MENU

武豊町老人福祉センター解体工事に関する議案質疑(議案27号)

2023年06月22日 更新2023年06月22日 公開

「武豊町老人福祉センター解体工事」に関する議案質疑を行いました。

武豊町議会令和5年第2回定例会、議案第27号「武豊町老人福祉センター解体工事、請負契約の締結について」に関する議案質疑となります。

議案の詳細

工事概要

工事名   :武豊町老人福祉センター解体工事
路線等の名称:老人福祉センター
工事場所  :武豊町大字冨貴字権兵衛新田1番地2
工事請負金額:51,775,900円
請負契約者 :岩部建設株式会社
契約方法  :事後審査型一般競争入札

鉄筋コンクリート造3階建ての解体、車庫、浄化槽、井戸、外構の撤去、樹木の伐採を行う。
└躯体解体工事一式(コンクリート解体476立方メートル、屋根解体302平方メートル)
└杭撤去工事一式(コンクリート杭29本)
└内外装解体工事一式(屋根、外壁613平方メートル、ボード撤去779平方メートル)
└電気設備解体工事一式(受電設備、幹線、電灯コンセント)
└機械設備解体工事一式(給排水設備、衛生器具設備、空調設備)

入札状況

入札参加業者及び入札結果(税抜)

岩部建設株式会社:47,069,000円
富川建設株式会社:47,149,000円

以下失格

石川建設株式会社 :44,900,000円
株式会社岩川組  :45,930,000円
株式会社森義工務店:46,840,000円

入札執行日:令和5年5月19日午前9時40分
予定価格(税抜)  :51,530,000円
最低制限価格(税抜):47,015,000円
入札回数:1回(予定価格を事前公表したため)

以上の結果、下記のとおり決定

最低入札者:岩部建設株式会社
請負金額:51,775,900円(うち、消費税及び地方消費税額4,706,900円)
工期:契約締結の翌日から令和5年12月15日まで

この内容がどうなっているのか、議案質疑を行いました。

予定価格の算出方法について

予定価格の算出方法はどうなっているのか?

回答

工事価格の算出にあたっては、一般財団法人建築コスト管理システム研究所が発行する「公共建築工事積算基準」に基づく積算基準と、愛知県建設局の定める設計単価表による設計単価等に基づき、人・機械・材料にかかる金額を積み上げた工事費に、諸経費を合算しております。

その工事価格を予定価格としております。なお、設計単価表に記載のない場合は、物価資料や複数者からの見積りにより、設計単価を決定しております。

工事の価格内訳について

躯体解体工事一式
杭撤去工事一式
内外装解体工事一式
電気設備解体工事一式
機械設備解体工事一式

の詳細な価格内訳はどうなっているのか?詳細な見積書はあるのか?

回答

躯体解体工事一式  :約660万円
杭撤去工事一式   :約320万円
内外装解体工事一式 :約1,240万円
電気設備解体工事一式:約230万円
機械設備解体工事一式:約350万円

詳細な見積につきましては、例えば、躯体解体工事一式の積算内容を申し上げますと、地上部コンクリート解体、鉄骨造屋根解体、建物基礎解体をはじめとする、約10項目の工種に分け、工種ごとに、積算基準や単価表を使用して金額を算出しております。

工種ごとの金額を合算しますと、約660万円となります。

一次請けなどの流れについて

一次請け、二次請けといった流れはあるのか?また、その場合はどの会社に外注をしているのか?

回答

工事における下請負の状況につきましては、現時点においては把握できません。なお、元請業者が下請負を行う場合には、作業内容の種類ごとに専門業者が、下請負者となることが多いものと認識しております。

入札方法について

入札方法はどうやって決めているのでしょうか?

回答

入札方式は、地方自治法第234条、および、武豊町建設工事等請負業者選定要領に基づき決定しております。

要領に基づき、設計金額が1億5千万円未満のものは事後審査型一般競争入札、設計金額が1億5千万円を超えるものは、制限付き一般競争入札にて入札を行います。

感想

公共工事の価格決定は、武豊町で決められる要素が少ないなと感じました。国や県の価格決定の仕組みがあるからです。

また、工事が適切な費用かどうかは、設計ルールの理解が必要だなと感じました。ただ、解体工事に、ここまで費用ってかかるものなのかなという他の議員の質疑もありました。

公共工事の価格決定は非常にわかりにくいし、入札方法は明確な判断基準があるようでないなと感じました。市区町村によっても、予定価格は公表しないケースもあるため。

今後、入札関連のわかりやすい解説記事を作成したいと考えています。専門的でわからないから質疑しなくてもいいというスタンスにならないように、可能な限り勉強していきたいです。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
詳細プロフィール

メインカテゴリ