電子書籍のメリット、デメリット
電子書籍のメリット、デメリットをお伝えします。電子書籍はとても便利で、紙の本にはない魅力があります。
電子書籍のメリット
テキスト化しやすい
電子書籍(Kindle)だとハイライト(マーカー)した部分を、テキスト化することが可能な本があります。自分の勉強用に本をまとめることが好きなので、ハイライト機能はとても助かりました。
本を手打ちするのって、意外と大変なんですよね。でも、電子書籍だとテキスト化しやすいので、非常に作業効率も高まるのです。
ブログとか読書まとめしている人なら、このありがたみはわかると思います。ただ、一部テキスト化できない本もあります。
こればかりは、著作権の問題なので仕方ないです。今思えば、電子書籍を使うようになった一番の理由は、テキスト化しやすいことですね。
軽さ
電子書籍のメリットは「軽さ」です。本好きな人や資料として、本をたくさん持ち歩く人には、この「軽さ」が魅力かなと思います。
ビジネス書も1冊ならそんなに重くないですが、何冊もバッグに入れるとやっぱり重いんですよね。バッグもパンパンになるし、見栄えも悪いです。でも、電子書籍なら何十冊持っていっても、電子書籍の本体だけの重さでOKなのです。
移動中での読みやすさ
移動中での「読みやすさ」も、電子書籍のメリットです。特に東京の鬼のような通勤電車では、紙の本を取り出して読むことはかなり難しいです。
でも、電子書籍なら本体が軽いので、非常に読みやすいのです。また、Kindleならアプリもあるので、スマホから電子書籍を読むこともできます。これは紙の本にはない魅力です。
書籍内のテキスト検索しやすい
電子書籍はテキスト化されたデータなので、書籍内のテキスト検索がしやすいです。本によっては、テキスト検索とか許可されていないケースもありますが、キーワードで必要な情報を探しやすいというのは、電子書籍の強いメリットですね。
すぐに本が買える
ネットワーク環境さえあれば、すぐに本が買えるのも魅力ですよね。読みたい本を読みたいときに買えるのは、電子書籍ならではの魅力です。
在庫切れがない
在庫切れがないのも、電子書籍の魅力ですよね。紙の本だとAmazonでも在庫切れしているときもあるし、リアル書店だと、欲しい本が置いていないということもよくあります。
紙の本より安い
Kindleに関しては、紙の本より電子書籍の方が安いことが多いです。安く本を入手したいのであれば、電子書籍の方が有利ですね。
電子書籍のデメリット
情報を共有しにくい
電子書籍の最大のデメリットは、情報を共有しにくいことだと考えています。紙の本なら「50ページだよ」と言えばいいのですが、電子書籍はそういうわけにはいきません。
表示ページはありますが、拡大倍率によってページ数は変わるし、電子書籍の種類によっても、表示ページは変わってしまいます。本を題材とした読書会、輪読会などで、電子書籍はわりと使いにくいんですよね。
また、ブログとか論文とかでも本を引用したりするときに、「50ページ」と明記しにくいのもやっぱり弱点だと思います。私は覚えたい言葉とか引用したページをメモして、該当箇所を明確化したタイプなので、やはりこれは重要な問題なのです。
パラパラめくりにくい
電子書籍もパラパラ感はあるのですが、紙の書籍のあのパラパラ感には到底及びません。パラパラめくりにくいので、速読にあまり向いていないなと思います。
また、パラパラめくりにくいので「あのページどこだっけ?」と該当ページを探すときに、結構時間がかかってしまうのです。
「100ページを見る→50ページに戻る→目次を見る→300ページを見る」というような紙の本ならではのパラパラめくりに、電子書籍はめっぽう弱いのです。これが結構ストレスなんですよね。
特に技術系の本を読んでいるときに、ストレスを感じます。電子書籍が3D表示になるまでは、電子書籍の課題になるかなと思います。
情報を書き込みにくい
電子書籍でもハイライトやメモすることは可能ですが、ある程度フォーマットが決まってしまっているので、紙の本ほど自由に情報を書き込むことができません。
これが意外とストレスなんですよね。文字だけでなく、図を書きたいときとかもあったりするのです。また、これらの情報を、すぐに確認しづらい傾向にもあるのです。
型がハマっていることには電子書籍は強いのですが、こういう自由な表現にはめっぽう弱いのです。
開きっぱなしで机に置けない
紙の本だと開きっぱなしで、机に置いておくことができます。もちろん、電子書籍でも同じページを開きっぱなしにできるのですが、電池が切れてしまいます。
ふとした瞬間に、本の文字が目に入ることで気づくこともあるのですが、電子書籍だとそれがないんですよね。
紙の本より発売日が遅れがち
電子書籍は電子化する手間がありますし、リアル書店への出版業界の忖度もあるので、紙の本より発売日が遅れがちです。
私はキングダムというマンガだけはKindleで読んでいるのですが、最初の頃なんて1巻遅れでしたからね。マンガなんて電子化すること少ないのに…今だと1ヶ月遅れくらいですが、それでも発売日が遅れがちになるのは、ちょっといただけないですね。
読みたいときに電池がなくなりがち
電子書籍って、読みたいときに電池がなくなりがちです。スマホよりは圧倒的に電池の持ちはいいのですが、毎度充電しているわけでもないし、ある程度の期間放置していると、電池が自然となくなっていて、すぐ読めないのです。
電子化されていない本も多い
電子化されていない本も多いです。昔の本だと紙の本しかないというケースも多いのです。
電子書籍サービスがなくなったら終わり
電子書籍サービスがなくなったら終わり問題もあります。紙の本でも燃えたら終わりですが。完全なものなんてないんですよね。
「紙の本にする理由は?電子書籍と紙の本はうまく使い分けることが大切」も参考にしてください。