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起業してフルボッコ!優秀だと勘違いしていた自分のプライドが折れて、心が楽になったお話

2023年06月12日 更新2020年05月26日 公開

私は学歴コンプレックス、職歴コンプレックスにとらわれていました。そして、自分を過大評価していたので、周囲と現状の自分を比較することで、劣等感に悩んでいました。

しかし、起業してフルボッコされて、優秀だと勘違いしていた自分のプライドが折れて、心がとっても楽になったのです。そんなお話をします。

学歴コンプレックスが強かった学生時代

私の高校は県内の進学校を目指す人が、第2希望で受ける進学校落ちの学校でした。内申点が足りずに進学校落ちの学校を第1希望にしていたので、高校の時点で学歴コンプレックスを感じるようになりました。

大学受験も現役では受からず、1浪しました。そして、現役のときよりも、センター試験の点数が下がる始末w

なんとか地方の国立大学に合格しましたが、浪人や受験失敗などが重なり、学歴コンプレックスがとても強くなりました。

職歴コンプレックスが強くなった就職活動

大学生活は地方だったのでのほほんと生活しており、就職活動の重要性を理解していませんでした。大企業も自分なら受かるだろうと、軽く考えていましたw

でも、実際に大企業にエントリーしたら、全てエントリー落ちという当たり前の結果になりましたw

つまり、私の就職活動は大企業以外で行うしかなかったのです。これが結構きつかったですね。最初から入社したい企業には入れないという現実を、いきなり突きつけられるわけです。

ただ、当時は売り手市場だったので、内定はもらうことができました。しかし、入社を決めた会社も世間的には知られていない会社だったので、職歴コンプレックスも感じるようになりました。

職歴コンプレックスだらけの社会人時代

新卒で入社した会社は、今思えばとてもいい会社でした。でも、やっぱり業界特性もあって、年収や休みはそんなに待遇は良くないのです。

一流会社や不動産系と比べると、年収で勝てるわけはありません。でも、やっぱり地元の友だちとか、一流会社に入社した話を聞くと「自分は負けてるな」と職歴コンプレックスをより強く感じるようになりました。

社会人4年目まで続いた職歴コンプレックス

そんなこんなで、学歴コンプレックスや職歴コンプレックスなるものに悩む日々は、社会人4年目くらいまで続きました。ちょうど起業して1年くらい過ぎるまで、職歴コンプレックスに悩んでいたわけです。

まず私は、新卒入社した会社では2年間働きました。すでに完成された仕組みの中での、大企業のグループ会社というぬるま湯でした。しかし、自分が仕事できていると思っていて、変なプライドだけはありました。

そして、この会社ではこれ以上生活できないし、40歳になってリストラされたら生きていけないし、自分の力をもっと活かせる会社があるのではないかと勘違いして、ベンチャー企業に転職しました。

次に、ベンチャー企業で働くようになって、自分の力のなさを痛感しました。転職した3ヶ月は、もうやめようと泣いていたほど辛かったです。インターン生のほうが自分より優秀でしたしw

でも、偶然が重なり、なんとか辞めずにいることができました。そして、最初の会社のときから比べると、仕事力も向上しました。先輩にフルボッコされながらも、かなり鍛えてもらえたからです。今もこのときの能力貯金で生きています。

このベンチャー企業では1年間働きましたが、起業している人やフリーで生きている人が周囲に増えたので、自分もこのままでよいのかと思い悩むようになりました。職歴コンプレックスに近いですね。

そんなこんなで社会人4年目になると、働いていたベンチャー企業から投資を受けて起業をしました。起業は自分が変わる最高のイベントでした。

起業するまでは職歴コンプレックスが強かったのですが、起業すればそんなコンプレックスはなくなるからですwだって、起業すれば1人企業であっても、社長は社長だからですw

職務上は最高役職なので、職歴コンプレックス、役職コンプレックスを感じることはなくなりました。比較対象もありません。本当にストレスフリー。

また、起業してからたくさんの失敗をしたのもいい経験でした。自分は本当に駄目だ実感するようになり、「自分は優秀」とギリギリ保っていたプライドが完全に折れたのです。

もうフルボッコ状態wどん底を味わいましたよ。おかげで半年くらいは立ち直れずに、昼からずっと飲んでましたw

コンプレックスだらけ!暗黒の学生時代だった私でも、社会人になってからの人生は楽しい件」も参考にしてください。

自分は優秀というプライドが折れたら楽になった

起業してフルボッコされて、「自分は優秀」というしょうもないプライドが折れたことが、結果的にはとても良かったのです。

それまでは、たいして仕事もできないくせに、プライドだけは高かったわけです。だから、職歴コンプレックス、役職コンプレックスといったコンプレックスが強かったんです。

そして、本当は自分が優秀ではないことに、薄々気づいてはいました。しかし、自分が優秀ではないことを認めたくない自分がいたので、本当は優秀ではない自分を、優秀だと過大評価していたわけです。

でも、本当は優秀じゃないわけなので、現実はうまくいかないです。でも、自分が優秀ではないことに気づかないふりをしていたからこそ、自分も辛いし、人にもきつく当たってしまっていたのです。中二病と思えるレベルでした。

でも、フルボッコされて自分が優秀だというプライドが折れたことで、現在の自分をようやく直視できたわけです。

そこから楽になりましたね。プライドが折れてしまえば、守るものなんてないので強くなれるのです。プライドを守ろうとするから、弱い自分を認めることができないのです。

心が病んでしまう人は、弱い自分を認められないのかもと思いました。現実と自分のあるべき理想像との乖離に悩むから、病んでしまうのかなと思うほどです。

でも、自分ができないことがわかれば、あとはできるようになればいいだけです。しょうもないプライドは折れて捨ててしまえ!

そして、これは起業しなくてもできることなので、人生の中で上手に尊い挫折を味わうことが大切です。挫折っていうのは、本当は自分を変えるための幸運の試練なんです。ラッキーだと思えばいいだけなのです。

感想

学歴コンプレックス、職歴コンプレックスにとらわれている人は、自分が優秀だと思いたいというプライドが高いのだと思います。

でも、そのプライドがボキボキに折られるようなフルボッコ的試練にあえば、そのあとは守るべきプライドなんてなくなるから本当に気楽ですよ。挫折ってやつは、あとで考えると幸運の試練なわけです。

起業している人は自分のプライドがボキボキに折られることが多いので、そこからは強いです。上に行く人って、一度自分の心がボキボキに折られるものです。

でも、そこから自分の弱さを認めることができれば、守るべきプライドなんてないので気楽になるものです。結局、自分の力次第なんだなということもわかるし。

だから、コンプレックスに悩んでいる人は、しょうもないプライドがあるのだと思います。そんなプライドは早く折ってしまって楽になりましょう。自分の弱さを認めることも、また強さなのです。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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