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電子書籍のメリット、デメリット

2023年07月11日 更新2023年07月11日 公開

電子書籍のメリット、デメリットをお伝えします。電子書籍はとても便利で、紙の本にはない魅力があります。

電子書籍のメリット

テキスト化しやすい

電子書籍(Kindle)だとハイライト(マーカー)した部分を、テキスト化することが可能な本があります。自分の勉強用に本をまとめることが好きなので、ハイライト機能はとても助かりました。

本を手打ちするのって、意外と大変なんですよね。でも、電子書籍だとテキスト化しやすいので、非常に作業効率も高まるのです。

ブログとか読書まとめしている人なら、このありがたみはわかると思います。ただ、一部テキスト化できない本もあります。

こればかりは、著作権の問題なので仕方ないです。今思えば、電子書籍を使うようになった一番の理由は、テキスト化しやすいことですね。

軽さ

電子書籍のメリットは「軽さ」です。本好きな人や資料として、本をたくさん持ち歩く人には、この「軽さ」が魅力かなと思います。

ビジネス書も1冊ならそんなに重くないですが、何冊もバッグに入れるとやっぱり重いんですよね。バッグもパンパンになるし、見栄えも悪いです。でも、電子書籍なら何十冊持っていっても、電子書籍の本体だけの重さでOKなのです。

移動中での読みやすさ

移動中での「読みやすさ」も、電子書籍のメリットです。特に東京の鬼のような通勤電車では、紙の本を取り出して読むことはかなり難しいです。

でも、電子書籍なら本体が軽いので、非常に読みやすいのです。また、Kindleならアプリもあるので、スマホから電子書籍を読むこともできます。これは紙の本にはない魅力です。

書籍内のテキスト検索しやすい

電子書籍はテキスト化されたデータなので、書籍内のテキスト検索がしやすいです。本によっては、テキスト検索とか許可されていないケースもありますが、キーワードで必要な情報を探しやすいというのは、電子書籍の強いメリットですね。

すぐに本が買える

ネットワーク環境さえあれば、すぐに本が買えるのも魅力ですよね。読みたい本を読みたいときに買えるのは、電子書籍ならではの魅力です。

在庫切れがない

在庫切れがないのも、電子書籍の魅力ですよね。紙の本だとAmazonでも在庫切れしているときもあるし、リアル書店だと、欲しい本が置いていないということもよくあります。

紙の本より安い

Kindleに関しては、紙の本より電子書籍の方が安いことが多いです。安く本を入手したいのであれば、電子書籍の方が有利ですね。

電子書籍のデメリット

情報を共有しにくい

電子書籍の最大のデメリットは、情報を共有しにくいことだと考えています。紙の本なら「50ページだよ」と言えばいいのですが、電子書籍はそういうわけにはいきません。

表示ページはありますが、拡大倍率によってページ数は変わるし、電子書籍の種類によっても、表示ページは変わってしまいます。本を題材とした読書会、輪読会などで、電子書籍はわりと使いにくいんですよね。

また、ブログとか論文とかでも本を引用したりするときに、「50ページ」と明記しにくいのもやっぱり弱点だと思います。私は覚えたい言葉とか引用したページをメモして、該当箇所を明確化したタイプなので、やはりこれは重要な問題なのです。

パラパラめくりにくい

電子書籍もパラパラ感はあるのですが、紙の書籍のあのパラパラ感には到底及びません。パラパラめくりにくいので、速読にあまり向いていないなと思います。

また、パラパラめくりにくいので「あのページどこだっけ?」と該当ページを探すときに、結構時間がかかってしまうのです。

「100ページを見る→50ページに戻る→目次を見る→300ページを見る」というような紙の本ならではのパラパラめくりに、電子書籍はめっぽう弱いのです。これが結構ストレスなんですよね。

特に技術系の本を読んでいるときに、ストレスを感じます。電子書籍が3D表示になるまでは、電子書籍の課題になるかなと思います。

情報を書き込みにくい

電子書籍でもハイライトやメモすることは可能ですが、ある程度フォーマットが決まってしまっているので、紙の本ほど自由に情報を書き込むことができません。

これが意外とストレスなんですよね。文字だけでなく、図を書きたいときとかもあったりするのです。また、これらの情報を、すぐに確認しづらい傾向にもあるのです。

型がハマっていることには電子書籍は強いのですが、こういう自由な表現にはめっぽう弱いのです。

開きっぱなしで机に置けない

紙の本だと開きっぱなしで、机に置いておくことができます。もちろん、電子書籍でも同じページを開きっぱなしにできるのですが、電池が切れてしまいます。

ふとした瞬間に、本の文字が目に入ることで気づくこともあるのですが、電子書籍だとそれがないんですよね。

紙の本より発売日が遅れがち

電子書籍は電子化する手間がありますし、リアル書店への出版業界の忖度もあるので、紙の本より発売日が遅れがちです。

私はキングダムというマンガだけはKindleで読んでいるのですが、最初の頃なんて1巻遅れでしたからね。マンガなんて電子化すること少ないのに…今だと1ヶ月遅れくらいですが、それでも発売日が遅れがちになるのは、ちょっといただけないですね。

読みたいときに電池がなくなりがち

電子書籍って、読みたいときに電池がなくなりがちです。スマホよりは圧倒的に電池の持ちはいいのですが、毎度充電しているわけでもないし、ある程度の期間放置していると、電池が自然となくなっていて、すぐ読めないのです。

電子化されていない本も多い

電子化されていない本も多いです。昔の本だと紙の本しかないというケースも多いのです。

電子書籍サービスがなくなったら終わり

電子書籍サービスがなくなったら終わり問題もあります。紙の本でも燃えたら終わりですが。完全なものなんてないんですよね。

紙の本にする理由は?電子書籍と紙の本はうまく使い分けることが大切」も参考にしてください。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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