MENU

積極的?消極的?自分の心を客観的に観察して注意することで常に積極的であるように内省検討するべき理由

2020年10月07日 公開

何かを考えたり、思ったりするときに自分の心が積極的か消極的かどうか考えることはありますか?自分の心を客観的に観察して注意することで常に積極的であるように内省検討するべき理由をお伝えします。

内省検討とは

「何事か思うにつけまた考える時に、現在自分の思っていること、考えていることが、果して積極的か、それとも消極的かということを自己自身客観的に自己の心的態度を観察批判することなのである。 このことは、かりにも観念を積極的に集中しようと欲するものには、頗る重要な用意なのである。(中村天風、真人生の探求p158)」

内省検討とは、今自分が思っていることや考えていることが「積極的であるか」「消極的であるか」を自分で客観的に観察し批判することで、自分の心を積極的にしようとすることです。

中村天風氏も積極的な心を作ろうとするには、この内省検討が重要であると述べているほどです。内省検討を出来ている人というのは私も含め少ないように思います。多くの人が出来ていないからこそ実践するのが大事なのが内省検討なのです。

内省検討のやり方

「常に自分の心的態度を厳かに監視するという心組で、一切の事物事象に対応する時の、自己の心の中で行われる思考の状態を、果たしてこれでいいかどうかと、入念に考査しなければならない。 但しこの場合のいいか悪いかの決定目標は、思考に関する事実問題に対する理由の是非でないことは勿論なので、即ち、その事実に対応する心の態度が、積極的であれば則ち「是」、消極的であれば則ち「非」ということになるのである。そして、飽くまで、心を「是=積極的」状態で一切の事物事象に対応するよう、大いに努力の鞭撻を心に与えるべきである。(中村天風、真人生の探求p158~159)」

内省検討のやり方はとても簡単です。常に自分の心の態度を厳しく監視する気持ちで、全ての物事に対応するときに、自分の心の中で行われる思考の状態が「これで良いかどうか」としっかり考えるのです。

ただし、内省検討における「良い」「悪い」の定義は、思考する事実問題が「良い」「悪い」かどうかを考えることではありません。

思考する事実問題の「良い」「悪い」を考えるのではなく、その事実問題に対応する自分の心の態度が「積極的であればOK(良い)」であり、「消極的であればNG(悪い)」ということになります。

自分の心は常に積極的な状態で全ての物事に対応するように、自分の心を努力し励ますことなのです。常に積極的な良い心になるように自分の心を観察して、消極的な心であれば積極的な心になるように自分で自分の心を客観的に注意するのです。

自分の心だから観察も批判もしていない問題

「多くの場合、大抵の人は、自己の心の前に現れた事物事象に対し、何の分別するところなく、矢庭に慌てふためいて、取組んでしまう傾向がありはしないか?従って、その時の自分の心の状態などを観察しようともしない。(中村天風、真人生の探求p158)」

多くの人は自分の心の中に浮かんだことをそのまま取り組んでいると思います。自分の心に浮かぶことなので何の観察も批判もすることなく、消極的なことだとしてもそのまま取り組んでしまっているのです。

これが人の心であれば観察して批判もするのに、自分の心であるがゆえに何の疑いを持つこともありません。なので、自分の心の状態を観察することもないのです。

これは盲点ですよね。自分の心だから悪いことをしていても見逃してしまっているわけです。自分の心だからこそ客観的にしっかり観察し、注意することが必要なのです。

消極的なままでは正しい自己啓発なんて出来ない

「今自分が怖れを感じているとか、悲しんでいるとか、或は怒っているとかということを意識していながら、少しもそれを積極的の方面へ転換しようとさえしないという頗る念の入った笑止の人さえある。 然し、それをそれでよいとしていたなら、いつ迄たっても、正しい自己啓発ということは出来るものではない。(中村天風、真人生の探求p158)」

人によっては今自分が怖れている、悲しんでいる、怒っているというような消極的な心の状態を自分でわかっていながらも、その消極的になってしまった心を積極的な心に変えようとしない人もいるのです。ちょっと前までの私ですね。

しかし、自分の心が消極的になっていた場合でも、悪い出来事が起きてしまったから消極的な心のままでいいとしていたら、いつまでも自己啓発なんて出来ることはないのです。どうせ同じ生きるなら自己啓発したいよね。

内省検討は人生真理だと悟ろう

「真理に則って正しい向上への人生を建設しようとする者は、このように、自己の心の行う思考状態の客観的批判を、刹那刹那実行する位の余裕を心にもたして活きるのが、ほんとうに生活を味い得る貴重な人生真理だと悟らなければならない。そしてその余裕を現実に心に作ることを、常住の心がけとするべきである。(中村天風、真人生の探求p159)」

真理に従って正しく向上するような人生を送りたいと願うのであれば、自分の心の状態を客観的に注意することを、いつでもどんなときでも実行するくらいの心の余裕を持たして生きるべきです。

そして、常時内省検討できる心の余裕を現実化することを、常に心がけることが重要です。そうすればいつでもどこでも内省検討できるようになるはずです。

また、これが貴重な人生真理であることを悟りましょう。真理を教えてもらってもその真理を理解できたなら自分で悟ったと同じです。中村天風氏の教えがあれば自分で悟らなくても悟れるので本当にいい時代だなと思います!いつもありがとうございます!

感想

自分の心が常に積極的であるようにするには、客観的に自分の心を観察して自分の心が消極的にならないように注意することが必要です。

内省検討という考え方を知れば、自分の心が「良い状態(積極的)」か「悪い状態(消極的)」かどうかわかるようになってきます。

こうやって、少しずつ自分の心を観察していくことで、積極的な心というものは作っていけるのだと思います。内省検討を習慣化して積極的な心を作ってやりましょうよ!

メインカテゴリ