内省検討とは?自分の心が積極的かどうか分析しよう!
あなたは自分の心が、積極的か消極的かどうか分析していますか?内省検討をして、自分の心が積極的かどうか分析することが大事です。
内省検討とは
「何事か思うにつけまた考える時に、現在自分の思っていること、考えていることが、果して積極的か、それとも消極的かということを自己自身客観的に自己の心的態度を観察批判すること(中村天風、真人生の探求p158)」
内省検討とは、現在の自分が思っていることや考えていることが、「果たして積極的か」「それとも消極的か」ということを、客観的に観察することです。
ちなみに、内省(ないせい)とは、自分の考え、言葉、行動などを深くかえりみることです。リフレクション(reflection)や内観(ないかん)も同じ意味です。
「常に自分の心的態度を厳かに監視するという心組で、一切の事物事象に対応する時の、自己の心の中で行われる思考の状態を、果たしてこれでいいかどうかと、入念に考査しなければならない。
但しこの場合のいいか悪いかの決定目標は、思考に関する事実問題に対する理由の是非でないことは勿論なので、即ち、その事実に対応する心の態度が、積極的であれば則ち「是」、消極的であれば則ち「非」ということになるのである。そして、飽くまで、心を「是=積極的」状態で一切の事物事象に対応するよう、大いに努力の鞭撻を心に与えるべきである。(中村天風、真人生の探求p158~159)」
内省検討のやり方は、自分の心で考えることが積極的かどうかを、常にチェックすることです。積極的であればOKで、消極的であればNGとなります。最終的には、どんなことに対しても、積極的な心で対応できるようにしていきます。
心が正しいとは限らない
「自己の心の前に現れた事物事象に対し、何の分別するところなく、矢庭に慌てふためいて、取組んでしまう傾向がありはしないか?従って、その時の自分の心の状態などを観察しようともしない。(中村天風、真人生の探求p158)」
多くの人は、自分の心で考えることが正しいと考えています。自分の心の考えていることだから、その考えが間違っていると疑わないわけです。
そのため、心に消極的な感情が浮かんでしまったら、消極的な感情になってしまうわけです。でも本当は、常に積極的な感情でいることが正しいのです。
なので、消極的な感情が心に浮かんできたとしても、それは間違った感情だと内省検討することが大事になるわけです。
心に余裕を持たそう
「自己の心の行う思考状態の客観的批判を、刹那刹那実行する位の余裕を心にもたして活きるのが、ほんとうに生活を味い得る貴重な人生真理だと悟らなければならない。そしてその余裕を現実に心に作ることを、常住の心がけとするべきである。(中村天風、真人生の探求p159)」
内省検討を行うためには、心に余裕を持たせることが必要です。心の余裕を作ることを、常に心がけることが大切です。消極的な感情になるときって、大体心に余裕がないですよねw
感想
内省検討を徹底し、自分の心が積極的になっているか、常に分析することが大事です。そのためにも、心に余裕を持たせることを心がけます。