悩んだり苦しんだり怒ったりするのは、持たなくてもいい重い荷物を持っているようなもの
悩んだり、苦しんだり、怒ったりするのは、当たり前のことだと思いますよね。しかし、悩んだり苦しんだり怒ったりするのは、持たなくてもいい重い荷物を持っているようなものなんです。
誰にも頼まれてないのに、重い荷物を持っていませんか?
中村天風氏の本を読んでいる、とよく「重い荷物」「重いトランク」の例え話が出てきます。重い荷物とは、人生の苦しみだと考えてください。
最初はよくわからなかったのですが、最近ようやく腑に落ちるようになりました。たとえ話はこんな感じです。
「あなたはいつも重い荷物を持っていますが、それには何が入っていますか?」
「ここには石ころが入っていますよ」
「それならお持ちにならないほうが身軽でしょう?」
「いえいえ。それが石ころではありますが、持っていないと気に掛かってしまうんです」
このたとえ話を聞くと、こいつアホやなあと思うかもしれませんが、何てことはありません。自分が普段やっていることなんです。
悩んだり、苦しんだり、怒ったりと、消極的な考え方や感情にとらわれてしまうのは、持たなくてもいい重い荷物を常に持ち歩いているのと同じなんです。
悩んだり苦しんだり怒ったりするのは真理ではない
次に、人間は悩んだり苦しんだり怒ったりするのは、当たり前のように感じてしまうような現代社会ですが、これは真理ではありません。
人間は考え方や心の置きどころ一つで、悩まない、苦しまない、怒らないというような、お花畑の主人公のような世界に生きることが可能です。これが本来の真理なのです。
考えなくてもいいことを考えず、思わなくてもいいことは思わないことが大切
誰にも頼まれないのは重い荷物を持っているのは、考えなくてもいいことを考え、思わなくてもいいことを思っていたことによる結果です。
人生は諸行無常なので、いろんなことが起きます。波風が起きないときもあれば、波風が起きまくりのときもあります。
でも、波風が起きてるときだって、考えなくてもいいことを考える必要も義務もないし、思わなくてもいいことを思う必要も義務もないのです。
具体的に言えば、悩むようなことが起きたからって悩む必要はないし、苦しむようなことが起きたからって、苦しむ必要はないし、怒るようなことが起きても、怒る必要はないんです。
現代社会では発生した消極的な事柄に対して、心が消極的に反応するのが当たり前のように思っているからいけないんです。
イマドキの言葉で言えば、ずっとポジティブシンキングでいいんですよ。消極的なことを、心に結びつけないことが大切です。
感想
あなたは、持たなくてもいい重い荷物を持ち歩いていませんか?持たなくてもいい重い荷物を持つなんて、アホらしいですよね。
でも、多くの人は悩んだり、苦しんだり、怒ったりと、持たなくてもいい重い荷物を持ち歩いているんです。
悩んだり、苦しんだり、怒ったりすることは、真理ではありません。考えなくてもいいことを考えず、思わなくてもいいことは思わなくなれば、人生はかなり楽になります。
この世界は心の置きどころ一つだという言葉は、やはり真理だと思います。どんなときでも、お花畑の主人公の気持ちで生きていきましょう。積極的な心が、人生には本当に大事です。