浮動票、固定票とは?選挙を左右する浮動票の特徴
選挙の季節になると、浮動票や固定票という言葉をよく聞きます。浮動票、固定票の意味とは何でしょうか?また、選挙の結果を左右する浮動票の特徴もご紹介します。
浮動票とは
浮動票(ふどうひょう)とは、選挙のときに投票する決まった政党や候補者が、決まっていない票のことを意味します。無党派層が持つ票です。
前回の選挙では自民党に投票をしたけれど、今回の選挙では日本維新の会に投票をしたという場合が、浮動票に該当します。
浮動票の人は、天気や気分によって、投票したり、投票しなかったりする傾向があります。票読みがしづらい票となっています。
固定票とは
固定票(こていひょう)とは、どの選挙でも同じ政党や候補者に投票する票のことを意味します。組織票は固定票の一種で、不動票とも呼ばれます。浮動票の反対語となります。
前回の選挙でも日本維新の会、今回の選挙でも日本維新の会、いつでも日本維新の会に投票するような場合が、固定票に該当します。
固定票の人は、天気や気分に関係なく、投票をする傾向があります。票読みがしやすい票となっています。
浮動票の特徴
投票率が高いと浮動票が増える
「雨の日は投票率が下がる」
と言われています。雨のように外出したくない天候になると、浮動票の人が投票に行かなくなる傾向があるからです。そのため、投票率が高くなると、浮動票は多くなると言われています。
浮動票が増えると、組織票は弱くなる
浮動票が増えると全体の票数が多くなるので、組織票は相対的に弱くなります。組織票は固定票のため、票数が多くても少なくても変わらないからです。
2023年7月現在の日本だと、組織票で一番強いのは自民党でしょう。浮動票が増えると、組織票に強い自民党は選挙に弱くなる傾向があります。
そのため、選挙に行かない人が投票するのが大事だと言われているわけです。私たちの一票は、それだけ強力な力を持っているわけです。今の政治に不満がある人ほど、投票に行くべしなのです。
感想
浮動票は選挙を左右する票となっています。現在の日本は浮動票が少ないので、組織票が強い自民党が強くなっています。
逮捕されたガーシーの当選も、浮動票の強さがあったからこそ当選できました。ガーシーが議員になるべきだったか問題は置いておいても、若い人が選挙に興味を持ってくれたことは良かったなと感じました。
そして、浮動票の強さが証明された当選だったと思います。私達の一票で何も変わらないと思いがちですが、実は強い力を持っているのです。
また、雨でも投票率を下げないようにするには、ネット投票の導入が必要です。ネット投票なら雨でも風でも、気軽に投票することができます。
それなのに、ネット投票できないようにしているのは、投票を面倒くさくさせて、浮動票の人を投票に行かせないためなんじゃないかと勘ぐっています。
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