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無党派、無党派層の違いとは?無党派層の割合、投票先

2023年07月20日 更新2023年07月20日 公開

選挙シーズンになると、無党派、無党派層という言葉をよく聞きます。無党派、無党派層の違いとは何でしょうか?また、無党派層の割合、投票先などもご紹介します。

無党派層とは

無党派層とは、支持する政党を持たない人々のことを意味します。政党支持なし層とも呼ばれています。

といったように、無党派層にもいろんな種類があります。無党派層だからといって、政治に無関心とは限らないのです。

無党派とは

無党派とは、「どの政党にも所属していない人」、もしくは、「どの政党も支持していない人」のことを意味します。無党派層の意味合いも含まれていることに注意してください。

どの政党にも所属していない無党派=完全無所属」と考えてください。

無党派層の投票先

無党派層の投票先は、毎回の選挙で変わります。衆議院選挙、参議院選挙での政党別投票数や、選挙での出口調査の動向を分析することで、無党派層の投票先をある程度知ることができます。

ただし、本当の無党派層なのかどうかは、その人の心の中でしかわかりません。特定の政党や政治家に投票しているので、本当の無党派層かどうか把握する方法がないからです。なので、おおよその投票先と考えておくといいでしょう。

無党派層の割合

無党派層の割合は世論調査の結果によって、パーセンテージがかなり異なります。そのため、平均割合を出すのは難しいところですが、2023年7月現在だと30~50%の範囲内で、実際には40~50%くらいの人が、無党派層なのではと思います。

また、年齢が若いほど無党派層の割合は増え、年齢が高くなるほど無党派層の割合は低くなる傾向にあります。

ちなみに、1960年代の無党派層は10%程度、1970~1990年にかけて20%から30%になったと言われており、無党派層の割合が年々増えていることがわかります。

無党派層のメリット、デメリット

無党派層であるデメリットとしては、選挙の雰囲気で投票をしてしまうこと、選挙によっては投票しないことなどが挙げられるかなと思います。

ただ、無党派層であるメリットもあります。それは、特定の政党や政治家にとらわれないため、選挙ごとに一番正しい政策をしている政党、政治家を選ぶことが可能です。

無党派層が毎回選挙に行くのであれば、無党派層であることはデメリットではないと私は思っています。無党派層が投票に行くことで、組織票に強い政党が相対的に弱くなるからです。

無党派層の割合が一番多いので、無党派層が毎回選挙に行けば、与党も無党派層に向けた政治をしなければいけません。組織票の人だけの政治をしていては、野党になってしまうからです。

私は日本維新の会に所属しているので、個人的には日本維新の会を応援してほしくはありますが、無党派層であることは問題ないと思っています。

無党派層に強い政治家

無党派層に強い政治家は、小泉純一郎さん、橋下徹さん、吉村洋文さんだと個人的に思っています。

小泉純一郎の郵政民営化を、YesかNoかで国民を巻き込んだのはすごいなと思います。橋下徹さんも大阪都構想を武器に、大阪府民を巻き込んでいきました。

吉村洋文さんはちょっと2人とは違いますが、しっかり政治に取り組むことで、大阪府民から圧倒的な人気を獲得しています。地方の実績をベースに、全国展開をしていくのは新しい政治のあり方だと思っています。

そして、これからは無党派層に強い政治家というのが、日本の政治を変えるポイントになると思っています。組織票頼みの政治家ではなく、無党派層にも指示される政治家になることが大切です。がんばらないと。

感想

最近の選挙では、無党派層が重視されています。私が所属する日本維新の会も、無党派層からの支持がなければ、選挙で勝つことは難しい政党となっています。

ただ、現状の日本だと無党派層に投票に行かれると困るので、投票に行きにくい仕組みにあえてしているように感じます。

早くネット投票を解禁して、無党派層の人も気軽に投票に行ける世界にしていきたいです。政治がもっと身近になりますように。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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