MENU

緊張型頭痛ではなく、片頭痛だと診断してもらうコツ

2023年02月14日 更新2020年04月06日 公開

片頭痛に悩んでいる人が頭痛外来を受診しても、緊張型頭痛だと誤診されるケースがあります。私もずっと自分が緊張型頭痛だと思い、間違った治療をしていました。緊張型頭痛ではなく、片頭痛だと診断してもらうコツをお伝えします。

片頭痛は緊張型頭痛と誤診されやすい

片頭痛は緊張型頭痛と誤診されやすいです。頭痛の診療ガイドラインを見ると、緊張型頭痛と誤診されやすいよなと納得します。

また、片頭痛に対する正しい理解のないお医者さん、片頭痛を軽視しているお医者さんが多いことも理由かと思います。

さらに、そこまでひどくない状態での片頭痛と、緊張型頭痛は見分けがつかないケースも多いです。片頭痛であることがわかるような症状の伝え方をしないと、緊張型頭痛と誤診される可能性は高いので注意してください。

私は緊張型頭痛だと思いこんでいて、本当に何年も苦しみましたよ。片頭痛だとわかっていれば、正しい治療ができたのにと思います。

片頭痛治療できる病院で、頭痛外来を受けよう

一番おすすめなのは、片頭痛治療を行っている病院で頭痛外来を受けることです。

例えば、病院のホームページの頭痛外来ページで、片頭痛治療を行っているかをチェックしてください。また、頭痛外来のページで、片頭痛に関する情報量が多いかどうかなども、チェックポイントとなります。

私は先生が片頭痛持ちである板橋区にある三浦内科医院さんで、頭痛外来をしていました。三浦先生の診断で、ようやく自分が片頭痛であると気づくこともできました。

先生も片頭痛なので、片頭痛診断はお手のものです。実際に片頭痛になってみないとわからない症状や苦しみがあるので、先生が片頭痛持ちの病院が確実かと思います。三浦内科医院さんが奇跡なのですがw

ちなみに、薬局の薬剤師さんも片頭痛持ちで、三浦先生に治療してもらっていると言っていました。片頭痛に理解のあるいい病院と薬局だと思います。

私が片頭痛と診断されるまでの道のり

1回目

20代前半のころ頭痛の頻度がひどくなってきたので、神奈川県厚木市の病院で頭痛外来を受けました。

CTスキャンだけされて、「急性頭痛ではないので命に問題はありません」とだけ言われて、診断はおしまいでした。

その後は、頭痛があればロキソニンを飲むという日々でした。この頃はロキソニンが効いていたので、なんとかやり過ごせていた時期です。

2回目

30歳手前になると、ロキソニンを1日3回以上飲んでもm頭痛が抑えられないようになってきました。そこで、東京都練馬区にある頭痛外来をしている脳外科へ行きました。

この病院でも、まずは急性頭痛を疑われCTスキャンを取りました。特段問題はなく頭痛診断に。ただ、この先生は急性頭痛でなければいいという感じでもあり、頭痛の症状を聞いて緊張型頭痛だと見事に誤診されました。

私は閃輝暗点や吐き気など片頭痛に特徴的な前兆・予兆がないので、緊張型頭痛と診断されやすい状況だったこともあります。実際には前兆なしで、片頭痛になる人も多いのですが。

また、頭痛の痛みを伝えるときに「ズキズキ」「ドクドク」と伝えるのですが、これも緊張型頭痛だと間違われた原因かと思います。

痛みの伝え方を上手に伝えないと、緊張型頭痛と間違われやすいのです。頭を振ったら頭痛が悪化するとか、頭痛になると頭が痛くて寝込んでしまう、などと伝えないと片頭痛だとは疑ってもらいにくいのです。

また、片頭痛になる前に首や肩のコリを前兆として感じる人も多いのですが、肩が凝るならそれは緊張型頭痛だと誤診されたようです。

3回目

緊張型頭痛と誤診されて薬を飲んだのですが、一向に頭痛は良くならなかったので、東京都板橋区にある三浦内科医院さんへ頭痛外来を受けに行きました。前回の頭痛外来がダメだったので、すぐに行きました。

この病院は先生も片頭痛持ちだということで、ここでダメならもう頭痛治療は無理かもと思っていました。

頭痛の症状や頻度などを伝えたところ、やっと片頭痛だと診断してもらうことができました。先生も自分が片頭痛とわかるまでに時間がかかったそうで、片頭痛と診断してもらうのは難しいなどの話もしてもらえました。

ここからやっと、私の片頭痛治療のストーリーが始まるのです。まあ、片頭痛と診断されてからも、一番頭痛がひどい時期で3年くらいは地獄でした。

急性頭痛の診断しかしない病院も多いよ

最後に、せっかく頭痛外来に行ったのに、死に関わるような急性頭痛ではないかと、CT・MRI検査だけして頭痛外来はおしまいという病院も多いです。

こちらとしては、慢性的な頭痛治療をしたいと考えているのに、急性頭痛がないかどうかを主眼に置かれてしまうケースが多いです。

実際のところ、片頭痛なんてたいしたことないと考えているような脳外科に、多いような気がしています。

私も高いお金だけ取られて、何の治療にもつながらず絶望したことが2回もあります。そりゃ、頭痛治療よりも命が最優先という理屈はわかりますが。

感想

片頭痛に悩んでいる人が頭痛外来を受診しても、緊張型頭痛だと誤診されるケースが多いです。自分が片頭痛であることに気づかないと、片頭痛を悪化させてしまいがちです。

片頭痛は悪化させてから治療してもなかなか良くならないので、早めに片頭痛であることを診断してもらうことが重要です。

個人的には片頭痛治療を行っている病院で、先生が片頭痛持ちであると確実です。正しい頭痛診断をしてもらえる病院を探すことが大切です。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
詳細プロフィール

メインカテゴリ