学校給食で牛乳が出る理由
学校給食で牛乳が出る理由を知っていますか?
学校給食法施行規則
学校給食法の施行規則の第一条で、どんな種類の学校給食でも牛乳(ミルク)が出るように定められているからです。
「完全給食とは、給食内容がパン又は米飯(これらに準ずる小麦粉食品、米加工食品その他の食品を含む。)、ミルク及びおかずである給食をいう。」
「補食給食とは、完全給食以外の給食で、給食内容がミルク及びおかず等である給食をいう」
「ミルク給食とは、給食内容がミルクのみである給食をいう。」
つまり、牛乳が出ない給食は給食ではないとなっているわけです。そのため、米飯でも牛乳が出るわけです。
*多くの学校給食は完全給食ですが、補食給食、ミルク給食の学校もあります
学校給食実施基準
学校給食実施基準で、カルシウムを一定以上摂取するように定められています(年齢に応じて290~450mg)。
学校給食実施基準の一部改正でも、カルシウムの食事摂取基準の推奨量の50%を基準値としており、カルシウム摂取に効果的である牛乳等についての使用に配慮するように記載されています。
「学校給食のない日はカルシウム不足が顕著であり、カルシウム摂取に効果的である牛乳等についての使用に配慮すること。なお、家庭の食事においてカルシウムの摂取が不足している地域にあっては、積極的に牛乳、調理用牛乳、乳製品、小魚等についての使用に配慮すること。」
カルシウム摂取の基準を満たすためには、牛乳を採用するのがコスパが良かったというのも理由です(最近は乳製品も値上がりしていますが)。
感想
学校給食で牛乳が出るのは、学校給食実施基準、学校給食法施行規則で定められているからです。
私は乳製品アレルギーなので、学校給食で牛乳が出るのは本当にきつかったです。当時はアレルギーなんて概念は皆無なので、嫌いでも飲まなければいけなかったのです。
今はアレルギーがあれば、牛乳は飲まなくていい飲んでいい時代だなと思います。