嘔吐恐怖症のパートナーが子育てをするときに大変なこと、サポートしてあげるべきこと

2021年06月17日 公開

嘔吐恐怖症という病気を知っていますか?嘔吐恐怖症のパートナーがいると、子育てで大変なことがあります。そこで、嘔吐恐怖症のパートナーが子育てをするときに大変なこと、サポートしてあげるべきことをお伝えします。

嘔吐恐怖症とは

嘔吐恐怖症とは、自分や人が吐くことに恐怖を感じる病気のことです。吐かれることが多いので、吐きそうな人を見るのも怖いです。パニック障害の一種と考えられている病気です。

有名人では、仲里依紗さんも嘔吐恐怖症です。きっと子育てで子供が吐いてしまったとき、大変だったと思います。

嘔吐恐怖症の人が恐怖に感じやすいこと

嘔吐恐怖症の人は、自分が吐くことよりも、人が吐くことが怖いことが多いです。しかし、恐怖に感じるのは直接吐くことだけではないのが、大変な病気なのです。

また、周囲に吐きそうな人がいると、「あの人吐くんじゃないか?」と恐怖を感じます。パニック状態になることもあります。酔った人も苦手なことが多いですし、激しい咳込みに恐怖を感じることも多いです。

さらに、吐くことに恐怖があるので、食べると吐きやすいものを食べないようにもなります。例えば、牡蠣を食べないとか、お腹を壊しやすいナマモノを食べないようにする人もいます。このように、日常生活にも悪影響を及ぼしやすい、厄介な病気なのです。

嘔吐恐怖症のパートナーが子育てをするときに大変なこと

次に、嘔吐恐怖症のパートナーが子育てをするときに大変なことをまとめました。

子供が吐いても自分で処理できない

子育てをしているとわかりますが、子供が小さいときは、よくゲロを吐きます。子供がゲロを吐くと、親が処理するのは普通のことです。

しかし、嘔吐恐怖症の場合、子供が吐いてしまったときに、自分でゲロの処理をすることが非常に難しいです。ミルクや母乳の吐き戻し程度なら大丈夫という人もいれば、吐き戻しでも怖くて無理というケースがあります。

そもそも、子供がゲロを吐くのも怖いと思っているので、嘔吐恐怖症の人が子供のゲロを処理するのは無理なことだと考えておいてください。

当たり前のことが当たり前にできない病気だと思うとサポートしやすくなります。そりゃ、私だってゴキブリは怖いから倒せないもん。怖いものは人それぞれ。

ゲロを見せられない

嘔吐恐怖症の人に、子供のゲロを見せることはできません。特にゲロをするシーンを見せることが、一番恐怖だと感じる人が多いので、ゲロの場面を見せないようになります。

吐いたことを伝えられない

嘔吐恐怖症の人が見ていないのであれば、子供がゲロをしたことを伝えないこともあります。子供の調子が悪くても、ゲロをしたことを伝えられないので、結構大変だと感じる人は多いです。

風邪とかもゲロの連想で怖がるので、子供が体調悪いと、看病したくても看病できないと悩む人は多いです。

吐いた子供の看病をするとゲロの処理ができない

嘔吐恐怖症のパートナーを持つ核家族で特に大変なのが、ゲロした子供の看病をすると、ゲロの処理ができないことです。ゲロの処理も必要ですが、子供の看病が優先なので何もできなくなってしまいます。

ゲロの処理をすると子供の看病ができない

かといって、ゲロの処理をすると子供の看病ができません。ゲロは早めに処理しないと家も汚れてしまうのでとっても悩ましいところです。

よって、1人だけ全ての処理とケアをしないといけなくなります。核家族だとこのあたりが本当に大変だそうです。

子供の看病やゲロの処理より、嘔吐恐怖症のパートナーのケアが優先されがち

通常であれば、ゲロを吐いた子供を最優先してケアするものですが、嘔吐恐怖症のパートナーがいると、子供よりもパートナーのケアを最優先しないといけないケースも多いです。

子供もしんどいのですが、パニック状態になっているパートナーの方のケアをしなければと感じる人が多いです。それくらいすごいパニック状態なのです。

そのため、子供より嘔吐恐怖症のパートナーのケアが優先になりがちで、子供に辛い思いをさせてしまうことが多いのです。こればかりは致し方ないです。

また、通常であればゲロした子供の看病をするだけでいいのに、嘔吐恐怖症の人のケアとゲロの早急な処理が求められることになります。単純計算でも、3倍の行動が必要となるので大変です。

ゲロがついた物を捨てられると経済的にきつい

嘔吐恐怖症の人は、ゲロがついたものにノロウイルスのような菌がついているのではないかと過剰反応することが多いです。

よって、ゲロがついたものは高確率で捨てなければいけなくなります。というか、問答無用で捨ててしまうことが多いです。

布団、服、タオルとかバシバシ捨てる人もいるので、経済的にきついと感じる人が多いです。まあ、そりゃ自分が怖いものは捨てたくなるよな。気持ちはわかります。でも、買い直すお金もきついジレンマに悩まされます。

漂白とか熱湯処理で一日追われがち

上記のようにゲロがついたものを捨てるほど症状がひどくない場合でも、病的なレベルで漂白とか熱湯処理する人も多いです。

ゲロがついたと不安に思うものは、すべて漂白するか熱湯処理しがちです。アルコール除菌とかもすごいです。この除菌処理で一日追われるそうです。旗から見ていると不安に感じるかなと思います。

しばらく子供と一緒にいられなくなる

嘔吐恐怖症の人は、子供がゲロを吐いてしまうと、またゲロを吐くのではないかと不安になりやすいです。

そのため、子供のそばにいたいけれど、そばにいてあげることができないという人もいます。子供がゲロを吐いたら数日から一週間くらいは子供と一緒にいられない人もいます。それくらい大変な病気なのです。

嘔吐恐怖症という病気だと知ることが大切

では、嘔吐恐怖症のパートナーと結婚した場合、どうすればいいのでしょうか?大切なことは、嘔吐恐怖症という病気だと知ることです。嘔吐恐怖症という病気の存在を知らないと

「ゲロなんて誰だって気持ち悪いよ」
「ゲロが嫌なのはみんな一緒さ」

とか一般論を言いがちです。しかし、嘔吐恐怖症という病気だとわかれば、病気なので仕方ないじゃんと思えるようになります。

また、嘔吐恐怖症が病気であるとわかれば、医療機関(主に精神科)を受けて治療できることもわかります。精神的な病気なので、治療に時間はかかりますし、少しずつ改善はされていくでしょう。

長期戦になるとは思いますが、病気だと知れば対策は見えてくるのです。嘔吐恐怖症という病気があることを理解し、嘔吐恐怖症に備えることが重要です。

それにね、嘔吐恐怖症だとわかると、例えば、冬は吐きやすいと思っている嘔吐恐怖症のパートナーの場合

「そろそろ嘔吐恐怖症の季節が来たな」

と思えて、対策がしやすくなります。相手のことを理解すれば、少しずつ問題は解決していくはずです。ポジティブに考えましょう。

ただし、嘔吐恐怖症はうつ病などを併発していることがあります。嘔吐恐怖症の原因がうつ病のケースや過去のトラウマの可能性もあるので、治療をしてもなかなか嘔吐恐怖症が治らないなと思ったら、別の心の病気を疑うことも必要です(再診が必要なことも)。

まとめ

嘔吐恐怖症の人と結婚した場合、子供が生まれると大変なことが多いです。子供が小さいうちはゲロを吐きやすいからです。

そのため、嘔吐恐怖症という病気があることを知り、なるべく嘔吐恐怖症のパートナーに負担がかからないようにサポートしてあげましょう。

また、嘔吐恐怖症という正式な病気だと理解頂けたなら、病院で治療することをおすすめします。止まない雨はないよ。

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