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弱い体に生まれると強い心は作れない?強い心があれば健康な体を作れる件

2020年07月20日 更新2020年07月20日 公開

「健全な肉体に健全な精神宿る」という言葉があります。この言葉を聞くと、弱い体に生まれると、強い心は作れないのかなと思ってしまいます。実は、強い心があれば、健康な体を作れる件をお伝えします。

「健全な肉体に健全な精神宿る」は相対的真理に過ぎない

「「健全な肉体に健全な精神宿る」という言葉は、真理でないとはいわぬが、然しそれは強いて真理という言葉を使用するならば、相対的真理というべきで、決して絶対的真理ではない(中村天風、真人生の探求p105)」

「健全な肉体に健全な精神宿る」という言葉は有名ですが、この言葉を絶対真理だと勘違いしている人が多いです。

この言葉が真理であれば、健康な体がなければ、健康な心は生まれないことになってしまいます。でも、そんなことはありませんよね。健康な体でなくても、健康な心を持つ人は多いからです。

「健全な肉体に健全な精神宿る」という言葉は相対的真理に過ぎないのです。「筋トレして体が強くなっても、心まで一緒に強くなるわけではない件」も参考にしてください。

「健全な精神が健全な肉体を作る」が絶対真理

実は「健全な精神が健全な肉体を作る」が絶対真理なのです。健康な心があれば、健康な体を作ることができるのです。

むしろ、健康な心がなければ、健康な体を不健康にしてしまうこともあるわけです。それだけ、健全な心のほうが重要なのです。

強い心があれば、弱い体でも長生きでせる

「体は病弱でも、心の方が遥かに強い人がある。そして、その強い心で弱い肉体をよく長寿させたという実例も実に多分にある。(中村天風、真人生の探求p104)」

弱い体で生まれたけれど、心が強い人がいます。強い心の力で、弱い体でも長生きしたという実例はたくさんあります。

松下幸之助も病弱でしたが、天下のパナソニックを作ることができました。哲学者イマヌエル・カントも病弱でしたが、長生きすることができました。心が強ければ病弱だろうが、大成功できるし、長生きだってできるわけです。

身体が弱く生まれるのも役目なのかも

「生まれつき身体が弱い人は、どういう役目で生まれてきたんだろう?」

と考えていたこともあったのですが、心が強くあれば、体が弱くても何の問題もなかったわけですね。それに体が弱く生まれてきた人からすれば、体が弱いことが普通なわけです。他の人と比較してしまうから、自分が弱いと思えてしまうわけです。

私もきつめの片頭痛持ちですが、頭痛になったことがないという人がいると、うらやましいなとか、自分は片頭痛持ちで不幸だなとか、ずっと思っていまいた。

でも「片頭痛になりやすい体質であることが、私の普通」だと考えれば、何も不幸に思うこともありません。

最近は、心身ともに強くなっているので、片頭痛で苦しむ時間もかなり減りましたしね。私の心が強くなれば片頭痛持ちでも何の問題ないのです。

普通からすると足りないことでも、自分からしたら足りないことが普通なのだから、これが普通だと思えということです。中村天風氏の本のどこかにもそんな記述がありました。

だから、身体が弱く生まれたことも、その人の役目だと考えてもいいのかなと思っています。強い心を持つために、あえて弱い身体を与えられたと考えることだってできます。

いわば、幸運の試練ってやつです。それに、こうやって積極的に考えていれば、弱い身体でも天寿を全うすることが可能になるはずです。悲観的に考える必要なんてないのです。

それに役目がなくなったら、死んでしまうので、あれこれ考えても仕方ありません。生きるも死ぬも天にお任せすればいいのです。

「生まれつき体が弱いから…」と消極的な心になっていたら、早く死んでしまいますよ。強い心を持って、体も強くしていき、長生きすればいいのです。

感想

強い心があれば、弱い体で生まれたとしても、長生きすることができます。「健全な精神が健全な肉体を作る」のが正しいんです。

なので「弱い体に生まれた自分は不幸だ」なんて考えなくてもいいのです。生まれたときの状態が、あなたにとっての普通なんです。世間一般の普通にとらわれる必要なんてありません。強い心を持って生きていきましょう。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
詳細プロフィール

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