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仕事ができる人はいつも即レス?返答が必要な質問に対するレスポンスの早さのほうが大事な件

2022年07月04日 更新2022年07月04日 公開

仕事ができる人は即レスだと言われています。即レスだと、仕事がスムーズに進みやすいケースも多いので、ありがたいことは事実です。

しかし、仕事ができる人はいつも即レスなのでしょうか?ビジネスではいつも即レスするよりも、返答が必要な質問に対するレスポンスの早さが大事だと思う件をお伝えします。

仕事ができる人は即レスとは限らない

「仕事ができる人は即レス」

だとよくネットニュースで見かけます。でも、これって本当なのでしょうか?私の周りにも仕事ができる人はたくさんいますが、いつも即レスするとは限りません。

それに、仕事ができる人は偉くなりやすいので、偉くなるにつれて即レスが減ることのほうが多いです。例えば、上場企業の社長であれば、日々の会議やら分刻みのスケジュールで、即レスすることが物理的に難しくなりますよね。

また、テレビによく出る有名ビジネスマンも、テレビに出ている間は即レスできなくなります。テレビ中に即レスしてたら、それはやばい人ですよねw

つまり「即レス=できるビジネスマン」という公式などないのです。むしろ、この考え方だと、即レスできる人のほうが仕事ができない人だと思えてきませんか?

よって「即レス=仕事ができる人」という公式が間違いだとわかるはずです。

24時間365日即レスするのは不可能

そもそも、24時間365日即レスするのは不可能です。なぜなら、どれだけ仕事ができる人でも、眠る時間が必要だからです。

あなたが睡眠時間を必要としない最強ワーカーホリックなら、24時間365日即レスすることは可能かもしれません。

でも、睡眠を必要とする人間には無理なことなのです。無理なことは無理なのです。無理なことを当たり前だと考えるから、そこに矛盾が生じるわけです。

即レスは常に必要ではない

当日中に対応しなければいけない緊急案件であれば、即レスが必須になるケースもあります。しかし、多くの仕事は当日中に対応しなければいけないものではありません。

締切までに余裕があれば、即レスしなくても大丈夫な仕事ばかりなのです。即レスは常に必要なわけではないことが、おわかりいただけたかと思います。

返答が必要な質問に対するレスポンスの早さが大事

実際のところ、即レスよりも大事なことがあります。返答が必要な質問に対するレスポンスの早さです。返答が必要な質問に対しては、なるべく早くレスポンスをすることが大事なのです。

返答が必要な最初の質問に対する返答をしたら、返答が終わるわけではないことにも注意しましょう。返答が必要な最初の質問に対する回答が終わっても、返答が必要な次の質問が来たら、次の回答をしなければいけないのです。

返答が必要な質問が続く限りは、レスポンスの早さが重要となるわけです。私がこのことに気づいたのは、ある問い合わせをしたときのことです。こちらから金曜日に電話連絡をし、

「担当の方より電話するように手配をします。土日はお休みなので、連絡は週明けになるかと思います。」

と言われたので1週間待ってみました。しかし、翌週の金曜日になったのに連絡は来ません。「週明けとはいつ…」と思いつつも、リマインド電話をしたら、ようやく連絡が来ました。

電話をするとその人は悪い人ではなく、むしろいい人でした。ただ、このレスがなかった1件があったので、その人のことをレスが遅い人、レスをしない人だと警戒する自分がいましたw警戒をしているせいか、質問に対するレスがないと

「本当に対応しているのかな?」

と不安になってしまいます。レスが1週間ほどないと、こちらからリマインド連絡するようになったほどです。もちろん、確認に時間がかかるのはわかりますが、

「確認いたしますので、数日ほど連絡をお待ち下さい」

と一言があれば不安になりません。たかがレス、されどレスなのです。レス1つで仕事が評価されたり、されなくなったりするのです。ほんと世の中の評価ってささいなことなんです。

返答が必要な質問かどうかを見極めよう

「できるビジネスマンは即レス」
「できるビジネスマンはレスポンスが早い」

と思われがちなのは、返答が必要な質問に対するレスポンスが早いからだと思います。返答が欲しい質問に対してレスポンスを早くするから、仕事ができる人だと思われやすいわけです。何でも早ければいいわけではないのです。

なので、仕事をするうえで重要なのは「返答が必要な質問かどうかを見極める」ことです。返答が必要じゃなくなるまで、返答が必要な質問ではないかを考えましょう!そして、返答が必要な質問に対しては、早めに返答をすることを心がけましょう。

答えを出すことは返答ではない

返答が必要な質問に対して答えを出すまで、調査や分析に数日以上時間がかかることもあります。このような場合、

「調査に時間がかかるので、返答するまで数日ほどお待ち下さい。」
「分析作業が必要のため、○日を目安にご連絡します。」

というように、答えが出るまでに時間がかかることを早めに伝えてください。完璧な答えを出すまで回答をしてはいけないと考えていると、相手は質問に気づいているかどうかも不安になってしまいます。

いつまでに答えが出るかの目安がわかれば、安心して待つことができます。なので、答えを出すまでに時間がかかる場合は、時間がかかる旨を先に伝えるようにしてください。答えを出すことは返答ではないのです。返答をすることが返答なのです。

信頼関係が築けても返答が大事

一緒に何度も仕事をして信頼関係が築けるようになっていても、回答が必要な質問に対して返答することは重要です。返答が必要でないものは、連絡なしでもあうんの呼吸でやれます。

しかし、返答してほしい質問に対しては、返答を早くしてあげるべきなのです。何度も一緒に仕事をしているから「わかってくれるだろう」と返答をおろそかにすると、いずれ仕事を失うことになるので注意しましょう。

感想

即レスが評価される風潮があるのは「なぜだろう?」とずっと思っていました。でもそれは、返答が必要な質問に対するレスポンスが早いから、仕事ができる人だと思われるわけです。

「即レス=仕事ができる」
「レスポンスの速さ=仕事ができる」

という間違った公式は捨ててしまうことが大事です。それよりも、返答が必要な質問に対するレスポンスの早さを大事にしましょう。

あと、即レスは最高の手段のように最初は思えるかもしれませんが、常に即レスだとお互いが疲れてしまいます。テレワークになってから即レスを求められやすくなったので、テレワーク疲れをしている人も多いことからもわかります。即レスって疲れるんです。

それに恋愛でも同じです。LINEの既読がすぐにつかないと「浮気しているかも?」と疑われたり、即レスが来ないと「好きじゃない」と思われたりするような関係では疲れてしまいますよね。

即レスを当たり前のように求められると、自分も疲れるし、相手も疲れるよ。最初は即レスする関係でもいいかもしれませんが、常に即レスする関係だと長く続かないのでご注意を。以下のページも参考にしてください。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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