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お金は便利なツールに過ぎないので、金持ちになることを人生の目的にするのは間違っている件

2023年06月15日 更新2020年06月23日 公開

あなたにとって人生の目的とは何でしょうか?地位、名誉、お金、愛などいろいろあるとは思いますが、お金持ちになることを人生の目的にしている人は多いと思います。

でも、お金は人間が作り出した便利なツールに過ぎないので、金持ちになることを人生の目的にするのは間違っている件をお伝えします。

お金は人間が開発した便利なツールに過ぎない

お金は天が作り出したものでもなく、人間が開発した道具であり、自然物ではない人工物です。この世界が生まれたときから、お金が存在しているわけではないのです。

そのため、お金を稼ぐことが人生の目的だと定められているわけではないのです。だって、お金が人生の目的ならば、この世界が生まれたときからお金があると思いませんか?でも、そうじゃないんですよね。

日本のお札は日本銀行が作り出しています。それなのに、お金を目的にしたら、日本銀行で働いてお札刷れる立場になったほうが、人生は勝ちになる気もします。極論の考えではありますが、そんなことするために生まれてきたわけじゃないですよねw

古谷実の「僕といっしょ」というマンガに、ペットボトルを積み上げることが人生の目的だとしたら、みんなペットボトルを一生懸命積み上げるだろうという話がありましたが、それと同じようなものだと思います。

お金は便利なツールに過ぎない

とはいえ、お金はとても便利なツールです。貨幣が生まれてから、世の中はとても便利になりました。お金以前は物々交換が普通だったので、モノを持っていかなければいけません。

軽ければいいのですが、野菜とか家畜とか重いですよね。しかも、その同等の価値として交換できる量を、交換する相手が持っていかなければいけません。これはとても大変なことです。

しかし、お金は物々交換に比べれば、とても軽くて便利です。日本なら1万円札は軽くて便利ですよね。電子マネーなんて重さもありません。

また、お金はモノよりも貯めることが簡単です。生鮮食品であれば、そのまま保存することは大変です。保存食にしなければいけないですし、保存食にしたとしてもずっと保存できるわけではありません。

しかし、お金なら保存は簡単です。今なら銀行とか電子データもあるので、以前よりもお金を紛失するリスクは減った時代です。

お金は貯めることができるので、その人の富を示すこともできます。お金を利用して豪華な家や高いクルマを買えば、ステータスを示すこともできます。お金というものはとても便利なものです。

でも、お金はとても便利なツールに過ぎないのです。人生の目的ではないのです。

人間はお金に支配されてしまっている

本来、お金というのはとても便利なツールに過ぎないのです。しかし、ツールに過ぎなかったお金が、いつしかお金が全てだという風潮になってしまったことが、悲劇の始まりです。

便利なツールに過ぎなかったお金が、人間を支配するようになってしまったのです。人工知能が人間を支配するとよく言われますが、人工知能以前に人間はお金に支配されてしまっているとも言えるのです。

だからこそ、お金に支配されることなく、お金は便利なツールだと知ることが大切なのです。じゃないと、お金が全ての価値判断となってしまいますよ。

人間にとってお金よりも大切な役目

お金は便利なツールに過ぎないし、人間にはお金を稼ぐことよりも大事な役目があります。それは「世のため人のため、この世界の進化向上を現実化すること」です。

一番大事なのは、世のため人のためになることなんです。これができれば、自然と生活に困らない程度のお金は手に入れることができます。

また、世のため人のためになっていれば、自然と成功してお金持ちになることだってよくあることです。それなのに、みんなお金のために生きてしまうから成功できないのです。

お金を目的にしたことで、世のため人のためにつながっていればいいのですが、自己本位ではなかなかお金持ちになれないのが世の中です。

私も起業経験がありますが、上場とかMAでお金持ちになった人はお金が目的ではありませんでした。世界を変えるサービスを作りたい、ユーザーのためのサービスにしたいという人が成功していきました。

一方、私のように自分の金のために起業した人が、お金持ちになったということはありません。小金持ち程度になる人はいましたし、お金持ちになっても失敗していったという人も多いです。

なので、やっぱり心の底から「世のため人のため」「この世界の進化向上を現実化したい」と思えることが重要なんです。それができればお金持ちになれたでしょうが、それができないから今の私の現状なのでしょうw

でも、自分はお金のために生きることが、人生の目的ではなかったなとわかってよかったです。私は世のため人のために働きたいのです。

でも、これが自分の崇高な役目だと思えるからできるんですよね。会社経営することが役目の人もいれば、家族の看護や介護をする人が役目の人もいます。

人それぞれに与えられた役目を果たしていれば、それでいいじゃないかと最近思えるのです。だって、家族の看護をすることが、間違っていると思いますか?

それなのに、お金だけが目的になると、お金にならない看護は無意味ということになってしまいます。決してそんなことはないのです。世のため人のためになり、正しい行いだとしたら、お金にならない行為だとしてもやるべきなのです。

病んだり苦しむために生まれた?人間が生まれた本来の使命はこの世の進化と向上を現実化するためな件」も参考にしてください。

自分の役目を果たせば、お金に困ることはない

とはいえ、今の世界で生きるにはお金はとても大切なものです。お金がなければ生活を成り立たせることができず、最悪餓死してしまうことだってあります。「貧乏」とは人間の「三大不幸」の1つなので、なるべきものではないのです。

ただ、造物主は正しい行いをしている人に対して、お金で困らせるなんてことはしません。正しい行いをしている人を、人生の三大不幸の1つである「貧乏」にすることなんてあると思いますか?

私も間違った考え方で生きているときは、お金に困っていました。給料は下がる一方だし、貯金は貯まらないし、投資してもうまくいかないし、こんなんでお金持ちになって幸せになれるのだろうか、早期リタイアできるのだろうかとか思っていました。

でも、正しい行いや考え方をしたいと心がけるようになってから、お金で困ることはないくらいの生活力を身につけることができました。本来自分には手にできないようなお金を、手にすることもありました。

こういうお金に困った経験をして思えるのは、造物主があなたにお金がないことで、自分が間違っていることを気づかせてくれる幸運の試練を与えているということです。これを不幸だと思ったらもう不幸ですね。

「晴れてよし 曇りてもよし 富士の山」

という言葉がありますが、一般的な不幸は全部幸福の試練なんですよね。全部幸せな出来事であることに気づけよってことです。

それに、人間の本来の役目や目的を果たすような生き方をすれば、誰にでもある潜勢力を自然と発現できるようになるので、お金に困らず生きられることは誰でも可能となります。

なので、「お金」を第一とする考え方をやめましょう。それよりも「世のため人のため」「この世界の進化向上を現実化すること」を人生の目的としましょう。そうすれば、自然とお金を得られるようになります。

お金は「世のため人のため」に生きた副産物的な結果(花)に過ぎません。お金よりも大切な役目や真理を優先して生きましょう。

良い種を蒔けば良い花が先、良い果実を味わうことができるのです。お金のために生きると良い種を蒔けるとは限らないので、確実性のない運勝負となります。

誰でも勝てるやり方があるんだから、正しい勝ち方をしましょうぜ。人生は正しさ一本勝負なのです。

感想

お金はとても便利なツールです。だからといって、お金を全てだと思うのはやめましょう。お金は人間が作り出した道具に過ぎないので、人生の目的ではありません。

それよりも「世のため人のため」「この世界の進化向上を現実化すること」を人生の目的としましょう。そうすれば、お金を目的にしているときよりもお金持ちになりやすいのです(お金持ちが目的にもならなくなりますが)。

正しい考え方を持って、正しい行いをしましょう。さすれば道は開かれん。正しさ一本で生きていきましょう!

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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