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自分の意見が正しいのではなく、正しい意見が正しい

2023年05月09日 更新2020年04月22日 公開

自分という人間は自分にとっての主人公なので、自分の意見が一番正しいと思うのが普通です。若い頃の私も、自分が一番正しいと思うことが多かったです。

でも、正しくない意見をさも正しいかのように押し通す人と仕事をする機会があって、こう思いました。自分の意見が正しいのではなく、正しい意見が正しいのだと。

自分の意見なら正しいは真理ではない

人生において自分が主人公というのは真理だと思います。でも、いくら主人公だとしても、自分の意見なら何でも正しいのでしょうか?

「人を殺しても、何の罪にもなりません」
「人を騙しても、自分だけよければいいです」

なんて言われたら正しいと思いますか?正しくないですよね。自分の意見なら必ずしも正しいというわけではないのです。

世間が正しいというのも真理ではない

自分の意見が正しいと主張する人は

「一般的には○○だ」
「世間では○○が普通だ」

と言いがちです。でも、世間が必ずしも正しいのでしょうか?

例えば、江戸時代であれば武士は町民に無礼があれば、叩き斬ることができました。その当時では問題なかったかも知れませんが、現代でそれをやったら問題ありありですよね。

つまり、世間が正しいというのは、その時々によって変わるのです。世間が正しいというのは、普遍的に正しいというものではないのです。これはその時々の社会が、円滑に進むための倫理的ルールに過ぎないのです。

このように、自分の意見や世間の意見が正しいと主張する人は、何が正しいのかちゃんと考えていない気がします。自分や世間の間違った考えでも、正しいと思い違いをしていて、正しいと思いこんでいるだけなのです。

正しい意見が正しいが真理

上記のことから「自分の意見や世間の意見が正しい」というのは、必ずしも正ではないことが理解してもらえたかと思います。厳密には「正しい意見が正しい」が真理なのです。

現代社会では正しい意見を貫くことで反発されたり、軋轢を感じたりすることは多いです。でも、正しい意見はどうやったって正しいのです。

昔のことわざにも「自ら省みて直くんば、千万人といえど我れ往かん」というものがあります。仮に世間みんなが間違っていると言ったって、正しい意見は1人しか主張しなくたって正しいんです。

正しい意見を考えるコツ

そうはいっても、いつも正しい意見を伝えられるとは限りません。自分が正しくないときでも、自分が主人公だから自分の意見は、絶対正しいと思いがちです。そこで、自分なりにも正しい意見を考えるコツを考えてみました。

本心良心は痛まないか

正しくない意見を伝えるときは、本心良心が痛むものです。自分に利益があるとしても、嘘をついたり、人を騙したりすると心が痛いですよね。心がやましい気持ちになりますよね。

でも、正しい意見は正しいので、意見を伝えて心が痛むことはないのです。正しい意見を伝えることで、反発を受けたことに傷ついたとしても、正しい意見であると確信しているので、心にやましさがないのです。

本心良心が痛む、心にやましさを感じるのであれば、正しい意見でない可能性が高いです。本心良心とは誠心誠意なのです。

世のため人のためになっているか

自分の意見が「世のため人のためになっているか」を考えてください。いつも、自分のことばかり考えていませんか?自分の利益ばかり考えていませんか?

あなたの意見が、自分のためだけの意見ではなく、世のため人のためになっている意見だと確信できるなら、正しい意見である確率は高いです。

正しい意見は軋轢を生みやすいので注意

ただし、正しい意見は軋轢を起こしてしまうことがあります。世のため人のためになる言動とは、厳しい言葉になってしまうことも多いからです。「大善は大悪に似たり」という言葉もあるくらいです。でも、軋轢を起こすことは、必ずしも悪いわけじゃないんです。

例えば、子供が悪いことをしていたら、子供が泣くとしても正しいことを教えないといけないですよね?泣かせたくないばかりに甘やかすと、将来困るのは子供ですよね。

なので、軋轢を起こすことが分かっていたとしても、正しい意見を伝えることが世のため人のためになるなら、やっぱり正しいんです。伝えないといけないことは、伝えないといけないと私は思うのです。時に辛いけれどね。

感想

「正しい意見」というのは、真理に気づかないと難しいものだと思います。真理に気づかないと、自分や世間がさも正しいように思ってしまうからです。だって、基準がないんだから、何が正しいかなんてわかるはずもありません。

でも、自分や世間の意見は、必ずしも正しいわけではないのです。正しい意見が絶対的に正しいのです。だからこそ、自分の意見が正しいかどうか、発言する前に考えてください。

・本心良心は痛まないか
・世のため人のためになっているか

どうかを。この2条件を満たしていれば正しい意見である確率は非常に高いです。正しくないことを、さも正しいようにしているこんな世の中だからこそ、自分だけは正しさを貫いて生きていきたいものですね。

私も自分が絶対に正しいだなんて、思わないようにします。正しい意見が正しいんだ!

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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