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100個のうち99個が正しくても、1個の過ちで全部ダメになることもあるから、100%正しく生きよう

2021年10月20日 更新2021年10月20日 公開

100個のうち99個が正しくても、たった1個の過ちで全部ダメになることもあるから、100%正しく生きような件をお伝えします。

やり直しがきく過ちならいいんだ。でも、現在の社会でやり直しができない過ちもあるから、過ちを犯さないことが大事なのです。これは過ちを犯しがちな自分への戒めである。

1個でも過ちがあると、全部間違いになるリスクがある

「百の中で九十九の正当が行われても、只一つの不正当があると、その九十九の正当迄が無為無効に終わるという怖れ(中村天風、真人生の探求p234)」

100個のうち99個が正しくても、たった1個でも過ちを犯すと、これまでの99個の正しさが無意味になってしまうリスクがあります。

例えば、人間で言うなら殺人ですよね。これまで人を傷つけたことがなかった優しいとされていた人でも、殺人をすれば、これまでの優しさは全否定されることになります。むしろ、その優しさが狂気だと思われます。

また、食生活でも健康になるものばかり食べていても、たった1個でも毒を食べれば不健康になってしまいます。始皇帝も当時は不老不死と考えられていた水銀を食べた結果、寿命を縮めたそうです。

人間関係も同じです。たった一言で、これまでの人間関係が壊れてしまうことがあります。たった1個の過ちで、すべてが間違ったことにされてしまうリスクがあるわけです。

正しく生きたいと願うなら、100%正しくあろう

なので、正しく生きたいと願うなら、100%正しくあるべきだということです。これまでは、99個正しいことをしていたら、「これくらいのズルはいいだろう」と思うこともありました。というか、自分さえよければ、良いというタイプでしたが…

でも、それで痛い目を見たので、これからは「100%正しくあろう」と思いました。どんな理不尽なことをされて、心がボッキボキに折られていようが、自分だけは正しくありたいのです。そうすれば、いずれいいことあるさ。

現代は過去の過ちを許さないので、正しさを貫くことが重要

現代のマスコミを見ればわかると思いますが、現代は過去の過ちを許してくれない、とてつもない時代に突入しました。

いつまでも過去の過ちばかり見て、現在を見ようとしないのです。反省も許さないのです。芸能ニュースのヤフコメなんてひどいものですよね。

それくらい現代人の心というものは、自分の過ちは置いといて、人の過ちは許せないものになっているのです。こんなこと書いている自分も、人の過ちは許せないことがよくあります。それだけ、過ちを許容できない社会になっているのです。

だからこそ、正しさを貫くことが昔よりも重要な時代になっているのです。というか、正しさを貫くことが本当は重要だって、みんなわかっているのかもしれません。

だから、自分ができていないことは置いといて、間違った人を攻撃し続けているのかもしれませんね。

過ちを犯したら、一生ダメ人間じゃない

だからといって、人は過ちを犯してしまいがちな生き物でもあります。特に、正しさというものを知るまでは、知らずに過ちを犯してしまうこともあります。

立ち直る方法だって、わからないときもあります。でも、それは正しく生きることを教える幸運の試練なのだと思います。

だから、過去に過ちを一度でも犯したら、一生ダメな人間なんてことはありません。これから正しく生きればいいのです。過去の過ちはしっかり反省して、立ち直ればいいのです。自分が一生ダメ人間だなんて思わないことが大事です。

そして、世のため人のために生きられるような人間になればいいのです。それが一番の罪滅ぼしともなります。だからこそ、過ちを犯してしまったとしても、過ちを許せるような社会であってほしいです。

じゃないと、救われない人が増えてしまうから。許容範囲が広い社会じゃないと、自分さえも生きづらくなりますぜ。今の社会は、自分で自分の首を締めているのです。

また、清廉潔白で生きたいと願えども、清廉潔白で生きられないときもあるものです。そんなダークサイドに堕ちてしまったときでも、立ち直れる瞬間はきます。

そのときに、立ち直ろうとしている人を、叩き潰すような社会にだけではならないでほしい。手を差し伸べる社会であってほしい。

人間には必ず変われるタイミングがあるのです。それでも変われない人はいるけど、それはそれで仕方ない。本当は誰もが立ち直れるはずの運命を、自分から手放しているだけなのです。だから、せめて自分だけは正しくあろうね。立ち直ろうね。

感想

100個のうち99個が正しくても、1個でも間違ったことをすると、全部間違いになってしまうことがあります。

そんなリスクがあるからこそ、正しさを知った今ならば、1個でも間違ったことをしないように、自分だけは、100%正しさを貫いて生きていこうと思いました。

「これくらいの悪さやズルくらいいいだろう」

と思って、正しくない間違ったことをした結果、自分に大ブーメランが返ってきた、アホな自分への戒めでもあります。

悪いことは悪い。正しいことは正しい。正しさを人に押し付ける気はもうなくなったけど、自分だけは清廉潔白でありたい。

これまで間違ったことばかりの悪い人間だったけど、これからは正しく生きていくよ。周りが間違えだらけだろうと、自分だけは正しく進みます。

「自から省みて疚ましからずんば、千万人と雖も、吾れ行かん」

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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