武豊町営住宅A棟外壁改修工事に関する議案質疑(議案33号)
「武豊町営住宅A棟外壁改修工事」に関する議案質疑を行いました。
武豊町議会令和5年第2回定例会、議案第33号「町営住宅A棟外壁改修工事請負契約の締結について」に関する議案質疑となります。
議案の詳細
工事概要
工事名:町営住宅A棟外壁改修工事
路線等の名称:町営住宅A棟
工事場所:知多郡武豊町字楠五丁目地内
工事請負金額:55,053,900円
請負契約者:富川建設株式会社
契約方法:事後審査型一般競争入札
武豊町営住宅長寿命化計画に基づき、町営住宅A棟の外壁全面を改修する。
└外壁改修面積1,480平方メートル(アクリルゴム塗膜防水)
建築物の概要
建築年度:昭和48年
延床面積:2,592.45平方メートル
戸数:50戸
規模:地上5階建
構造:中層耐火/PC造
入札状況
入札参加業者及び入札結果(税抜)
富川建設株式会社:50,049,000円
入札執行日:令和5年5月19日午前9時15分
予定価格(税抜):55,000,000円
最低制限価格(税抜):49,994,000円
入札回数:1回
以上の結果、下記のとおり決定
最低入札者:富川建設株式会社
請負金額:55,053,900円(うち、消費税及び地方消費税額5,004,900円)
工期:契約締結の翌日から令和5年11月30日まで
この内容がどうなっているのか、議案質疑を行いました。
工事や価格の内訳について
外壁改修面積1,480㎡(アクリルゴム塗膜防水)とあるが、詳細な価格内訳はどうなっているのか(足場など)?また、詳細な見積書はあるのか?
回答
本工事の価格の内訳としましては、
足場などの仮設工事:約900万円
外壁改修工事:約1,500万円
外部全般の防水工事:約900万円
目地部分のシーリング工事:約500万
金属分部の塗装工事:約300万円
例えば、外壁改修工事の積算内容を申し上げますと、清掃やクラック補修の下地処理、外壁の欠損部分の規模に応じた補修、外壁全体の塗膜防水材や場所に応じた樹脂系材料の塗装などを13の工種に分け、工種ごとに積算基準や単価表を使用して金額を算出しております。
工種ごとの金額を合算しますと、約1,500万円となります。同様に、防水工事は7工種、シーリング工は8工種、金属塗装工は15工種の積み上げにより算出しております。
設計単価表に記載のない場合は、物価資料や複数者からの見積りにより、設計単価を決定しております。
一次請けなどの流れについて
一次請け、二次請けといった流れはあるのか?また、その場合はどの会社に外注をしているのか?
回答
工事における下請負の状況につきましては、現時点においては把握できません。なお、元請業者が下請負を行う場合には、作業内容の種類ごとに専門業者が、下請負者となることが多いものと認識しております。
入札方法について
入札方法はどうやって決めているのでしょうか?
回答
入札方式は、地方自治法第234条、および、武豊町建設工事等請負業者選定要領に基づき決定しております。
要領に基づき、設計金額が1億5千万円未満のものは事後審査型一般競争入札、設計金額が1億5千万円を超えるものは、制限付き一般競争入札にて入札を行います。
感想
既存の町営住宅を長寿化させることは大事です。東京でも老朽化した公営住宅は、取り壊されている場面をよく見かけました。
ただ、人口減少に向けた数十年以内で、武豊町にある3つの県営住宅、町営住宅を統廃合していき、魅力的な公営住宅を作ることを、どこかでちゃんと検討することも必要かと思いました。
武豊町の公営住宅は、令和元年度時点で338戸(町営住宅154戸、県営住宅184戸)、著しい困窮年収世帯に対応した民間住宅が938戸あります。
合計1,276戸が著しい困窮年収世帯に対応した賃貸住宅となり、最大898戸の需要量を大きく上回っているため、著しい困窮年収未満の世帯向けの住宅数は十分確保できているからです。
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