事の価格決定は、武豊町で決められる要素が少ないなと感じました。国や県の価格決定の仕組みがあるからです。
また、予定価格の公表にはメリット、デメリットがあるみたいですが、武豊町は何を基準に予定価格の公表を判断したのかなとも思いました。
とはいえ、1億円以上の案件なので、岩部さんしか武豊町では受注できないのですが。かといって、町外の業者さんに受注されても、武豊町に貢献できないとも思いました。公共工事の勉強、武豊町の公共工事事情をもっと勉強する必要を感じました。
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