本心良心が傷まない正義の実行が大事!千万人が間違っていると言っても正義の道を歩こう!
自分のことばかり考えて悪いことをしていると、心が痛むことはありませんか?本心良心が傷まない正義の実行をすることが大切です。千万人から間違っていると言われても、自分の信じる正義の道を歩きましょう。
正義の実行とは
「本心良心に悖らぬことだけを標準として、行動すればそれでよい(中村天風、真人生の探求p168)」
正義の実行とは、本心良心が傷まないを基準に行動することです。正義に反することをすると、
「本当はこんなことしたくないな…」
「なんであんなひどいことしたんだろう…」
と思うことがありますよね。それは、正義を実行していないことを、自分の心はわかっています。本心良心は傷んでいるのです。だから、本心良心が傷まない正義の実行のみを、実行することが大事なのです。
誰にでも本心良心はある
「本心良心はだれにもある。極言すればどんな悪人にもある。すぐ分ることだが、何か道ならぬことをしたり、人にすまないことを言ったりした時、何となく後ろめたく気咎めされるものを誰でも感ずる。それがつまり本心良心があるからである。だから何事でも、この本心良心の咎めを感じないことのみを、言行に表現するように心がけるのである。(中村天風、真人生の探求p169)」
「私には本心良心がない…」
と思う人もいるかもしれませんが、本心良心は誰にでもあります。どんな悪人にだって、サイコパスにだって、本心良心はあると思います。
だって、犯罪することが悪いことだってわかっているから、犯罪を隠そうとするわけです。それは、本心良心があるということです。
悪いことをしたり、人を傷つけるようなことを言ったりすると、なんとなく後ろめたく、気が引けるような気持ちを感じます。それは、誰にでも本心良心があるからなのです。
後悔しない人生になる
「世間にはよく自分のした行為や、言った言葉を後日に後悔したり、落胆したりしている人があるが、それというのも、詮じ詰めればその行為なり言葉が、本心良心に悖って行われたからである。ということだけ考えても、人生生活は、唯、正義一本で行わるべきこそ、何といっても現実の真の理想である。(中村天風、真人生の探求p169~170)」
本心良心が傷まないように生きれば、後悔することはなくなりますよ。世間には、自分が行った言葉をあとになって後悔したり、落ち込んだりする人がいますが、それは本心良心が痛むような行動をしたからです。
だからこそ、人生は正義のみで生きることが理想なのです。本心良心が傷まない正義のみを実行するべきなのです。
千万人が間違っていると言っても、正義を貫く
「自から省みて疚ましからずんば、千万人と雖も、吾れ行かん(中村天風、真人生の探求p169)」
「自分が正しいと思ったら、千万人が正しくないと言ったとしても私は行くのだ」
「本当の勇気とは何か?」という、孟子が孔子に質問したときの回答です。この言葉こそまさに、正義の実行を表している名言です。
間違っていることを正しいと思っている千万人の愚人が、あなたを間違っていると言ったとします。でも、本心良心が傷まない正義を確信しているのであれば、正義の道を歩いていけばいいのです。そうやって、革命は生まれていくのです。
感想
正義の実行を知らないと、本心良心が痛むような行動をしてしまいがちです。また、みんなが正しいといえば、間違っていることも正しいと思い込んでしまいがちです。
「自から省みて疚ましからずんば、千万人と雖も、吾れ行かん」
の言葉の通り、本心良心が傷まない正義の実行を貫くことが大事なのです。みんなが間違っていると言っても、自分が正しいと思えば、正しいと思う道を進めばいいだけなのです。