能登半島地震への武豊町派遣職員報告会
2024年03月26日 更新2024年03月26日 公開
能登半島地震への武豊町派遣職員報告会の内容をお伝えします。2024年3月26日に武豊町職員、議員に対して行われたものとなります。
石川県羽咋郡志賀町への住家の被害認定調査派遣
- 外観を見て被害を調査する業務
- 志賀町は能登半島で面積は約247平方キロメートルで武豊町の約9倍の広さ
- 志賀町は震度7、105人の被害
- り災証明書とは、災害により住家などに被害が生じた場合、申請に基づき町が被害状況の確認のため現地調査などを行い、確認できた被害について被害の程度を証明するもの。
- 一次調査は主に外観調査、不服があれば内部調査も含めた二次調査を行う。3月16日時点で13,500件の申請件数。
- り災証明書があるとさまざまな支援が受けられる(解体費用は公費負担など)。
- 基本は3人1組で調査を行う
- 他市町村との交流も大事。コミュニケーションがうまく取れないと、業務に支障をきたすことも。
七尾市の応急給水活動の報告
- 愛知県水道南部ブロック協議会の一員として七尾市に派遣(武豊町は給水車がないため、東海市と合同で活動)
- 町は給水車を持っていないことが多い
- 七尾市は面接318.3キロ平方メートルで武豊町の約12倍の広さ
- 給水人口46,348人で武豊町の約1.07倍で近い人口
- 市内に自己水と県水のエリアが混在
- 2024年2月9日時点で約57%が断水(約12,100戸)
- 漏水調査のため、水道管に水を流す必要がある
- 県水エリアでは、県の浄水場から水が来ないと調査ができないため、時間がかかっていた
- 活動場所は和倉温泉お祭り会館の駐車場で、4台程度の給水車が配置
- 固定タンクも設置し、24時間使用可能だが、夜中には水がない状況に。
- 主な作業は住民が持参したポリタンク、給水袋などに給水。固定タンクで給水する住民の補助、案内。車両の誘導など。
- 普通のペットボトルだと給水車からは入れられなかったので、固定タンクで入れてもらった。
- 東海市の給水車の容量は1,000リットル(1立方メートル)なので、朝の混雑時などは1時間程度でなくなってしまう
- 2,000~3000リットル、10,000リットルの給水車などもある。防災時には便利だが、平時は維持管理が大変。
- 武豊町が被災した場合、武豊町の職員だけでできることは限界がある。すぐに他市町村からの応援を受け入れられる体制を作ることが重要。
感想
実際に被災地に派遣された若手職員だからこそわかる、防災の必要性がわかるいい報告会でした。せっかくの良い資料だったので、武豊町ホームページに公開されるといいですね!